PRESS RELEASE （サービス）

2012年12月4日
富士通株式会社

ビッグデータサービスにおいてセールスフォース・ドットコムの「Force.com」と連携

当社は、2003年からセールスフォース・ドットコムと協業しており、クラウド・コンピューティング導入におけるコンサルティングとシステムインテグレーションを提供しています。また2010年からは、セールスフォース・ドットコムとグローバルでの協業を開始しています。

セールスフォース・ドットコムが提供している企業向けアプリケーション開発基盤のクラウドサービス「Force.com」は、サーバやソフトウェアの購入、管理が不要であり、最小限のプログラミングでスピーディーにアプリケーション開発ができます。また、複数のモバイル端末に対応したアプリケーションを容易に作成できます。

当社は、ビッグデータを収集・蓄積し、データ分析や将来予測を行う基盤をクラウドで提供するサービス「データ活用基盤サービス」を昨年より提供しています。データ活用に必要な複合イベント処理や並列分散処理、非構造データを扱えるストレージなどの機能を備えており、お客様は、本基盤上に独自の業務アプリケーションを開発し、ビッグデータを活用した新たなビジネス構築や課題解決などに取り組むことができます。

今般、当社の「データ活用基盤サービス」とセールスフォース・ドットコムの「Force.com」を連携することで、お客様は、生産性が高く、使い勝手の良いアプリケーション開発基盤から、当社のビッグデータの蓄積・分析機能が活用できるため、さらなる業務改革や新たなビジネス構築が容易になります。

ビッグデータは、製造業や流通業、金融業、サービス業など幅広い業界で活用が検討されています。営業部門やコールセンターに蓄積された顧客情報やPOSデータなどの購買履歴、企業ポータルサイトのアクセスログなど、企業内の様々な部門で個別に管理されているデータを一元的に管理し、社外の情報とあわせて分析することで、よりきめ細かいサービスや商品企画が実現します。

当社は、今後もセールスフォース・ドットコムとの連携を強化し、グローバル展開や新サービスの強化などを図り、データを活用したお客様の新ビジネスの立ち上げや、製品・サービスの付加価値向上などに貢献してまいります。

株式会社セールスフォース・ドットコム 専務執行役員 アライアンス＆サービス統括本部長 保科 実 様のコメント

このたび、富士通様のビッグデータでの取り組みを支援できることを大変嬉しく思っております。富士通様のビッグデータ向けのあらゆるサービスと、弊社のクラウドプラットフォーム「Force.com」および企業向けソーシャルネットワーク「Chatter」を組み合わせることにより、企業はビッグデータを迅速に活用し、顧客の理解を深め、新たなビジネスチャンスを獲得できると信じています。

参考活用例（保険業）

保険業界では、様々なチャネルで収集されているお客様（契約者）情報の統合活用が検討され始めています。

例えばセールスフォース・ドットコムのCRMに蓄積されたお客様の契約情報や、会員制Webサービス（健康情報サービス、安全運転支援サービスなど）にたまったデータ、およびソーシャルメディアの情報を当社の「データ活用基盤サービス」で融合・分析し、分析結果をもとに、契約者のライフサイクルや健康状態、世の中の動向などにマッチした的確な提案を、セールスフォース・ドットコムの「Force.com」を用いて、簡単かつスピーディーにビジュアル化し、タブレットやスマートフォンを使ってお客様に提示することができます。

• 本活用例は、2012年12月6日に 東京ビッグサイトで開催される「Cloudforce2012」の当社デモブースにて紹介します。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

• 「セールスフォース・ドットコムとの連携」紹介サイト
• 「コンバージェンスサービス」紹介サイト

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