このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. 処方せん・付帯情報・調剤情報共有サービスを提供

PRESS RELEASE

2013年2月8日
別府 処方箋の電子化に向けた実証事業コンソーシアム
別府市医師会
別府市薬剤師会
富士通株式会社

処方せん・付帯情報・調剤情報共有サービスを提供

別府市で「処方せんの電子化実証事業」を実施

別府市で医療情報の電子化による医療の信頼性向上を推進している「別府 処方箋の電子化に向けた実証事業コンソーシアム」(所在地:大分県別府市、代表:社団法人大分県別府市医師会)は、2月より、処方せん・付帯情報・調剤情報共有サービスを開始しました。

本コンソーシアムは、「処方せんの電子化実証事業」を大分県別府市で推進しており、富士通と共同で、別府市内の4医療機関と6薬局の間で、電子化した処方せん情報、処方に係る患者の診療情報などの付帯情報(注1)、調剤情報(注2)を共有し、薬剤師の服薬指導や、医師による調剤結果確認などに役立てることができる仕組み「処方せんの電子化システム」を開発しました。これにより、患者も自宅などから調剤情報を参照することができます。

本サービスの利用にあたっては、患者は本コンソーシアムが別府市民向けに発行する「ゆけむり医療カード(ICカード)」により医療機関・薬局での本人確認と自身の調剤情報参照ができます。また、日本医師会と日本薬剤師会の協力を仰ぎ、医師・薬剤師の資格確認用の認証局(注3)を活用し、権限に基づいた情報参照のための認証と情報の発行者としての電子署名ができる仕組みを実装しています。

本実証事業は、厚生労働省の実証事業「処方箋の電子化に向けた検討のための実証事業に関する請負業務」として実施しており、医療安全の実現に向け、安全かつ円滑に医療情報を流通させるための処方せんの電子化システムの運用性と効果の検証を目的としています。

サービス提供

2013年2月1日(金曜日) 矢田こどもクリニックでサービスを提供開始
2013年2月7日(木曜日) 全医療機関、全薬局でサービスを提供開始

実証実験期間

2013年2月1日(金曜日)~2013年3月23日(土曜日)

実証事業に参加する医療機関、薬局

【 医療機関(4機関) 】

国家公務員共済組合連合会新別府病院
河野小児科医院
矢田こどもクリニック
渡部内科循環器科クリニック

【 薬局(6薬局) 】

古戦場薬局
グリーン薬局
輔仁薬局新別府前店
アルファ薬局
石垣調剤薬局
永冨調剤薬局

サービス内容

  1. 参加薬局による処方せん情報、付帯情報の照会
  2. 参加医療機関による調剤情報の照会
  3. 患者の自宅などからの調剤情報の照会

医療機関、薬局のメリット

  1. 医師・薬剤師の資格確認用の認証局を利用した認証を行うことにより、処方せん情報、調剤情報の適切な管理と情報共有が可能となる。
  2. 薬剤師が調剤を行う際に、患者の付帯情報を照会して、適切な服薬指導を行うことができる。
  3. 医師は次回の診察の際に、実際に調剤された結果を参照することにより、適切な処方を行うことができる。

患者のメリット

  1. 自宅のパソコンから「処方せんの電子化システム」にアクセスして、自分の調剤情報を照会することができ、調剤の記録が一括管理されているので、お薬手帳として利用することができる。

添付資料

以上

注釈

注1 付帯情報:
その処方にまつわる診療情報ならびにアレルギーなどの服薬に関して留意すべき事項などの情報。
注2 調剤情報:
処方せんを元に、実際に調剤した薬の情報。
注3 医師・薬剤師の資格確認用の認証局:
PKI(公開鍵暗号方式)技術を使って、医師、薬剤師などの医療従事者の電子的な資格証明(認証、電子署名を行うための電子証明書を搭載)を行う「HPKI(Healthcare PKI)カード」を利用して認証を行う「HPKI」を利用している。なお、医師の電子署名以外は、厚生労働省の準拠性監査前であるが、各種の規程を含め、運用スキームが「HPKI」と同様であることから、「HPKI」と同等のものとして取り扱った。

本件に関するお問い合わせ

〒874-0908 別府市上田の湯町10-5
別府 処方箋の電子化に向けた実証事業コンソーシアム
別府市医師会館内
ゆけむり医療ネット事務局
電話 0977-23-2277

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分
(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。