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PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2014年5月21日
富士通株式会社

OpenStackに対応したプライベートクラウド基盤製品群を強化

オープン・クラウド技術を活用し、お客様に最適なクラウド環境を提供

本格的なクラウドファーストの時代に向けて、当社は、オープンなクラウド環境であるOpenStackに対応したプライベートクラウドの製品・サービスを提供し、お客様の多種多様なクラウドのニーズに対応していきます。

オープンなクラウド環境への対応として、OpenStack技術をベースとしたプライベートクラウド基盤製品、および、ハイブリッドクラウド環境に向けた、プライベートクラウドとパブリッククラウドのサービスカタログ統合管理ポータル製品を提供します。また、Red HatのOpenStack ディストリビューションである「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」の構築・運用支援サービスを提供します。

当社は、国内おいて、長年に渡るOSSコミュニティー活動、豊富なクラウドシステムの導入実績、Linuxを始めとしたOSSの基幹システムでの適用実績と700人規模のOSSやOpenStack関連の開発推進、サポート体制により、安心かつ安全にオープン・クラウド環境を実現します。

昨今、お客様のクラウド活用は大きく進展していますが、多種多様なクラウドサービスやクラウドシステムが乱立し、クラウド間での相互接続やアプリケーションの移行が非常に困難になってきています。こうした中、クラウド間の相互接続の実現に必要不可欠な標準的なAPIを提供するオープン・ソース・ソフトウェア(以下、OSS)が注目されています。

当社は、1999年にPCサーバでLinuxをサポートして以来、クラウド基盤である「Eucalyptus(ユーカリプタス)」や「Apache CloudStack」などを中心にOSS製品・サービスを提供してきました。

今回、OpenStackに対応したプライベートクラウド製品・サービスの強化を行うことで、お客様の利用シーンに応じた最適なクラウド環境を提供していきます(図1)。

図1 「FUJITSU Cloud Initiative」における強化ポイント
図1 「FUJITSU Cloud Initiative」における強化ポイント

今回提供する製品、サービス

  1. OSS・OpenStack活用の推進、サポート体制の整備

    お客様のOSS活用を支援する「OSSインテグレーションセンター」のセンター員を中核に、開発/フロントSEを含めた700名の体制で、提案から事前検証、設計、構築、サポートまで、ライフサイクルにわたって、お客様のOSS活用をワンストップで支援します。

  2. 当社ミドルウェアのOpenStackへの適用
    1. OSSを活用し様々なクラウド環境と連携するハイブリッドクラウドの提供

      クラウドのサービスカタログを統合管理するクラウド・ポータルを利用可能な「Systemwalker Service Catalog Manager」を強化し、OpenStackのAPIを活用したマルチクラウド環境に対応します。

      これにより、オンプレミスを含むプライベートクラウド、各社のパブリッククラウドまでを一元管理することが可能となります。

      また、今後、クラウド環境のワークロード配備・運用を自動化するワークロード管理ソフトウェアを提供していく予定です。

    2. OpenStackを活用したオープンなプライベートクラウド基盤の提供

      サーバ、ストレージ、ネットワークといったICTリソースの有効活用と運用・管理を効率化するプライベートクラウド基盤ソフトウェア「ServerView Resource Orchestrator」を強化し、OpenStackに対応したAPIを提供します。

      これにより、OpenStackに対応したアプリケーションやツールをそのまま活用することが可能となります。

      第一弾として、米CRN誌の最も注目すべき仮想化技術スタートアップ10社に選出された、Midokura(本社:スイス ローザンヌ、共同創業者 兼 CEO:ダン・ミハイ・ドミトリウ)のネットワーク仮想化ソリューション「MidoNet」が利用可能です。

  3. 当社ハードウェア、サービスのOpenStackへの適用

    OSS対応の当社ハードウェアを用いた「OSSクラウド基盤 構築サービス」を強化し、「Citrix CloudPlatform」、「Apache CloudStack」、「Eucalyptus」に加えて、「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform運用支援サービス」を新たに提供することで「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」に対応します。

    これにより、OpenStackを活用したプラットフォーム環境を実現することが可能となります。

販売価格、および提供開始時期

販売価格、および提供開始時期
製品名・サービス名 販売価格(税別) 提供開始時期
FUJITSU Infrastructure System Integration
OSSクラウド基盤 構築サービス
個別見積り 2014年6月末
Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform運用支援サービス 個別見積り 2014年6月末
FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator
Cloud Edition V3
23万円~ 2014年12月
FUJITSU Software Systemwalker Service Catalog Manager V15 個別見積り 2014年7月

エンドースメント

Red Hat, Inc.:仮想化/OpenStack担当ゼネラルマネージャー ラデッシュ・バラクリシュナン

Red Hatは、富士通のハードウェア、プライベートクラウド基盤ソフトウェア、クラウドポータルがOpenStackをサポートすることによって、OpenStackのエコシステムが拡大することを歓迎します。また、富士通のOSSのクラウド基盤構築のサービスや運用サービスによって、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platformの販売が拡大することを歓迎します。これまでRed Hatと富士通は協業してミッションクリティカルなIT基盤の製品とサービスを市場に提供してきました。Red Hatはこれからも緊密に連携し高品質な製品とサービスをお客様に提供していきます。

Midokura:共同創業者 兼 CEO ダン・ミハイ・ドミトリウ

富士通とともに、クラウドソリューションを提供できるようになったことを大変嬉しく思います。FUJITSU Software ServerView Resource OrchestratorとMidoNetの連携によって、お客様は仮想化環境に、革新的な柔軟性と拡張性をもたらす仮想ネットワークを簡単に導入することができるようになりました。これからは、さらに多くのお客様に柔軟なIT基盤を比較的容易に構築・活用いただけるようになると確信しています。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。