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  3. お客様・社会の安心安全を支えるセキュリティ製品・サービス群を「FUJITSU Security Initiative」として新たに体系化

PRESS RELEASE

2014年1月20日
富士通株式会社

お客様・社会の安心安全を支えるセキュリティ製品・サービス群を
「FUJITSU Security Initiative」として新たに体系化

セキュリティイニシアティブセンター開設など、セキュリティ分野の取り組みを強化

当社は、お客様・社会のICTの安心安全を支えるセキュリティに関する製品・サービス群を「FUJITSU Security Initiative(フジツウ セキュリティ イニシアチブ)」として新たに体系化しました。

「FUJITSU Security Initiative」として体系化することで、これまで当社が提供してきた最先端の各種製品・サービス、および社内で実践してきたセキュリティ対策の構築・運用ノウハウ、教育・訓練をお客様へトータルに提供していきます。

また、セキュリティエキスパート30名を核とした組織「セキュリティイニシアティブセンター」を1月21日付けで新設します。お客様のセキュリティ環境の課題抽出、対策検討、システム構築、運用といったライフサイクルに対し、巧妙化するサイバー攻撃などの脅威から、常に安全なICT環境を保てるよう支援いたします。

当社は今後も「FUJITSU Security Initiative」に基づき、世界中のセキュリティベンダーや外部団体などと協力しながら、セキュリティ製品・サービスをトータルに提供し、お客様と社会の安心安全に貢献していきます。

昨今、クラウドコンピューティングやスマートデバイスの普及により、ICTの活用領域が広がる一方、日々高度化、巧妙化するサイバー攻撃への対策は、ICTを安心安全に活用していくための大きな課題となっています。

当社は、セキュリティ関連の製品・サービスをこれまで継続的に開発、提供を行ってきました。また、社内実践においては、国内外約300社がつながる当社のイントラネット内で起こる1日数億件にも及ぶイベントを、適切な対策と運用により対処しています。これらのノウハウをお客様のセキュリティ対策に展開し、システムや運用の強化および教育・訓練を統合的に実現するべく、今回新たに「FUJITSU Security Initiative」として製品・サービス群を体系化し、グローバルにて順次ラインナップを拡充していきます。また、セキュリティエキスパート30名を核とした「セキュリティイニシアティブセンター」を1月21日付けで新設し、お客様のセキュリティ環境が常に最適な状態を維持できるための支援機能をワンストップで提供していきます。

図1. 「FUJITSU Security Initiative」コンセプト
図1. 「FUJITSU Security Initiative」コンセプト

「FUJITSU Security Initiative」について

当社は、お客様・社会のイノベーションの実現に向けて、ICTの安心安全を支えるための製品・サービス群を「FUJITSU Security Initiative」として体系化しました。当社のセキュリティ製品・サービスをはじめ、世界中から最先端のソリューションを集め、お客様に最適な組み合わせと運用を統合的に提供します。

図2.「FUJITSU Security Initiative」体系
図2.「FUJITSU Security Initiative」体系

  1. オファリング「サイバー攻撃対策」<強化>

    従来より提供してきた当社の安心安全ソリューション「SafetyValue(セーフティバリュー)」の各種オファリングに加え、富士通社内で実践しているサイバー攻撃対策をモデル化して提供します。お客様のビジネス環境・社会的責任・ICTの規模に応じて、モデル化されたセキュリティ対策、運用、教育・訓練をワンストップで提供します。

  2. 「セキュリティコンサルティング」<強化>

    情報セキュリティ強化支援コンサルティングに「CSIRT(注1)構築支援」を追加し、お客様のサイバー攻撃対策への支援を拡充します。クラウドサービスを守る当社のCSIRT組織「富士通クラウドCERT」の実践知をもとに、セキュリティインシデントに対処するための体制・ルールを整備し、お客様のインシデント対応に関する組織力を強化します。

