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PRESS RELEASE （サービス）

2012年5月14日
富士通株式会社
株式会社富士通システムズ・イースト

プロセス産業向け基幹業務システム「GLOVIA/Process C1」の新製品を販売開始

クラウド環境と多言語化に対応し、コーポレートガバナンスとグローバルオペレーションを強化

化学、石油、食品といったプロセス産業では、原材料や為替レートの変動リスク、他事業への展開に伴うM&A、海外拠点への進出、自然災害による資源制約などの対応に迫られています。これらの環境の変化に柔軟に対応するためには、迅速かつ全体最適な意思決定やオペレーションが不可欠です。

当社はこれまで、基幹業務システム「GLOVIA/Process C1」を80社以上のプロセス産業のお客様向けに導入し、販売、購買、生産、在庫、原価管理などの業務の標準化や共通化を図り、経営の高度化と効率化を支援してきました。

今回、プライベート型のクラウド基盤に対応させたことで、短期間に、安全に、低価格でシステムを構築することが可能です。また、グローバル展開を支援するため多言語に対応することで、海外拠点を含む各拠点の原価損益情報などをリアルタイムに把握し、経営を多角的にサポートしていきます。

なお、本製品は、5月17日（木曜日）、18日（金曜日）に東京国際フォーラム（東京都千代田区）で開催される「富士通フォーラム2012」に出展します。

本サービスの特長

1. クラウド環境によりグループ企業のコーポレートガバナンスの実現を支援

   「GLOVIA/Process C1」の業務プロセスをベースに、プライベートクラウドを構築できます。また、多数のクラウドアプリケーションの稼働実績を持つ当社のパブリック型クラウドサービス「FGCP/S5」（注1）にも対応可能です。これにより、国内外のグループ企業に短期間、低価格でシステムを導入でき、コーポレートガバナンスの実現を支援します。

2. 多言語化対応によるグローバルオペレーションの実現

   日本語に加え、英語・中国語にも対応しました。これにより、グローバルに展開されているお客様において課題となっていた各拠点における原価損益の変動を速やかに把握するグローバルオペレーションの確立が可能です。各拠点の原価損益情報のリアルタイムな把握だけでなく、原材料価格変動にともなうコストインパクトや損益予測、最適生産拠点などの各種シミュミレーションにより多角的に経営判断をサポートします。また、海外拠点を含めた在庫状況を把握できるため、最適、かつ健全なグローバル在庫資産管理を実現します。さらに、生産プロセスでの廃棄物やユーティリティ（電力、ガス）などのロスを把握し、環境経営にも貢献します。

3. 多数の利用者に使いやすいよう操作性を向上

   グループ企業における多数の利用者の利便性を考慮し、操作性の向上も図りました。サイドメニューを追加し、業務ごとの画面間の移動をスムーズにしたほか、照会画面（在庫、出荷）と入力画面（受注、売上）を同時に立ち上げることにより利用者の操作負荷軽減を図り、業務処理効率の向上につなげます。

   
   図2．使いやすい画面操作イメージ
   （左：サイドメニューより直接業務画面に移動 右：在庫照会をしながら受注入力を実行）

4. 低価格な導入を実現

   海外も含めたグループ企業にも展開しやすいよう、カンパニーライセンスを提供します。さらに、従来のオプション系製品群をパッケージ本体に標準搭載することで、よりお求めやすくしました。

販売価格、および出荷時期

販売価格、および出荷時期

製品名	価格（円：税別）	出荷時期
GLOVIA／Process C1 サーバライセンス（1社目）※	1,000万円	5月末
GLOVIA/Process C1 サーバ追加会社ライセンス（2社目以降）	500万円
GLOVIA/Process C1 ユーザライセンス（1ユーザ）	10万円

※カンパニーライセンスには、販売物流、購買、生産、在庫、原価損益（低価法、MFCA）を含みます。

販売目標

2014年度末までに約50システム（当社の決算期は3月末日です。）

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 FGCP/S5：

サーバやストレージなどのICTインフラを一括して、当社のデータセンターからネットワーク経由で仮想的に提供するもので、お客様が利用用途に合わせ、オンデマンドで利用できるパブリック型のクラウドサービス。99.99%の高い稼働率を保証しており、企業の基幹システムでの利用にも耐え得る高い信頼性を確保している。

関連リンク

• 「GLOVIA/Process C1」紹介サイト

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