• English

PRESS RELEASE

2012年2月27日
富士通株式会社

新IP-PBX Enterprise Telephony System「LEGEND-V」 販売開始

災害による停電、システム障害発生時への対応を強化

昨今、企業のIPテレフォニーシステムにおいて、災害による停電時、およびネットワークやシステム障害時に、ライフラインとしての通話が遮断され、ビジネスの機会損失を招くリスクが課題になっています。

当社は、この課題を解決するため、1986年からの開発、およびさまざまな企業や公共団体への導入・運用で培ったIP-PBXの技術とノウハウを結集し、万一の停電や障害時にも継続運用可能な高い信頼性を備えた新製品Enterprise Telephony System「LEGEND-V」を開発しました。

新製品の特長

1. ネットワークやシステム障害時の業務影響を最小化

   高信頼性を実現するためのさまざまな機能を搭載しており、システム障害時の運用継続方法をきめ細かく設定できます。これにより、ネットワークやシステム障害時の業務影響を最小化し、ビジネスの機会損失を防ぐことができます。

   • システム制御部、回線収容部、回線収容電源部の冗長構成を選択可能
   • 停電時、バッテリーでの継続運用が可能
   • バッテリー運用終了後も特定の内線電話機で外部との連絡を継続可能
   • 各拠点のテレフォニーシステムをセンターで集中管理するIPリモートシェルフによる運用において、バックアップサーバを拠点に配置することで、ネットワーク障害時に拠点での業務継続が可能
2. お客様のビジネス成長に合わせて柔軟に対応できる拡張性

   最大1万6,000内線まで対応できます（従来製品は標準で最大6,400内線）。また、1モデルで400内線から1万6,000内線まで幅広くカバーしているため、製品を買い替えることなく、IPテレフォニーシステムの規模や構成をお客様のビジネス成長に合わせて柔軟に拡張できます。

   当社のIPテレフォニーシステムをご利用のお客様は、保守サポート期間内のラインセットや電話機、PHSなどを継続してご利用いただけます。

3. 初期投資を抑えて統合コミュニケーション環境への移行が可能

   NTT東／西日本のひかり電話オフィスA（エース）、KDDI のIP電話サービス（光ダイレクト）、当社の FENICSのIP電話サービスなどの多種多様なキャリアの回線やデジタル、アナログ、IP全ての中継線インターフェース回線を収容できるため、大容量ゲートウェイ装置として利用できます。

   また、既存資産を活用しながら順次IP化できるため、固定IP電話機だけでなく、スマートフォン、携帯電話、PHSなどのモバイル端末、ビデオ会議、Web会議、電子メール、ボイスメールなどを統合したコミュニケーション環境に初期投資を抑えて移行できます。効率的で円滑なコミュニケーションを図ることで、ビジネススピードや生産性を高めることができます。

   
   拡大イメージ

4. センター集中管理による運用効率化を実現

   各拠点の内線を最大600回線まで収容できるIPリモートシェルフをご利用いただくことで、各拠点のIPテレフォニーシステムをセンターで集中管理できます。これにより、内線番号の追加や変更、ピックアップのグルーピング、アラーム監視やメンテナンスといった作業をセンター側で一括して行えるため、運用効率の向上を図ることができます。

販売価格、および出荷時期

販売価格、および出荷時期一覧

製品名	販売価格（税別）	出荷時期
LEGEND-V本体装置	2,600万円から （電話機400台収容時）	2012年8月1日より
LEGEND-V IPリモートシェルフ	1,300万円から （電話機200台収容時）

販売目標

今後1年間で500システム

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

• 「LEGEND-V」紹介サイト
• 「IPテレフォニー」紹介サイト

拡大画像

•  LEGEND-V（15.8KB）

---