PRESS RELEASE
2013年11月27日
川崎市・公益財団法人川崎市産業振興財団
株式会社松本製作所
富士通株式会社
学校法人専修大学
富士通の開放特許を活用して松本製作所が「芳香グッズ」を商品化
松本製作所・富士通・専修大学による知的財産コラボレーションの成果
川崎市では、公益財団法人川崎市産業振興財団と連携し、大企業の開放特許を活用して中小企業の新製品開発などのコーディネート支援を行う「川崎市知的財産交流会」を平成19年度より重点的に実施しており、これまで16件のマッチング成果が生まれています。
その中で、平成24年11月に富士通株式会社(代表取締役社長:山本 正已、東京都港区)と芳香発散技術に関する実施許諾契約を締結した株式会社松本製作所(代表取締役社長 松本浩秀、川崎市中原区)では、学校法人専修大学(学長:矢野建一 東京都千代田区)経済学部の学生グループのアイデアを活かして『カード式・芳香グッズ(商品名:アロマレフレール)』を製品化し、初めての自社商品として11月28日に販売を開始します。
製品概要
「アロマレフレール」は、香りを使い分けて楽しむことができるカード式の芳香グッズです。カードに埋め込まれたセラミックスの特製チップに、好みのアロマオイル・香水などを2、3滴染み込ませると、香りが長時間広がり、名刺入れ、ポーチ、財布に入れるなどして楽しむことができます。チップを水洗いして、TPOに応じて香りを替えることも可能です。これまで香りを楽しむ商品は存在していますが、“香りを使い分け”できる携行型の商品は見当たりません。
製品化に至る経過
松本製作所では、富士通との間で芳香発散に関する技術(特許出願中;特開2011-61447)について実施許諾契約を締結しました。これは、富士通製の携帯電話(docomo STYLE series F-02B)で実際に使用されていた技術で、松本製作所では、本特許を活用した商品アイデアを専修大学経済学部の学生グループと共に検討し、学生のマーケティング調査結果を踏まえて製品化を決定しました。
技術面での特徴
香りを染み込ませるセラミックスチップのサイズ、気孔率(微小な気泡の含有割合)を見直すと共に、セラミックチップ収納部の構造を工夫し、発散する香りの強さや持続時間を最適化しています。
今後の計画
松本製作所では、香りを使い分けできる新商品として、主に女性をターゲットに、インターネット上で11月28日に発売を開始する予定です。
以上
本件に関するお問い合わせ
川崎市
経済労働局 産業政策部 企画課
小沢・木村
044(200)3714
公益財団法人川崎市産業振興財団
新産業振興課
櫻井・中島
044(548)4112
株式会社松本製作所
本社工場
松本
044(766)0034
富士通株式会社
広報IR室
古藤
03(6252)2175
学校法人専修大学
経済学部 遠山浩ゼミナール
遠山
044(911)1266
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