このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. 足利銀行様のサーバ台数約80%削減を実現する仮想化基盤を構築

PRESS RELEASE (導入事例)

2013年12月12日
富士通株式会社

足利銀行様のサーバ台数約80%削減を実現する仮想化基盤を構築

「Cloud Ready Blocks」で、短期システム構築を実現

当社は、株式会社足利銀行(本店:栃木県宇都宮市、頭取:藤澤 智、以下、足利銀行)様行内に分散しているサーバを統合するための仮想化基盤構築を開始しており、2013年12月に完了予定です。2014年1月より、113台のサーバを順次統合し、22台に集約する予定です。

今回、足利銀行様は、品質の高いシステムを短期間で構築するため、仮想化基盤やプライベートクラウド基盤の設計、構築、運用に必要な要素をパッケージ化した垂直統合型 仮想化・クラウド基盤「FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks(フジツウ インテグレーテッド システム クラウド レディ ブロックス)」(以下、「Cloud Ready Blocks」)を採用されました。本製品に標準搭載されている、リソースの有効活用と運用・管理の効率化を実現するためのインフラ統合管理ツール「FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator(フジツウ ソフトウェア サーバービュー リソース オーケストレーター)」(以下、「ServerView Resource Orchestrator」)上に、当社が新たに確立した、金融機関向けのプライベートクラウド運用基準を登録することで、運用・保守の効率化も図ります。

さらに、当社の運用センターから足利銀行様のシステムを24時間365日体制で運用管理するLCMサービスにより、運用・保守業務負荷の軽減も図られる予定です。

当社は、全国の金融機関様をICTで支えてきたノウハウを活かし、最適なサーバ統合やICT利活用のための提案を継続し、本システムの安定稼働とIT環境の最適化に尽力していきます。

足利銀行様は、今回、「チャレンジ120 ~創業120年に向けた果敢なる挑戦~」の中期経営計画のもと、経営のスリム化・経費削減と顧客サービスの継続を目的として、システム運用管理の効率化と監視の強化を図るため、仮想化技術によるサーバ統合を行います。

システムの概要
システムの概要

システムの特長と効果

  1. 仮想化によるサーバ統合
    1. システム稼働の信頼性向上

      運用管理の一元化と効率化により、システム稼働の信頼性向上を図ります。

    2. ITコスト削減

      サーバ台数を約80%削減することで、システムの導入・更改などの費用や運用コストも削減できます。また、消費電力量は従来システムと比べ、最大75%の削減が見込まれます。

  2. 「FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks」の導入

    足利銀行様は仮想化基盤とプライベートクラウドの設計、構築、運用に必要な要素をパッケージ化した垂直統合型 仮想化・クラウド基盤「Cloud Ready Blocks」を採用されました。本製品は、当社の仮想化、プライベートクラウド、パブリッククラウドなどのシステム構築やシステム運用で培った技術と実績に基づき、サーバ、ストレージ、ネットワークの構成から運用設計・管理までを最適化した状態でお客様に提供するもので、短期間で信頼性の高いシステム構築が可能です。

    1. 導入コスト削減

      「Cloud Ready Blocks」を採用し、構成や設計に要する作業と時間とを大幅に短縮することで、従来の構築手法と比べ、初期導入コストの約40%を削減できる見込みです。

    2. 短納期構築

      「Cloud Ready Blocks」は、あらかじめ、サーバ、ストレージ、ネットワークを組み込み、仮想化を含む関連ソフトウェアのインストールから設定まで当社工場で実施してから出荷されるため、従来必要としていた専門要員による設置・導入作業・設定作業が不要になります。今回は、2013年7月作業着手から約6カ月という短納期で、仮想化基盤構築を完了予定です。

      検討から作業着手、構築までの期間短縮により、投資効果を早期に確認できます。

    3. 運用・保守の負荷軽減

      「Cloud Ready Blocks」には仮想化基盤上にリソースの有効活用と運用・管理の効率化を実現するためのインフラ統合管理ツール「ServerView Resource Orchestrator」を標準搭載しています。このツール上に、当社が新たに確立した、金融機関向けのプライベートクラウド運用基準を登録することで、業務サーバ拡張時や新規業務の立ち上げ時のリソース自動割り当てや、視認性に優れたGUIからの操作での運用設計やワークフローの整備を実現します。

  3. LCMサービスの活用

    足利銀行様は、当社の運用センターから足利銀行様のシステムを24時間365日体制で運用管理するLCMサービスも併せて採用されました。

    このサービスでは、足利銀行様の仮想化基盤構築の段階から、当社LCMサービスチームのマネージャーがプロジェクトに参加し、システムを十分に把握した上でシステムの運用・監視業務を行います。足利銀行様は、従来、各部署で対応していた障害対応などの運用管理業務を当社のLCMサービスに集中化することで、従業員の業務負荷を軽減でき、お客様サービスの強化に注力できます。

商標について

記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。