  3. 「セキュリティ運用」<強化>

    「セキュリティ最適化モニタリングサービス」を強化し、富士通クラウドCERTや当社の社内情報システム部門との情報連携を行いながら、各種の脅威・脆弱性情報などの早期発見、評価、インパクト分析を行います。評価・分析した結果を、サービスに反映し、サイバー攻撃をはじめとする新たな脅威に適切に対処するため、脅威の観測から情勢判断、現地対処支援までトータルに実施します。

  4. 「教育・訓練」<新規>

    当社における社内人材育成のノウハウを活用し、「セキュリティ人材育成コース」を提供します。この教育サービスでは「経営者」「インシデントマネージャー」「セキュリティエキスパート」「システム開発者」を対象に、それぞれの役割に求められるスキルに応じた教育・訓練を実施します。専門的な教育の中では、脆弱性の診断方法やマルウェアの動作の仕組みを理解するために、サイバーレンジ(注2)を活用した実践的な演習を実施します。

「セキュリティイニシアティブセンター」の新設について

今回、お客様のセキュリティ環境の課題抽出、対策検討、システム構築、運用を継続的に支える「セキュリティイニシアティブセンター」を1月21日付けで新設します。本組織は、「セキュリティワークショップ」「設計・構成の妥当性検証」「最新脅威・脆弱性情報などの評価・分析」の機能をワンストップで提供し、セキュリティに関するライフサイクルに対し、常に最適な対策を施すことができる支援を行います。

図3. 「セキュリティイニシアティブセンター」の役割
図3. 「セキュリティイニシアティブセンター」の役割

  1. セキュリティワークショップ

    セキュリティエキスパートが当社独自の手法により、お客様の現状確認から課題を洗い出し、対策立案、ロードマップ策定を支援します。対策立案時の内容で最適な運用が可能か評価検証し、対策内容の妥当性を導き出します。

  2. 設計・構成の妥当性検証

    お客様ネットワークなどを模擬した環境を仮想的に構成できるサイバーレンジを用意します。サイバーレンジでは、対策立案から導き出された設計を評価検証し、設計内容の妥当性、機能の過不足を確認します。

  3. 最新脅威・脆弱性情報などの評価・分析

    富士通クラウドCERTや当社の社内情報システム部門と連携して、脅威・脆弱性情報の早期発見と評価、インパクト分析を行います。評価・分析した結果は、運用サービスなどと共有し、対処実施の優先順位付けや運用ポリシーへの反映を行い、リスクの最小化を図ります。

施設の開設について

セキュリティ強化に向けたお客様とのワークショップ、評価検証、教育・訓練を行うための施設を開設します。

施設名称  :  Security Initiative Center(セキュリティイニシアティブセンター)
場所  :  東京都内
設備  :  カンファレンスルーム、サイバーレンジ、体感デモ、検証設備(サーバ・ストレージ・ネットワーク)など

販売価格および提供開始時期

販売価格、および提供開始時期
サービス名 販売価格(税別) 提供開始時期
情報セキュリティ強化支援コンサルティング 個別見積もり

(参考価格)
CSIRT構築支援 100万円~
提供済
(強化機能については本日より)
セキュリティ最適化モニタリングサービス 個別見積もり 提供済
(強化機能については本日より)
セキュリティ人材育成コース 34,000円~/講座
1社向けの研修については個別見積もり
2014年4月

エンドースメント(アルファベット順)

Blue Coat Systems Inc.

富士通の新戦略は、当社とのパートナーシップをより強固なものにするものと歓迎しています。高度化が進むセキュリティ脅威に対応しながら、最新のテクノロジーを活用してビジネスの生産性を向上することは、多くの企業にとっての最重要課題になっています。この新戦略により企業のセキュリティとビジネスの要件を同時に満たすための強力なソリューションを提供できると確信しています。

Blue Coat Systems Inc. フィールドオペレーション担当上級副社長
マーク・アンドリュース様

Check Point Software Technologies

富士通株式会社様の新たなICTの実現に向けた取り組みを心より歓迎いたします。ネットワーク・セキュリティのパイオニアとして先進のセキュリティ技術を提供する当社は、富士通様とセキュリティ分野においてこれまで10年以上に渡る強力なパートナーシップを築いてまいりました。今後さらにパートナーシップの強化を推進するとともに、日々進化するセキュリティの脅威からお客様を守る最適なソリューションをともに提供できるよう大いに努めてまいります。

Check Point Software Technologies プレジデント
アムノン・バーレブ様

FireEye, Inc.

