PRESS RELEASE (サービス)
2012年3月27日
富士通株式会社
物流業界向け倉庫内作業支援システムをSaaSで販売開始
SaaS型での利用により、システム構築・運用コストを大幅に削減
当社は、物流業界向けに、倉庫内作業を支援する「LOMOS/TM-SaaS(ロモス ティーエム サース)」を、本日より販売開始します。
本サービスは、倉庫内の商品に添付されたバーコードと、無線ハンディターミナル(以下、無線HHT)を活用し、入荷検品・ピッキング・出荷検品・棚卸・棚移動などの作業を効率化するものです。これにより、スピーディーで精度の高い出荷が可能となり、出荷先へのサービスレベルを向上させるとともに、無線HHTの導入によるペーパーレス化を実現します。
また、本サービスは当社グループの高信頼なデータセンターを利用したSaaS型での提供であり、お客様は自社でシステムを構築・運用する必要がないため、低価格、かつ短期間でサービスを利用できます。これまで、コストや運用負荷への懸念からICTシステムの導入に踏み切れなかった、中堅・中小規模のお客様でも手軽に導入できます。
なお、本サービスは、物流業界向けシステムの開発において多数の実績を持つ株式会社富士通アドバンストエンジニアリング(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:石田清信)が開発しました。
物流業界では、出荷先へのサービスレベルの向上のため、出荷精度の向上と、出荷先からの指示を受けて納品するまでの時間短縮に取り組んでおり、倉庫内作業を効率化するシステムの導入が進んでいます。しかしながら、ICTシステム構築に必要なサーバやソフトウェア、パソコンなどをそろえるためには、導入コストや運用負荷がかかることが課題となっています。
このような課題に対して、当社は、低価格で、短期間に導入可能、かつ運用負荷を低減できる倉庫内作業支援SaaS「LOMOS/TM-SaaS」を提供します。
本サービスの特長
- 倉庫内作業の効率化を実現
バーコードと無線HHTを活用することで、入荷検品・ピッキング(注文や出荷指示に沿って、商品を倉庫から運びだす作業)・出荷検品・棚卸・棚移動などの物流現場の作業を効率化します。各作業者は無線HHTで商品のバーコードをスキャンするだけで、データ収集を行うことができます。作業の標準化により、出荷精度の向上と、納品時間の短縮を実現します。
- SaaS型での利用により、低価格かつ、短期間でサービス利用開始
ICTシステムの構築に必要なハードウェアや、事業所ごとのソフトウェアのインストールが不要です。インターネットに接続できるパソコンおよび本サービスに必要な無線HHTがあれば、容易に利用することができるため、初期費用をおさえつつ、短期間で利用開始できます。
- 高信頼の当社データセンターからのSaaS提供
作業指示データや作業実績データなどの各種データは、堅牢なファシリティ管理と万全なセキュリティ対策を施した、当社クラウドサービスのビジネス基盤であるデータセンターで管理することで、お客様は安心して利用することができます。
- 安心の24時間365日のサポート受付
当社グループの物流サービス&サポートセンターが、24時間365日お客様からの問い合わせに対応し、お客様の業務運用の安定化に貢献します。
本サービスのイメージ
販売価格、および出荷時期
製品名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
---|---|---|
LOMOS/TM-SaaS | 月額7万5,000円から | 即日 |
別途、初期導入費および無線HHT(当社製「MultiPad V2」)の費用が必要になります。
その他の無線HHT製品の動作保証はしておりません。
販売目標
2016年度末までに200物流センター(なお、当社の決算期は3月末日です。)
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン
0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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