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PRESS RELEASE

2013年4月30日
スパンション・インク
富士通株式会社
富士通セミコンダクター株式会社

スパンション、富士通のマイコン・アナログ事業を買収

組み込み市場向け製品基盤の拡充およびフラッシュメモリをベースにしたエンベデッドソリューションの成長戦略の推進

Spansion Inc.（NYSE: CODE、以下、スパンション）と富士通株式会社（以下、富士通）の完全子会社である富士通セミコンダクター株式会社（以下、富士通セミコンダクター）は本日、スパンションが富士通セミコンダクターのマイコン・アナログ事業（約1億1,000万ドル）と棚卸資産（約6,500万ドル（注1））を買収する最終契約を締結したことを発表いたします。スパンションは、この買収がスパンションの2013年業績に影響することを見込んでいます。

スパンションの社長兼CEOのJohn Kispert（ジョン・キスパート）は次のように述べています。

「この買収は、当社にとって売上規模の拡大をもたらすと共に、最先端の組み込みフラッシュ技術を必要とするシステムオンチップ（SoC）ソリューション市場での事業拡大を目指す当社の戦略に沿ったものです。当社は今回の買収で、優れた人材・知的財産と共にマイコン・アナログ製品を獲得することにより、車載、産業、民生市場における組み込み型システムの要求を一貫してサポートすることが可能となり、顧客基盤の拡大が可能となります。当社は、富士通セミコンダクターと十年以上にわたり、戦略的な関係を築いており、多くの顧客を共にサポートしてまいりました。全ての従業員および顧客のため、スムーズな事業の移管に取り組んでまいります。」

富士通株式会社 代表取締役社長 山本正已は次のように述べています。

「富士通グループの企業価値を最大化するために、富士通セミコンダクターと協力して、半導体事業の再編方針を定め、重要な経営判断を実施してきました。大きなシナジーが期待できるこの事業譲渡は、お客様にとってメリットがあるものと確信しています。また、従業員にとっても、世界トップクラスの不揮発性メモリ技術を持つスパンションの一員となることは、マイコン・アナログ製品のポートフォリオの強化につながるメリットがあると考えます。」

組み込み用途の不揮発性メモリは、マイクロコントローラ市場において最も重要な差異化要因の一つであり、多様な組み込み型のアプリケーションで、より高速かつ高性能な製品を必要とするお客様の要求に応えることが可能となります。スパンションは自社のフラッシュ技術、買収するマイコン・アナログ製品とそれに携わる優秀な人材を活用して、より高速かつ高度でエネルギー効率に優れた製品の開発、および車載、産業、民生市場向け次世代「Internet of everything」に対応する製品の開発を進め、より高性能なシステムオンチップ・ソリューションの製品基盤を構築してまいります。

本買収はいくつかのクロージング条件を満たすことが前提となっており、現段階では2013年7月～9月の間に完了する見込みです。

Spansionについて

Spansion（NYSE：CODE）は、フラッシュメモリ・テクノロジーのリーディングプロバイダーです。そのテクノロジーは世界の電子システムの中核を成しており、インターネットに接続するルーターから高度にインタラクティブな民生用および車載用電子機器まで、日常生活を豊かにするあらゆるものに活用されています。広範囲のアプリケーションを網羅する独自のフラッシュメモリ製品ポートフォリオ、MirrorBitチャージトラップテクノロジー、業界トップのサービスおよびサポートを提供するSpansionは、顧客がターゲット市場において効率と成功を実現できるよう支援します。Spansionに関する詳細な情報は、ウェブサイト http://www.spansion.com をご覧ください。

商標について

Spansion®、 SpansionのロゴおよびMirrorBit®は、Spansion LLCの商標または登録商標です。富士通ロゴは、富士通株式会社の登録商標です。 また、本プレスリリースに記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 約6,500万ドル：

棚卸資産の譲渡価格は、棚卸資産の数量および価値によって変動します。

注： 本資料に記載されている譲渡価格などの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の譲渡価格などは様々な要因により大きく異なる可能性があります。

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