PRESS RELEASE （サービス）

2013年1月17日
富士通株式会社

お客様のビジネス革新をトータルにサポートする
次世代SIコンセプト「トータルサービスマネジメント」を確立

新たなICT人材像を定義し、2015年度末までに5,000人の育成を目指す

SIは、従来は主にお客様の現行業務の効率化、標準化要求をベースに実施されてきましたが、それもほぼ一段落し、今後は、お客様の「ビジネス変革」「ビジネス成長」支援へシフトしていくものと考えられます。「ビジネス変革」「ビジネス成長」のためには、市場のニーズを的確に捉えるとともに、ビジネス上の課題を発見し、対応策を明確にした上でICTを利活用した新たな事業へと具体化していく必要があります。しかし、お客様自身でこれら全てを実施するのは難しい現状があります。

こうした状況を踏まえ、当社は、お客様のビジネス革新をトータルにサポートする次世代SIコンセプト「トータルサービスマネジメント」を確立するとともに、これを実現する6つのICT人材を定義、ないしは位置づけの見直しを行います。

新たなICT人材を育成・強化することで、お客様のシステムライフサイクルだけでなく、ビジネスサイクルを含めたICT利活用の価値をお客様と共創し、お客様の「ビジネス変革」「ビジネス成長」に貢献してまいります。また、従来から当社が得意としてきたモノづくりに関しても、品質、スピードを上げるべく、人材力強化を含めて取り組んでまいります。

「トータルサービスマネジメント」について

「トータルサービスマネジメント」とは、SIの役割が、これまでの「業務の効率化」から「ビジネス変革」「ビジネス成長」支援へシフトしていくことを踏まえて策定した当社の新しいコンセプトです。お客様の「ビジネス変革」に向け、事業の企画、具体化、運営、評価といったビジネスサイクル、これに対応するシステムライフサイクルを統合的に支援し、そのために必要となるリソースを選択的に提供することで、お客様とともに最適解を実現してまいります。

「トータルサービスマネジメント」を実現する6つのICT人材像について

「トータルサービスマネジメント」を実現する上で、当社は以下の6つのICT人材像を定義し、その育成を強化します。

≪ビジネスサイクル≫

・プロデューサー	：	ビジネスサイクル全般に関与し、他ロールの活動を整理・統合し、お客様ビジネスのサイクルをより大きく、より速くする調節を行う。
・イノベーター	：	ビジネスサイクルにおける運営から評価全般、企画に関与し、現状の運営課題順位付け、投資効果評価と企画への引き継ぎを行う。
・コンサルタント	：	イノベーターの情報およびお客様の要求を結合させ、お客様ビジネスの創造、成長計画の立案、詳細化を行い、インテグレーターに引き継ぐ。
・インテグレーター	：	企画具体化から実装全般（主としてICT適用、利活用）および、運営（安定化完了まで）に関与し、ビジネス具体化を実現する。

≪システムライフサイクル≫

・マネージャー	：	インテグレーターと連携し、システム構築プロジェクトの遂行に必要なリソースを調達し、全体をマネジメントする。
・アーキテクト	：	インテグレーターやマネージャーと連携し、システムの土台となる中核部分の仕様策定や設計を行う。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

•  記者説明会/発表会の模様：1年間限定YouTube公開ダイジェスト映像（4分3秒）
•  富士通株式会社 広報IR室 YouTube公式チャンネル

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