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PRESS RELEASE （サービス）

2015年3月4日
富士通株式会社

製造現場管理システム「GLOVIA ENTERPRISE MES」を新発売

各製造現場の実績情報をグローバルに共有し生産性を向上

背景

昨今、製造業では海外への事業拡大が加速しており、ものづくりにおいてはこれまで以上に品質（Quality）向上や、価格（Cost）低減、納期（Delivery）短縮などが求められています。このような中、これまで各工場では、独自に日々改善提案を行い生産性向上に取り組んできましたが、そのような現場の実績を工場間で標準化した情報として共有できていないケースが多くあります。

当社は、30年以上にわたり1,600本を超える製造現場に特化したシステム（MESパッケージシリーズ）を提供してきたノウハウをもとに、このたび、各工場の情報をグローバルに共有する機能を追加した新製品を開発し、国内外のものづくり強化を支援してまいります。

本製品の特長

1. 工場間の情報連携を可能とする製造実績の標準化

   セル生産や一個流し、ライン生産などの生産方式ごとに異なる製造実績の標準化を実現しています。これにより、各拠点や工場間での情報が統一され、それらを連携させることで他工場との比較が行えるため、ノウハウの継承や各工場の自律的改善が促進され、企業全体の生産性向上につながります。

2. 本社システムとの連携および見える化を実現

   拠点別生産性やライン別製造進捗などの現場情報と、本社のERPなどのシステムとを柔軟に連携させることで、経営層、管理者層、現場層などそれぞれの階層のニーズに応じた情報の見える化が可能です。これにより、課題を細分化させ本質的課題の抽出による具体的な改善指示や、急激に変化する市場に即した経営層からの迅速な現場コントロールが可能です。

3. 日本のものづくりのノウハウをシステム化

   日本のものづくりのノウハウである、部品を最適な時に必要分をラインに補充する自動補充指示のシステム化などを実現しています。これにより、工程進捗に合わせたラインへの部品補充作業や、出庫指示書・納品指示書の作成業務の効率化、および在庫適正化が図れます。

4. 品質情報管理によるトレーサビリティの実現

   製造現場における品質情報を細かく管理することで、製品の不具合から原因となる部品・部材を特定するほか、部品・部材の不備から影響を受ける製品を特定するといった2方向からのトレーサビリティを実現します。これにより、企業における品質管理にかかる負荷軽減と、影響範囲を絞ることによる迅速な対応が可能です。

なお、本製品は、株式会社富士通アドバンストエンジニアリング（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：上嶋裕和）が開発しました。

販売価格、および出荷時期

販売価格、および出荷時期

製品名		販売価格(税別)	出荷時期
FUJITSU Enterprise Application GLOVIA ENTERPRISE MES V1	基本管理（1SV 10UL）	200万円	2015年3月13日
	工程管理（1SV 10UL）	300万円
	在庫管理（1SV 10UL）	300万円

※工程管理および在庫管理の導入には、基本管理が必須となります。
※SVはサーバライセンス、ULはユーザライセンス数。

販売目標

3年間でサーバラインセンス150本。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 MES：

Manufacturing Execution System。

関連リンク

• FUJITSU Enterprise Application GLOVIA ENTERPRISE MES

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