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PRESS RELEASE

2015年2月24日
栃木県小山市
富士通株式会社

住民情報管理に富士通の自治体クラウドサービスを導入

TCO 2割、年間電力使用料金 3割削減

栃木県小山市(市長: 大久保 寿夫、以下、小山市)は、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 正已、以下、富士通)の自治体クラウドサービス「FUJITSU 自治体ソリューション INTERCOMMUNITY(インターコミュニティ)21統合型クラウド基盤」(以下、「INTERCOMMUNITY21統合型クラウド基盤」)の導入により、住民記録、税、国民健康保険などを管理する住民情報管理システムを刷新し、このたび、運用を開始しました。

小山市は、これにより、従来、住民情報管理業務を遂行するために市庁舎内に保有していたサーバなどの機器と、職員の大きな負担となっていた夜間のデータバックアップやシステムのレベルアップ、法定停電対応の業務などが不要となり、住民情報管理システムに係る5年間のTCO約2割と年間電力使用料金約3割を削減できると見込んでいます。また、サーバなどの機器を設置していた市庁舎内の約50平方メートルの部屋を、今後は会議室や事務室として活用し、市民向けサービスに取り組みます。

さらに、富士通の自治体クラウドサービスは、最先端のセキュリティと堅牢な設備を備え、災害対策サイトも完備された富士通のデータセンターで運用・監視され、小山市の業務を熟知した担当者が管理を行うため、住民情報管理のセキュリティと信頼性、業務継続性も強化しています。

小山市は、新しい住民情報管理システムを活用し、より安心安全な市民向けサービスを提供します。また、富士通は、今回の経験を活かし、自治体クラウドサービスによるICT環境の最適化と業務効率化を、全国の自治体に提案していきます。

背景

昨今の厳しい地域経済状況の中、小山市は「第6次小山市総合計画」、「小山市情報化基本計画」でICT活用による「新しいおやま」を掲げ、効率的な行政運営と市民サービスの向上を推進しています。従来は50以上の業務システムを利用して運営していた住民情報の管理を一本化し、システム導入・運用のコスト削減と、業務効率化による市民サービス向上を実現するため、富士通の自治体クラウドサービス導入を決定しました。

システムのイメージ
システムのイメージ

富士通の自治体クラウドサービスの特長と効果

  1. 導入・運用コスト削減

    本サービスは、富士通の自治体クラウドサービス「INTERCOMMUNITY21統合型クラウド基盤」をベースに、「FUJITSU自治体ソリューション MICJET MISALIO(ミックジェット ミサリオ) 住民情報ソリューション」、「FUJITSU自治体ソリューション MCWEL(エムシーウェル) 介護保険 V2」などのソリューションを、富士通のデータセンターで運用し、小山市が必要とする業務システム機能を、運用管理サービスと合わせて提供します。小山市は自前でシステムを保有する必要がなく、各種システムのレベルアップも受けられるため、常に最新のシステム環境を利用できます。

    これにより、小山市は、従来配置していたシステム運用要員をシフトできるほか、毎日、業務終了後に2~3時間を要していたデータバックアップ処理や、法定停電のたびに約1~2時間を費やしていた汎用コンピュータの一時停止と再立ち上げなどの職員によるシステム運用管理業務が不要となります。

    これらの効果により、小山市は、住民情報管理システムに係る5年間のTCO約2割と年間電力使用料金約3割を削減できると見込んでいます。

  2. 業務効率化による市民向けサービスの向上

    従来は50以上の業務システムを組合わせて運用していた住民情報管理を本サービスに一本化することで、複数の業務処理画面の同時起動やデータベースの一元化が可能となり、小山市は、業務効率化とスピーディーな住民向けサービスの遂行を実現しています。

    従来は、業務処理ごとにデータベースを検索する必要がありましたが、本サービスでは、一旦、住民税情報照会画面で対象者を特定すれば、住民税情報が表示された状態で、税の徴収簿や年金の資格情報など、その人の住民情報を参照できます。

    さらに、小山市は、今回のシステム刷新に合わせ、従来は職員が行っていた住民向け発信文書の印刷、封入封緘、配送などの業務を富士通のプリントセンターに外部委託することでも業務効率化を図っており、なお一層、市民向けサービスに注力できます。

  3. セキュリティと災害対策の強化

    本サービスを提供するシステムは、生体認証装置やRFIDタグなどの最新技術を取り入れたセキュリティシステムと、免震設備や新ガス消火設備、変電所からの2系統受電による停電対策を施した富士通のデータセンターで運用されています。また、小山市の大切な住民情報も同センター内で保管しており、1日1回、西日本の富士通のデータセンターにバックアップし、広域災害に備えています。さらに、小山市と富士通のデータセンターを結ぶ通信回線は異なるルートで冗長化されており、万一、主回線が利用できない場合には、もう一方の回線に自動で切り替わります。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

小山市
IT推進課
電話 0285-22-9342
受付時間: 9時~17時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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