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PRESS RELEASE

2014年5月7日
富士通株式会社

小中学校における環境教育の促進をICTで支援

エコロジカル・フットプリントの普及啓発に向けてWWFジャパン様と連携

当社は、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(所在地:東京都港区、会長:徳川恒孝、以下、WWFジャパン)様と、エコロジカル・フットプリント(注1)をテーマとした環境教育電子教材「地球1個分で暮らすために -エコロジカル・フットプリントから考える-」を共同で開発し、4月より全国の小中学校で本教材を活用した環境教育の出前授業を開始しました。

本電子教材による授業は、生徒一人ひとりに配布された当社製タブレット端末を使って進められ、自分の意見とほかの人の意見を比較・共有しながら、全員参加で行われます。本教材を通して、子どもたちが地球1個分で暮らすために自分たちができることを考え、行動を起こすきっかけにつなげます。

背景

現在の私たちの生活は、地球に与える負荷が大きく、地球1個分の資源では足りない状況にあると言われています。WWFジャパン様は、この課題を認識し、ライフスタイルの転換を促すため「エコロジカル・フットプリント」の普及啓発に努めてきました。また、当社は2006年より全国の小中学校などで環境教育の出前授業を展開しており、これまで約400団体、22,000人以上(2014年3月末現在)を対象に教育を実施しています。

今回、WWFジャパン様と連携し、タブレット端末を使った授業を進めることで、子どもたちへの環境教育の促進とともに、総務省が進める学校教育現場の電子化事業(フューチャースクール推進事業)の普及にも貢献していきます。

授業の特長

授業では、地球資源と私たちの暮らしとの関わりを再確認し、地球1個分で暮らすためにはどうすれば良いのかを考えます。生徒一人ひとりがデジタル教材「マーナビケーション」(注2)を活用したタブレット端末を使用し、講師用パソコンと通信しながら進めることで以下の効果があります。

  • すべての生徒の意見を確認、共有することが可能
  • 様々な意見のグルーピングやグループごとのディスカッションに有効
  • テストの得点や問題ごとの正解率を把握して、適切な指導を行うことが可能

授業概要

対象  :  小学校4、5、6年生、中学生
時間  :  1時限(45分)、または 2時限(90分)
講師  :  富士通社員
費用  :  無償
教材  :  「地球1個分で暮らすために -エコロジカル・フットプリントから考える-」
タブレット端末などの機材は当社にて準備

今後について

1回目の授業は2014年4月に町田市立本町田東小学校(所在地:東京都町田市、学校長:宮崎倉太郎)5年生のクラスで実施しました。今後、当社の環境出前授業のプログラムの一つとしてほかのプログラムも含め年間100団体、5,000人を目標に、全国の小中学校で本授業を展開し、地球環境問題の解決に向けた普及啓発に取り組んでいきます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社・各団体の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 エコロジカル・フットプリント:
私たちの生活がどれだけ地球環境に負荷を与えているかを表す指標。現在、地球1.5個分の資源が必要とされるまで、負荷が大きくなっている。
注2 デジタル教材「マーナビケーション」:
新学習指導要領の「知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力の育成」を目的とした「学び」について「コミュニケーション」を基軸としてナビゲートするソフトウェア(提供元:富士通ネットワークソリューションズ株式会社(所在地:神奈川県横浜市 代表取締役社長:飯田春幸))

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

環境本部 グリーン戦略統括部
電話 044-754-3411(直通)


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