PRESS RELEASE
2014年10月3日
富士通株式会社
Midokura
富士通とミドクラ、グローバルでのクラウド事業の共同展開を視野に業務提携を強化
富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本正已、以下、富士通)とMidokura(本社:スイスローザンヌ、日本法人:ミドクラジャパン 東京都港区、共同創業者兼会長:加藤隆哉、以下、ミドクラ)は、両社の仮想ネットワーク分野の海外事業展開における協業内容について基本合意し、グローバルでのクラウド事業の共同展開を視野に業務提携を強化します。
本提携により、ITサービス事業で世界主要プレーヤーである富士通と、ネットワーク仮想化ソフトウェアの革新的技術を持つミドクラとの間で、それぞれが持つ強みと地域ネットワークを活用し、協業しながら事業の拡大、成長を目指します。
富士通とミドクラは協業により、2014年5月にOpenStackを活用した「FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator(サーバービュー リソース オーケストレーター、以下、ServerView Resource Orchestrator)」とクラウド・コンピューティングに最適な仮想ネットワークソフトウェア「MidoNet(ミドネット)」との連携をそれぞれ発表していますが、今回の提携強化は、この協業をさらに加速させ、事業分野や展開地域を広げるものです。
事業提携内容としては、エンタープライズ向けプライベートクラウド構築分野を中心とした、「ServerView Resource Orchestrator」と「MidoNet」のプロダクト連携強化や機能拡張、販売促進に取り組みます。クラウド環境構築に必要な、OpenStackおよびSDN技術の習得を目的とした研修プログラムなどの提供についても、今後協業の中で検討して行く予定です。
富士通グループは、有望なベンチャー企業へ出資を行うためのコーポレート・ファンドを2006年に設立し、積極的な出資を進めています。今回、市場拡大が期待される仮想ネットワーク分野で優れた技術を持つミドクラに出資することで、OpenStackと仮想ネットワークを軸に、「ServerView Resource Orchestrator」と「MidoNet」を連携したソリューションにより、プライベートクラウドのビジネスを国内外に展開していきます。
ミドクラは、「MidoNet」を開発し、アジア、北米、欧州で事業を展開しています。今回の業務提携強化により、経営基盤をより強固なものとし、「MidoNet」の開発、人材獲得、マーケティングなど、市場導入を加速していきます。また、国内外におけるプライベートクラウド向けの仮想ネットワークソフトウェア事業の成長と、トレーニングなど新たな事業分野の立ち上げに取り組みます。
ミドクラ 共同創業者兼CEO/CTO ダン・ミハイ・ドミトリウのコメント
ミドクラと富士通株式会社は、既に連携パートナーとして製品開発活動を行っていますが、今回、富士通からのご出資を受けるとともに、協業の事業範囲の拡大、具体化が出来たことを大変嬉しく思います。日本国内はもちろんのこと、海外のお客様にも富士通との連携製品やサービスをご利用いただけるようになり、今後の展開をとても楽しみにしています。
ミドクラについて
ミドクラは、2010年に創立された、ネットワーク仮想化分野に特化したグローバル・スタートアップです。メンバーは、Amazon、Googleなどの最先端企業からのトップエンジニアで構成されています。アジア、欧州、北米の3地域にて、クラウド基盤 OpenStackとインテグレーションされたエッジ・オーバーレイ型ネットワーク仮想化ソフトウェアの開発と提供を行っています。詳しくは ホームページ をご覧ください。
以上
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