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PRESS RELEASE （導入事例）

2014年11月25日
富士通株式会社

インドネシアの高速道路管理会社 PT. Marga Utama Nusantara様が
「SPATIOWL」プローブ交通情報提供サービスを活用

高速道路の利用促進により、社会問題となっている一般道路の渋滞緩和に貢献

背景

近年の急速な経済発展と人口増加による交通需要の増大により、インドネシア共和国都市域での交通渋滞や交通事故の多発といった社会問題が深刻化しています。PT. Marga Utama Nusantara様は、インドネシア共和国の高速道路管理会社の1つであり、インドネシア共和国南スラウェシ州マカッサル市の高速道路の管理と運営を行っています。マカッサル市はインドネシアで有数の人口の多い都市であり、一般道路の交通渋滞対策が課題となっています。

PT. Marga Utama Nusantara様は、リアルタイムの交通情報を提供することでドライバーを一般道路から高速道路へ呼び込み、高速道路の収益増と一般道路の渋滞緩和を図るため、「SPATIOWL」の導入を決定しました。

サービス概要と導入効果

1. 渋滞情報、および所要時間の提供

   「SPATIOWL」は収集したプローブデータから渋滞の発生状況とインターチェンジ間の所要時間を生成し、路線図上に表示します。PT. Marga Utama Nusantara様は、高速道路管制センターで、ブラウザから「SPATIOWL」のアプリケーションにアクセスしてこれらの情報を把握し、渋滞時、事故発生時、災害発生時などのドライバー誘導などに利用します。さらに、今後、ドライバー向けに渋滞の発生状況とインターチェンジ間の所要時間を表示する道路情報板を高速道路入口や主要地点に設置することで高速道路への誘導を図り、高速道路利用者増加と一般道路渋滞緩和への貢献を図る予定です。

   また、「SPATIOWL」に蓄積された過去の交通情報データをダウンロードできます。PT. Marga Utama Nusantara様は、過去の交通情報から高速道路利用者の少ない時間帯を分析することで、時間限定の利用料金割引などの施策の検討も可能となります。

2. スマートフォンからのプローブデータ収集

   PT. Marga Utama Nusantara様向けのサービスでは、PT. Marga Utama Nusantara様の高速道路管理用パトロールカーに設置されたスマートフォンのGPS機能を利用し、車両の位置（緯度経度）、時刻、速度などのプローブデータを収集します。スマートフォンを利用するため、比較的低コストで導入でき、データ収集車両を増やすことも容易です。

3. 監視カメラシステムとの連携

   「SPATIOWL」のサービスと既存のシステムを連携して利用することも可能です。PT. Marga Utama Nusantara様が従来から混雑状況確認のために導入している監視カメラシステムの映像を「SPATIOWL」に取り込み、交通情報と映像情報を1つのシステムで監視できるようにすることで、高速道路管制センターの業務効率化を図ります。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

• FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL位置情報サービス紹介ページ

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