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  3. 健康長寿社会の実現に向け、高度医療研究機関との共同研究に関する協定を締結

PRESS RELEASE (研究開発)

2014年12月24日
富士通株式会社

健康長寿社会の実現に向け、高度医療研究機関との共同研究に関する協定を締結

ICT活用による疾患予防、克服などのモデル構築と普及を目指す

当社は、このたび、健康長寿社会の実現に向け、以下の3国立高度専門医療研究センター、および1大学と、それぞれ、ICT技術を活用した医療モデルの構築と普及を目的とし、共同研究を行う協定を締結しました。

【3国立高度専門医療研究センター】

  • 独立行政法人国立がん研究センター(所在地:東京都中央区、理事長:堀田 知光、以下、国立がん研究センター)様
  • 独立行政法人国立循環器病研究センター(所在地:大阪府吹田市、理事長:橋本 信夫、以下、国立循環器病研究センター)様
  • 独立行政法人国立長寿医療研究センター(所在地:愛知県大府市、理事長:鳥羽 研二、以下、国立長寿医療研究センター)様

【大学】

  • 大学法人東京医科歯科大学(所在地:東京都文京区、学長:吉澤 靖之、以下、東京医科歯科大学)様

3国立高度専門医療研究センター各々との共同研究では、日本人の死因上位を占めるがん、循環器疾患、認知症などの予防と克服を目的とし、それぞれの機関の特色に沿った研究を行います。

また、東京医科歯科大学様との共同研究では、疾患の重症化予防の鍵となる医療分野のビッグデータ解析手法の開発を行います。

当社は、今後、2015年3月をめどに各機関との研究内容を具体化し、共同研究を開始する予定です。

背景

当社は1970年代に医事会計システムの提供を開始して以来、国内最大級のSE体制を整備し、医療機関の診療と経営の安全に貢献する医療情報システムを数多く構築してきました。

この実績に基づく技術とノウハウを、政府の日本再興戦略のテーマの1つである「国民の健康寿命が延伸する社会の実現」に活かすため、2013年12月に未来医療開発センターを設立しました。同センターでは、ICT活用による国民の健康増進、重症化予防、疾患の早期発見、新薬創出、個別化医療などの実現について、国内外の高度医療研究機関や専門家と検討を重ねてきており、今回、4つの高度医療研究機関それぞれと、共同研究に関する協定を締結しました。

共同研究のマイルストーン
共同研究のマイルストーン

研究内容

  1. 国立がん研究センター様(NCC)
    (1) 研究内容  :  がんのメディカル・ゲノムセンター機能(注1)に必要なゲノム情報と診療情報の統合。
    (2) 役割分担  :  NCC : 
    がんのゲノム医療の現場で必要な、患者への研究のための説明と同意取得、患者ごとのがん細胞と正常細胞のゲノム情報の解析、その医学的意義付けと報告

    当社 : 
    高度なセキュリティとアクセシビリティを両立させたゲノム医療システム基盤の検討・実証
    (3) 体制  :  NCC : 研究所など
    当社 : 未来医療開発センター
    (4) 期間、および成果物  :  2016年度末までにがんのゲノム医療実施体制のプロトタイプを整備予定。
    (5) 期待できる効果  :  がんの治療、および予防・先制医療について、最新のゲノム医科学とICT技術、および知識を動員したゲノム医療の実現化。
  2. 国立循環器病研究センター様(NCVC)
    (1) 研究内容  :  循環器疾患の克服・制圧に向け、生活習慣(食事・運動・睡眠・口腔ケアなど)のデータを解析し、行動変容を促す新たな介入方法や効果判定法を開発。
    (2) 役割分担  :  NCVC : 計画立案、データの収集と分析
    当社 : 健康医療情報の記録用データベース構築と解析システムの開発
    (3) 体制  :  NCVC : 研究開発基盤センター(予防医学・疫学情報部、知的資産部)など
    当社 : 未来医療開発センター
    (4) 期間、および成果物  :  2018年度末までに、エビデンス構築(注2)とプログラム開発を完了することを目標とする。
    (5) 期待できる効果  :  循環器疾患の発症・重症化の予防や先制医療など、ICTを活用した新規医療サービスや健康関連ビジネスの創出。
  3. 国立長寿医療研究センター様(NCGG)
    (1) 研究内容  :  認知症の早期発見システムの構築など。対象者の医学的情報と日常生活情報を蓄積し、そのビッグデータから認知症の予兆を予測するための技術を確立。
    (2) 役割分担  :  NCGG : フィールド管理、計画立案、データの収集と分析
    当社 : データ収集基盤整備、解析システムの開発
    (3) 体制  :  NCGG : 生活機能賦活研究部
    当社 : 未来医療開発センター
    (4) 期間、および成果物  :  2018年度末までに、認知症の予兆を発見するシステムを開発することを目標とする。
    (5) 期待できる効果  :  ビッグデータを活用した認知症の早期発見による早期治療や予防システムの構築を図り、関連サービスや新規ビジネスを創出。
  4. 東京医科歯科大学(TMDU)様
    (1) 研究内容  :  網羅的生体分子情報(以下、オミックス)(注3)を統合したデータベース、および解析技法の確立。オミックスを基盤とした次世代医療システムに関する情報収集方法と情報構築方法の研究を行う。
    (2) 役割分担  :  TMDU : 計画立案、データの収集と分析
    当社 : データ収集基盤整備、解析システムの開発
    (3) 体制  :  TMDU : 東京医科歯科大学大学院
    当社 : ヘルスケア・文教システム事業本部ライフイノベーション事業部
    (4) 期間、および成果物  :  2014年度末までに、プロトタイプを作成することを目標とする。
    (5) 期待できる効果  :  臨床情報・網羅的生体分子情報(オミックス)・生活習慣情報を効果的に収集する手法、および構築形式の確立と、臨床現場での個別化医療を実現する分析手法の開発。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 メディカル・ゲノムセンター機能:
エビデンスの高い解析結果を基に、医薬品効果予測による治療選択、適切な予測診断の確立、および遺伝リスクに応じた予防的医療に関する臨床応用を目指した取り組み。
注2 エビデンス構築:
医学的エビデンスに基づき構築される情報基盤。
注3 網羅的生体分子情報:
ゲノムをはじめとする生物の体内にある分子の網羅的情報。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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