PRESS RELEASE
2013年10月28日
富士通株式会社
ビッグデータ活用による新たな価値創造に向けた10種のオファリングを提供開始
お客様のイノベーションを加速するビッグデータビジネスの取り組みを強化
当社は、ビッグデータに関する製品・サービス群を体系化した「FUJITSU Big Data Initiative(フジツウ ビッグデータ イニシアチブ)」の継続的な取り組みとして、お客様に最適なビッグデータ活用を提案する10種のオファリング(課題解決メニュー)を策定し、本日より提供します。
本オファリングは、ビッグデータ活用の提案資材と実装モデルから構成され、当社がこれまでに支援したお客様のビッグデータ活用に関する約200件のモデル事例の中から、特にニーズが高い10種のテーマで策定したものです。これにより、データ活用を検討中のお客様は、導入効果や実装モデルを具体的にイメージでき、すばやくビッグデータ導入のアクションに移ることができます。
また、今回のオファリングを実践するデリバリー体制や、データ活用に精通した人材育成を目的としたお客様向けの教育コースを整備するほか、現在6社との協業が進行中の「ベンチャー企業向け支援プログラム」において2014年1月に第二次募集を行います。
当社は、今後も「FUJITSU Big Data Initiative」に基づき、ビッグデータの製品・サービスをトータルに提供していくことで、お客様と社会のイノベーションの加速に貢献します。
[関連リンク] 富士通のビッグデータ ~Big Data Initiative~
当初、新たなビジネスの創出やソーシャルイノベーションなど新規分野への適用に向けての先進的な取り組みとされていたビッグデータ活用は、スマートデバイスの普及やセンサー機器の高度化に伴い、現場で発生する様々なデータを利用することが可能となり、既存業務における効率化や精度向上といったお客様の課題解決に対する現実解としても認識され始めています。
当社は、ビッグデータに関わる製品・サービス群の体系化と、お客様、協業パートナー、ベンチャー企業への支援体制を整備し、2013年6月24日に「FUJITSU Big Data Initiative」として発表しました。ビッグデータ活用が期待から実現フェーズに遷移している今、「FUJITSU Big Data Initiative」の継続的な取り組みとして、10種のオファリングの策定やそのデリバリー体制の整備、データ活用のための人材育成向け教育コースの提供や、「ベンチャー企業向け支援プログラム」の第二次募集を行い、お客様のビッグデータを活用したビジネスの強化を支援していきます。
図1. 「FUJITSU Big Data Initiative」体系図
10種のオファリングメニュー
当社は、ビッグデータ活用に関する約200件のモデル事例を通じて明確となった市場性の高い利用シーンを、大きく4つのテーマ、計10種のメニューにオファリング化し、当社のサービス・プロダクト、独自技術を組み合わせた実装モデルとして提供することで、お客様に最適な活用シーンと確実な効果をアシストしていきます。
図2. 提供するオファリング10種
オファリング例: 顧客接点情報の有機連携によるCXの実現
オファリングメニューの一つである「顧客接点情報の有機連携によるCX(Customer Experience、顧客体験価値)の実現」では、店内行動やネット購買、コールセンターといった様々な顧客接点から得られた情報を活用して、購買予兆・離反予兆を捉え、最適なタイミングで適切な商品・サービスを効果の高いチャネルを通じて提供・プロモーションすることを目的とします。
(1)お客様課題と解決策
(2)オファリングを支えるサービス・技術
オファリングを支える技術例: 複数カメラ映像連携技術
これまでの数値やテキストといった顧客データに加えて、映像や音声などのセンシングデータを活用することにより、これまで気づくことのなかった人間の行動パターンを導き出し、より高度なマーケティングや販売活動を実現します。
オファリングのデリバリー体制強化
当社では、お客様のビッグデータ活用を支援するため、2013年6月に「ビッグデータイニシアティブセンター」を設立しました。本センターは、フロントセンター要員30名を核とし800名体制でビッグデータ商談を行っておりますが、今回のオファリング提供に伴い、オファリングごとの提案チームとして200名を編成し、お客様への相談や提案、活用までを一気通貫で行ってまいります。
図3. 「ビッグデータイニシアティブセンター」オファリング別プロフェッショナルチーム体制図
ビッグデータ人材育成サービス
ビッグデータを活用し、既存業務のさらなる高度化や価値創造による新規ビジネスの創出を図るために必要とされる「ビジネスの知見」「分析力」「ITスキル」を持つ人材不足の課題に対して、当社はビッグデータ実践教育コースを開設し、お客様の人材育成とともに継続的な取り組みをサポートします。
本教育コースは、専門家による講義、ケーススタディ、ツールを使った実践を通じて、データサイエンティストチームのプロジェクト実践ノウハウを4日間で習得し、お客様ビジネスの課題解決や成長に向けたキーマンの育成を行います。また本コース受講後、課題を深堀されたいお客様のために「仮説立案ワークショップ」を提供いたします。
図4. ビッグデータ実践教育コース
「ベンチャー企業向け支援プログラム」第二次募集
「FUJITSU Big Data Initiative」の一環として、本年8月より期間限定で募集を行った、ビッグデータを活用した新たなサービス開発を進めるベンチャー企業を支援する「ベンチャー企業向け支援プログラム」は、現在6社との協業活動が進んでいます。このたび、2014年1月に第二次募集を行い、ビッグデータの新たな可能性をベンチャー企業とともに開拓していきます。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
関連リンク
- 富士通のビッグデータ ~Big Data Initiative~
- 10種のオファリング ~ビッグデータ活用による新たな価値創造~
- ビッグデータ活用によるお客様・社会のイノベーションの加速に向け「FUJITSU Big Data Initiative」として新たに体系化(2013年6月24日 プレスリリース)
- 記者説明会/発表会の模様:1年間限定YouTube公開ダイジェスト映像(4分27秒)
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン
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