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PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2012年3月7日
富士通株式会社

PCサーバ「PRIMERGY」の新2WAYサーバ4モデルを提供開始

最新CPU「インテル® Xeon® E5ファミリー」を搭載

当社は、本日インテル社より発表された最新CPU「インテル® Xeon® E5ファミリー」を搭載した2WAY 1Uラック型サーバ「PRIMERGY RX200 S7」、2WAY 2Uラック型サーバ「PRIMERGY RX300 S7」、2WAY 4Uラック型サーバ「PRIMERGY RX350 S7」、2WAYタワー型サーバ「PRIMERGY TX300 S7」の4モデルを本日より販売開始します。

新たにラインナップする4モデルは、最新の高性能8コアプロセッサの搭載や最大搭載メモリ容量の拡大に対応し、中堅・大企業における基幹サーバや部門サーバ、仮想化システム、ハイパフォーマンスコンピューティングでのPCクラスタシステム、高信頼なクラウド環境を支えるデータセンターなど幅広い利用環境に適しています。

また、「PRIMERGY RX200 S7」のオプションとして、実証を進めてきたデータセンター向けにサーバ内蔵型バッテリー装置の提供を開始します。本オプションは、万一の電力瞬断の際の電力供給が可能なため、データセンターなどにおける大型の無停電電源装置(UPS)や定電圧定周波数電源(CVCF)(注1)などの電源設備が不要となり、設置性の大幅な向上を実現します。

新製品ラインナップ

  • 2WAY 1Uラック型サーバ 「PRIMERGY RX200 S7」
  • 2WAY 2Uラック型サーバ 「PRIMERGY RX300 S7」
  • 2WAY 4Uラック型サーバ 「PRIMERGY RX350 S7」
  • 2WAY タワー型サーバ 「PRIMERGY TX300 S7」

これらの4モデルは、優れたパフォーマンス、拡張性、冗長性を備え、中堅・大企業における基幹サーバや部門サーバなど幅広い利用環境に適したミドルレンジサーバです。

今回新たにラインナップとして追加する2WAY 4Uラック型サーバ「PRIMERGY RX350 S7」は、GPUによる演算処理を可能にするGPUコンピューティング(注2)カードの搭載に対応しており、ハイパフォーマンスコンピューティング環境の構築にも適したラックサーバとなります。

なお、ブレードサーバにおいても、本日発表された「インテル® Xeon® E5ファミリー」を搭載したサーバを2012年度第1四半期に販売開始する予定です。


「PRIMERGY RX200 S7」
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「PRIMERGY RX300 S7」
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「PRIMERGY RX350 S7」
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「PRIMERGY TX300 S7」
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新製品の特長

  1. 最新の「インテル® Xeon® プロセッサー E5ファミリー」搭載による高性能、低消費電力の実現
    • 消費電力あたりの性能向上を実現したインテル社最新CPU「インテル® Xeon® プロセッサー E5ファミリー」を搭載しています。2コア~8コアまで幅広いCPUラインナップを揃え、お客様のニーズに応じた最適なCPUを選択できます。
    • 高性能かつ省電力を実現する、低消費電力CPU「インテル® Xeon® プロセッサー E5-2630L/2640L」も選択可能です。
  2. 省電力性の向上
    • 80PLUS®Platinum認定(注3)を取得した高効率電源を採用しています。
    • 「PRIMERGY RX200 S7」は、搭載CPUの構成を識別して冷却FANの回転数を制御しており、低消費電力CPU搭載時には従来機種に比べFAN回転数を最大で33%低減し、さらなる省電力効果を発揮します。
  3. メモリの高速性と拡張性を強化
    • 拡大する仮想化システムへの対応を踏まえ、メモリを24枚実装可能としているため、最大384GB(注4)まで拡張可能です。また、高速メモリ「DDR3 1600 Registered DIMM(PC3-12800)」を採用しています。
    • 訂正可能な異常が発生した場合に、同一メモリチャネルの中で予約したメモリランク(注5)をスペアメモリとして用いる「ランクスペアリングモード」をサポートしています。 本機能により、従来モデルにおけるスペアメモリ機能と比較し、より多くのメモリ容量をシステムメモリとして利用可能です。
  4. サーバ内蔵型バッテリー装置によりデータセンターにおける設置性を向上
    • 実証したデータセンター向けに提供するサーバ内蔵型バッテリー装置により、サーバごとにバッテリーを持てるため、データセンターにおける電力の供給瞬断への対策が可能になります。これにより、大型UPSなど専用ファシリティが不要となります。
    • 本バッテリーは、2WAY 1Uラック型サーバ「PRIMERGY RX200 S7」の筐体内に内蔵することができるため、従来に比べ設置効率を2倍に高める(注6)ことができます。データセンター全体に大型のUPSやCVCFを設置する場合と比較し、大幅な設置性向上を実現します。
    • なお、本装置は、お客様ごとの電源管理方式に応じた提供を行うために、お客様のサーバ設置環境や要件に基づき適用効果を確認の上、個別に提供するオプションとなります。

新モデルの希望小売価格、および提供開始時期

新モデルの希望小売価格、および提供開始時期一覧
製品名 仕様 希望小売価格(税別) 提供開始時期
PRIMERGY RX200 S7 2.5インチモデル
Xeon E5-2603 (1.80GHz/4コア) × 1
2GB LV-Unbuffered DIMM × 1
29万3,900円 2012年3月中旬より
PRIMERGY RX300 S7 2.5インチモデル
Xeon E5-2603 (1.80GHz/4コア) × 1
2GB LV- Unbuffered DIMM × 1
33万5,900円
PRIMERGY RX350 S7 2.5インチモデル
Xeon E5-2603 (1.80GHz/4コア) × 1
2GB LV- Unbuffered DIMM × 1
38万900円
PRIMERGY TX300 S7 3.5インチモデル
Xeon E5-2603 (1.80GHz/4コア) × 1
2GB LV- Unbuffered DIMM × 1
32万900円

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 定電圧定周波数電源(CVCF):
電源の予想外のトラブル(停電、瞬断、電力低下など)により、正常なシャットダウン処理を行わないサーバの突然のダウンからシステムを保護する無停電電源装置のうち、電圧と周波数を一定に保つことを主目的とした装置。
注2 GPUコンピューティング:
従来は画像処理のためのデバイスとして使われていたGPU(Graphics Processing Unit)を、解析・シミュレーションに活用する高度な並列演算処理。
注3 80PLUS®Platinum認定:
80PLUSプログラムが推進する電気機器の省電力化プログラムで、交流から直流への変換効率が92%以上の電源ユニットに対して認定される。
注4 最大384GB:
2CPU搭載時。(16GB Registered DIMM × 24)
注5 メモリランク:
メモリモジュールの動作ブロックの単位。1枚のDIMMで1ランクを使用するメモリをシングルランクメモリ、2ランク使用するメモリをデュアルランクメモリという。
注6 設置効率を2倍に高める:
当社従来比 50%削減。「PRIMERGY RX200 S6」×2台 + 高機能無停電電源装置(Smart-UPS 1500RMJ-2U)×1台との比較。

関連リンク

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本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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