FireEyeは、このたび発表される富士通様のセキュリティに対する取り組みを歓迎します。FireEyeは、世界中のエンタープライズ企業や官公庁を、次世代のサイバー攻撃からリアルタイムで防御するために専用設計された、仮想マシンベースのセキュリティ・プラットフォームを発明したリーディング企業です。富士通様とFireEyeの間で新たに実現する協力により、新たなセキュリティ・インテグレーションのスタンダードをもたらすだけでなく、お客様に対しより高度なレベルのセキュリティ保護をもたらします。

FireEye, Inc. 取締役会長兼CEO
デビッド・デウォルト様

McAfee

日々変化し高度化する脅威に直面し、お客様の安全なセキュリティ環境を構築し支援するセンターの開設を歓迎します。富士通のSIサービスと運用にマカフィーのセキュリティ・プラットフォームが組み合わせられることによって、より安全なビジネス環境をお客様に提供することが可能で、今後もグローバルレベルで協力を継続してまいります。

McAfee ワールドワイドチャネルオペレーション担当シニアバイスプレジデント
ギャビン・ストルーザーズ様

パロアルトネットワークス合同会社

パロアルトネットワークスは、富士通様の新たな取り組みを心より歓迎いたします。当社のセキュリティ・プラットフォームは、アプリケーションやユーザー、コンテンツを基にセキュリティの保護を行い、お客様のビジネス展開をサポートしています。今後も、富士通様とのパートナーシップをさらに強化し、お客様の発展に貢献するセキュリティ技術の提供に協力してまいります。

パロアルトネットワークス合同会社 代表執行役員 社長
金城 盛弘様

Qualys, Inc.

Qualysは、富士通の新たな取り組みを歓迎します。Qualysは最先端の脆弱性診断技術を有しそれに基づく各種商品を提供してきました。富士通とQualysはセキュリティ分野において長年協力し、お客様の安心安全を支えてきました。今回の取り組みにより、お客様のビジネスのさらなる発展に貢献できることを確信しています。

Qualys, Inc. 会長兼CEO
フィリップ・クルトー様

株式会社シマンテック

シマンテックは富士通の新たな取り組みを歓迎いたします。弊社は情報セキュリティ分野のリーダー企業として富士通とのグローバルな協業関係のもと、お客様の情報を守る製品・サービスをご提供しております。昨今のサイバー攻撃で利用されるマルウェアや攻撃手法は多岐にわたることから、迅速な情報分析や提供が必要となります。今回の取り組みがお客様のさらなる安心、安全な環境に貢献することを確信しております。

株式会社シマンテック 代表取締役社長
河村 浩明様

トレンドマイクロ株式会社

このたびのセンター設立を歓迎します。日々進化するサイバー脅威に対抗するためには、セキュリティに関する深い理解と知見が不可欠です。トレンドマイクロは、最新の脅威解析による知見を元に先進的なソリューションを提供してきました。今回の取り組みにより、富士通との協業がさらに加速し、お客さまの環境にフィットしたソリューション開発、提供ができると期待しています。

トレンドマイクロ株式会社 取締役副社長
大三川 彰彦様

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 CSIRT:
Computer Security Incident Response Team。コンピュータセキュリティにかかるインシデントに対処するための組織の総称。
注2 サイバーレンジ:
サイバー攻撃・防御の演習を実施することができるハードウェアおよびソフトウェアで構成される仮想環境の総称。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


  • サービス名称を一部訂正しました。(2014年1月22日)
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