PRESS RELEASE （サービス）

2014年2月3日
富士通株式会社

大学向けクラウドソリューション「UnifIDoneキャンパスクラウド」を提供開始

学生が、いつでも、どこからででも、学修環境にアクセスできるプライベートクラウドを実現

近年、少子化・グローバル化の進行により大学間の国内外の競争が激化する中、大学教育には、学生が主体的に課題解決に取り組む能動的学修を促す学修基盤の整備が求められています。また、通信速度の高速化などによってスマートデバイスが普及し、大学に求められるICTサービスの形態も多様化しています。

当社はこの状況を踏まえ、学生や教職員が、いつでも、どこからでも、大学のパソコン教室や研究室で利用されている、教育・研究用アプリケーションや仮想サーバなどに容易にアクセスできる環境を整備するための、大学向けクラウドソリューション「UnifIDone キャンパスクラウド」の提供を開始します。

機能概要と効果

当社は、大学内のICT環境の最適化を目指した、一連の大学向けのソリューション「UnifIDone」（ユニファイドワン）を提供しています。

本ソリューションは、「VMware vSphere（ヴィエムウェア ヴィスフィア）」、「VMware Horizon View（ヴィエムウェア ホライズン ビュー）」、および「VMware vCloud Director（ヴィエムウェア ヴィクラウド ディレクター）」（注1）で構成される仮想化基盤専用のアドオン機能パッケージです。本ソリューションをVMwareの仮想化基盤上にアドオンすることで、学生や教職員が、簡単な操作で仮想テスクトップや仮想サーバの予約や利用ができるプライベートクラウド環境を実現します。

1. いつでもどこでも簡単に利用できる学修環境の提供

   学生や教職員は、自分のパソコンやスマートデバイスの画面から、簡単な操作で、利用したい教育・研究用アプリケーションや仮想サーバを予約し、利用できます。

   一般的に仮想化環境を提供する製品には、ICTリソースの予約機能は装備されていないため、予約機能を別途開発しなければ、利用したい時に思うように利用できないという問題が発生することがあります。

   本ソリューションは、仮想化環境の予約機能と、画面を見れば直観的に操作方法を推測できる、ユーザーフレンドリーなGUIを提供します。

   学生や教職員は、画面上で、仮想化環境に登録された教育・研究用アプリケーションのリストの中から利用したいものを選択し、利用時間を指定することで、利用したいときに、どこからでも、自分のデバイスでリソースを利用できます。

   また、仮想化環境利用時のプライベートクラウドへの接続や、利用開始・利用終了（資源解放）の手続きにも、ユーザーフレンドリーなGUIが提供されており、学生や教職員は簡単な操作で利用できます。

2. 大学運営にマッチした学内プライベートクラウドの活用

   授業単位で仮想化環境を予約できる機能が装備されており、期初に、授業で利用する仮想化環境を一括予約することも可能です。これにより、授業で使いたいが環境が空いてないため利用できないといった問題を解消できます。また仮想化環境ごとに、履修登録した学生に利用を制限することも可能です。

3. 大学内ICTリソースの統合管理

   仮想化環境の空き状況の可視化、利用者制限などの運用管理機能を備えており、運用の効率化を実現します。

製品体系および価格

製品体系および価格

製品名	販売価格（税別）	機能
UnifIDone キャンパスクラウド 基本	500万円	仮想デスクトップ 予約・利用機能、運用管理機能
UnifIDone キャンパスクラウド 学内IaaSオプション	250万円	仮想サーバ 予約・利用機能

※「VMware vSphere」、「VMware Horizon View」、および「VMware vCloud Director」で構成される仮想化基盤が別途必要となります。

販売目標

2016年度末までに約50大学に導入（当社の決算期は3月末日です。）

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 VMware製品の機能概要：

VMware vSphere	…………	仮想化プラットフォーム。
VMware vCloud Director	…………	仮想サーバ割り当てポータル、利用者認証、および仮想サーバ割り当て。
VMware Horizon View	…………	デスクトップ・サービス割り当て。

関連リンク

• FUJITSU 文教ソリューション UnifIDone キャンパスクラウド 紹介サイト

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