PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)
2012年8月20日
富士通株式会社
最新のスマートデバイス用開発フレームワークに対応した
アプリケーションサーバ「Interstage Application Server V11」販売開始
当社は、最新のスマートデバイス用開発フレームワークに対応したアプリケーションサーバ「Interstage Application Server V11」を、本日より販売開始します。また、順次グローバル、および当社パブリッククラウドサービス「FGCP/S5」、および「FGCP/A5 Powered by Windows Azure」でも提供します。
本製品は、スマートデバイス用開発フレームワークの最新版「jQuery Mobile 1.1.1 (注1)」を組み込んでおり、スマートフォン、タブレット向けのより快適なアプリケーションを容易に開発できます。加えて、Javaの最新規約Java SE 7(注2)に対応し、Javaアプリケーションの開発生産性が従来比30%向上しています。
また、本製品は、複数世代のJava、COBOL、C言語などで開発された業務アプリケーションを同時実行可能な世界で唯一のアプリケーションサーバであり、Java SE 6など旧規約による既存業務とJava SE 7による新規業務が共存・連携できます。これにより新規業務を容易に追加することができ、柔軟かつ段階的な業務集約を行えます。
さらに、当社スマートソフトウェアテクノロジー(注3)に基づいた「スマートセットアップ」の強化により、業務構築の一連の作業を1コマンド、最短15分で行え、業務アプリケーションの短いサイクルでの提供を容易にします。
本製品の特長
- 最新の標準規約対応による開発生産性の向上
スマートデバイス向けアプリケーション開発フレームワークの最新版「jQuery Mobile 1.1.1」に対応し、スマートフォン、タブレットの迅速なページ遷移や、長いページでのタップに対するレスポンス向上などを実現し、より快適なUIのアプリケーションを簡単に開発できます。また、V10でのJava EE 6に加え、最新規約のJava SE 7を用いてアプリケーションを開発できます。Java SE 7では、例外処理やリソース解放処理などを、これまで以上に簡潔に記述できます。たとえば、ファイル操作APIの追加により、従来Javaだけでは記述できなかったファイル操作に対応し、Java SE 6より開発生産性が30%向上しています。
- 複数世代Javaアプリケーションの同一サーバ上での共存・連携を実現
最新規約のJava SE 7に対応する一方、Java SE 6などの旧仕様による既存アプリケーションの動作を保証します。既存業務とJava SE 7による新規業務とが同一のアプリケーションサーバ上で共存、かつ相互に連携できます。これにより、既存業務に手を加えることなく、さらにこれらと連携する新規業務を容易に追加することができ、柔軟かつ段階的な業務集約が可能になります。本製品は、複数世代のJava、COBOL、C言語などで開発された業務アプリケーションを同時実行可能な、世界で唯一のアプリケーションサーバです。
- 業務構築の簡易化
お客様の競争力向上のための業務サービスの短期構築に向けて「スマートセットアップ」を強化し、実行環境作成から業務アプリケーション配備、データベース接続、業務の起動まで、19手番必要だった業務構築の一連の作業を、1コマンドで行えます。作業の手順や設定が必要な項目は、適切にナビゲートされます。
一般的なアプリケーションサーバは、マニュアルの確認などを含めて数時間程度が必要ですが、本製品では、マニュアルレスで最短15分で業務を構築でき、業務変更時のアプリケーションの追加・削除も容易です。
標準価格、および出荷時期
製品名 | 標準価格(税別) | 出荷時期 | |
---|---|---|---|
プロダクト | Interstage Application Server Enterprise Edition V11 (プロセッサライセンス) |
280万円より | 8月31日より順次 |
Interstage Application Server Standard-J Edition V11 (プロセッサライセンス) |
55万円より | ||
Interstage Web Server Express V11 (プロセッサライセンス) |
12万円より | ||
Interstage Business Application Server Enterprise Edition V11 (プロセッサライセンス、1年間24時間サポート付き) |
780万円より | ||
Interstage Business Application Server Standard Edition V11 (プロセッサライセンス、1年間24時間サポート付き) |
480万円より | ||
Interstage Studio Standard-J Edition V11 (インストールライセンス) |
36万円より | ||
クラウド サービス |
FGCP/S5のオプションサービスとして、以下を提供 | ||
|
2万7,500円(月額)より | ||
|
6,000円(月額)より | ||
FGCP/A5 Powered by Windows Azureの Windows Azure対応ソフトウェアサービスとして以下を提供
|
8,250円(150時間)より |
- プロセッサライセンスは、マルチコアプロセッサの場合、コアの総数×特定の係数分のライセンスが必要です
- クラウドサービスは、別途、基本サービス料金などが必要です
動作環境
動作OS | |
---|---|
サーバ | Microsoft Windows Server 2008 R2 Microsoft Windows Server 2008 Microsoft Windows Server 2003 R2 Microsoft Windows Server 2003 Windows Azure Guest OS 1.18~(注4) Windows Azure Guest OS 2.6~ (注4) Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 5 Solaris 11 Solaris 10 |
クライアント | Windows 7 Windows Vista Windows XP |
スマートデバイス | Android 2またはAndroid 3 iOS 4またはiOS 5 Windows Phone 7.5 |
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 jQuery Mobile 1.1.1:
- jQueryコア、jQuery UIをベースに開発されたモバイルデバイス向けの開発フレームワークの最新版。スマートフォンやタブレットなどのデバイス独特のUIを、簡単に作成できるさまざまな部品が提供されている。
- 注2 Java SE 7:
- Java Platform Standard Edition 7。Javaの標準規約の最新版。必要なコードを減らし、構文を簡素化することで可読性を高めた。また、RubyやPython、JavaScriptといった動的言語サポートの強化、並列処理をより簡単に実現するためのFork/Joinフレームワーク追加などが行われている。
- 注3 スマートソフトウェアテクノロジー:
- ハードウェアやソフトウェアの状況を自ら判断し、より簡単・安心に使うために最適化を図る当社独自の技術。
- 注4 Windows Azure Guest OS 1.18~、Windows Azure Guest OS 2.6~:
- 「Interstage Application Server Standard-J Edition V11」のみ対応。
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
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