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PRESS RELEASE (ソリューション)

2012年7月10日
富士通株式会社
株式会社富士通ミッションクリティカルシステムズ

ビッグデータ活用システムソリューション「Enterprise Big Data Analysis」販売開始

初期コスト不要で、すぐにビッグデータを活用できるオンプレミス型ソリューション

富士通株式会社(以下、富士通)と株式会社富士通ミッションクリティカルシステムズ(注1)は、ビッグデータの戦略的活用を実現するオンプレミス型のビッグデータ活用システムソリューション「Enterprise Big Data Analysis(エンタープライズビッグデータアナリシス)」を販売開始します。

「Enterprise Big Data Analysis」は、ビッグデータ活用に必要なソフトウェアとSI、システムの運用・保守などを統合したソリューションとして、オンプレミス型システムに向けて提供するものです。ビッグデータの分析処理やストリーミング処理など、お客様が求める利用シーンごとに最適化したモデルを月額サービスとして提供します。

本ソリューションにより、開発期間を最大1/10程度に短縮でき、またシステム開発にかかる初期コストがかからないため、すぐにビッグデータの試行に取り組むことができます。自社でのビッグデータ活用の有効性をいち早く検証したいお客様や、まずはスモールスタートで始めたいお客様などに向けて提供します。

今般、「分析処理モデル」「バッチ処理モデル」「ストリームデータ処理モデル」の3つのモデルを提供し、今後、順次拡大してまいります。

近年、企業を取り巻く環境変化は激しく、現行業務の効率化や新たな価値提供、新ビジネス開発に向けてビッグデータの活用を検討する企業が増えています。ビッグデータ活用は、試行錯誤しながら新たな価値や気づきを模索し、一方で成果をすぐに事業に活かすなど、簡単かつすぐに始められることが重要な要件となっています。

富士通グループでは、ビッグデータ活用に対する取り組みとして、早くから研究・開発を行っており、クラウドサービスやソフトウェア製品の提供などを行ってきました。また、実際に産業、流通、エネルギー、メディア、金融、公共などのお客様に向けて、スマートグリッドやログ分析、マーケット分析などのシステム開発に取り組んでいます。

今般、それらのシステム構築のノウハウと技術を集約し、オンプレミス型のビッグデータ活用システムソリューション「Enterprise Big Data Analysis」として体系化しました。要件や利用シーンごとにモデル化したソリューションを、月額サービスとして提供するため、導入時にシステム開発の初期コストが不要に、また開発期間の大幅な短縮が可能になります。

富士通グループでは、お客様のニーズや活用の目的、方法にあわせて、クラウドサービス、本ソリューションを含むオンプレミスでのシステム構築と、最適な導入形態を提案します。

ビッグデータ活用に対する取り組み

本ソリューションの特長

  1. 統合・最適化されたシステムソリューションのため、開発期間を大幅に短縮

    ビッグデータの利用シーンごとに、システム構成をモデル化したソリューションです。各モデルに合わせて、ソフトウェアとSI、システムの運用・保守などの要素を統合、最適化しているため、通常、要件確認から3~4ヶ月かかるシステム開発が最短1週間で可能です。スピードが求められる企業経営においてすぐにビッグデータを試行することができます。

  2. システム開発にかかる初期コスト不要の月額サービス

    各モデルのソフトウェアや導入するハードウェアの運用・保守を含めて、月額サービスとして提供します。システム開発にかかる初期コスト不要のため、まずは試行したいお客様に最適です。たとえば基本システム構成の場合、コストは約1/5に削減可能です。

  3. 既存システムとの連携が可能なオンプレミス型ソリューション

    オンプレミス型システムに向けたソリューションのため、既存システムや既存データとの連携、また導入済みハードウェアを活用することが可能です。自社内から外に出すことが難しいデータを活用したいお客様や既存システムと連携することで新たな価値を見出したいお客様もビッグデータの活用が可能です。

  4. 高性能・高信頼かつ24時間保守付の安心システム

    本ソリューションのコア部分には、富士通の高信頼・高性能なビッグデータ対応ソフトウェア製品群「Big Data Platform」「Big Data Middleware」を組込んでいます。さらに、当社が長年培ってきた高信頼システムの構築と運用・保守ノウハウに基づき開発した運用や手順を組み込んでいます。24時間保守サービス付きで安心して利用できます。

  5. 独自技術などによる操作性の向上

    独自技術などにより、ビッグデータ活用ツールの操作性を向上させています。

    • さまざまなデータを表形式でまとめることで、データ集計や並べ替えを簡単に操作できるツールを用意しています。
    • ビッグデータ分析用の独自関数ライブラリを多数用意しています。
    • 既存システムのRDBデータにビッグデータシステムからアクセスすることができ、既存システムと連携したアプリケーション開発が容易です。
  6. OSS・ISV製品の連携動作を確認済み

    代表的なOSS・ISV製品とは本ソリューション上での連携動作を確認済みです。さらに、OSS・ISV製品に対する導入・利用における技術サポートサービスを提供します。基本的なアプリケーションや運用スクリプトは、オープンソースとして提供するため、お客様ごとにカスタマイズして利用することができます。

提供モデル

今般、3つのモデルを順次提供していきます。

  1. モデル1「データ分析処理モデル」

    ビッグデータの収集・蓄積、データ抽出・集計のほか、統計分析や予測分析が行えるシステムモデルです。プログラム開発不要で簡単にデータハンドリングができるツールを用意(オプション)しています。また、各種の分析関数をライブラリとして提供していますので、分析アプリケーションの開発が容易です。また、お客様の分析アプリケーション開発をサポートする技術支援サービスも提供します。

  2. モデル2「バッチ処理モデル」

    データ量増加などにより処理時間がかかっている既存システムのバッチ処理をオフロードするシステムモデルです。既存システムとのデータ共用型のため、データの移動を伴わずに本システム側に処理をオフロードできます。バッチ処理の増加にはサーバを、データ量の増加にはストレージを各々スケールアップして対応できます。また、既存システムとのスケジューリング連携(オプション)も可能です。

  3. モデル3「ストリームデータ処理モデル」

    センサーデータなど大量に発生するストリーム型データの分析と制御を行うシステムです。ストリームデータ収集・蓄積・分析と、ストリームデータ制御、状況モニタリングを行うシステムです。


「Enterprise Big Data Analysis」の特長と提供モデル

販売価格、および提供開始時期

販売価格、および提供開始時期一覧
ソリューション名 販売価格(税別) 提供開始時期
ビッグデータ活用システムソリューション
「Enterprise Big Data Analysis」
180万円/月から 2012年8月1日から

動作確認OSS・ISV製品

OSS  :  Pentaho、Mahout、ASAKUSA、Sqoop、Hinemos
ISV製品  :  DAS(Datameer社)、Quantum4D(Quantum4D社)、RTView(SLジャパン社)、BusinessEvents(TIBCO社)、Oracle CEP(ORACLE社)

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 株式会社富士通ミッションクリティカルシステムズ:
本社 東京都港区、代表取締役社長 三浦 壽男。

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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