PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)
2011年12月20日
富士通株式会社
最新規約Java EE 6、スマートデバイスに対応したアプリケーションサーバ
「Interstage Application Server V10.1」販売開始
当社は、アプリケーション実行基盤であるアプリケーションサーバの最新版「Interstage Application Server V10.1」を、本日より販売開始します。
本製品は、Java EE 5、J2EE、COBOL、C言語に加え、Javaの最新規約であるJava EE 6(注1)をサポートしており、複数言語で開発されたアプリケーションをひとつのアプリケーションサーバ上で同時に実行することができます。既存システムに手を加えたり、業務の運用を変えることなく、既存業務と最新のJava EE 6によって開発したアプリケーションを本製品上で実行できるため、業務集約に最適です。
また、スマートフォン、タブレット端末などスマートデバイス用のアプリケーション開発フレームワークであるオープンソース「jQuery Mobile」をサポートしており、iOS、Android、Windows Phoneを搭載する各種スマートデバイスに対応できるWebアプリケーションを開発、実行できます。これにより、急速に普及するスマートデバイスを使って、営業システムや販売・在庫管理システムなど企業での業務システムを外出先などでも活用することができます。
なお本製品は、当社のスマートソフトウェアテクノロジー(注2)に基づき、簡単導入を実現する「スマートセットアップ」、アプリケーションのレスポンスの安定化を図る「スマートチューニング」を採用しています。
本製品の特長
- 最新のJava EE 6による新規業務と既存システムを同一サーバ上に集約
V9以前の旧バージョン製品で利用していた既存の業務アプリケーション資産を修正することなく、最新のJava EE 6を用いて新たな業務アプリケーションを追加して、同時に実行することができます。これにより、既存業務と、最新仕様による新規業務を同一サーバ上に集約できます。
本製品は、従来より複数世代のJava、COBOL、C言語などの言語で開発された業務アプリケーションをひとつのアプリケーションサーバで動作できる高い互換性を保証した世界で唯一のアプリケーションサーバです。
- Webアプリケーションの開発生産性を向上
Javaの最新規約であるJava EE 6に対応しており、従来のWebアプリケーションでは必須だったweb.xml(注3)記述が一文で表現できます。これにより、アプリケーションに記述するコード量を最大で従来の1/2に低減でき、開発生産性が大幅に向上します。
また、作成したアプリケーションの動作検証をJava VM(注4)だけでできるため、テスト用のアプリケーションサーバを構築する必要がなく、さらに開発生産性が向上します。
- スマートデバイス用の豊富なアプリケーション部品で簡単に開発
スマートフォン、タブレット端末などスマートデバイス向けのアプリケーション開発フレームワークとして定評のある「jQuery Mobile」をサポートします。スマートデバイスの画面表示に最適化されたツールバーやボタンなどの豊富な部品群を利用して、HTMLの知識だけで容易に開発できます。
作成したアプリケーションは機種に依存しないため、ひとつのアプリケーションで、iOS、Android、Windows Phoneを搭載する各種スマートデバイスに対応できます。
本製品は、ソフトウェアをより簡単、安心にお使いいただくために最適化する当社独自のスマートソフトウェアテクノロジーを採用した「スマートセットアップ」と「スマートチューニング」を提供しています。「スマートセットアップ」により、導入・設定が簡単に行え、「スマートチューニング」により、アプリケーションのレスポンスを安定化できます。
標準価格、および出荷時期
製品名 | 標準価格(税別) | 出荷時期 |
---|---|---|
Interstage Application Server Enterprise Edition V10.1 (プロセッサライセンス) |
280万円より | 12月27日より順次 |
Interstage Application Server Standard-J Edition V10.1 (プロセッサライセンス) |
55万円より | |
Interstage Studio Standard-J Edition V10.1 (インストールライセンス) |
36万円より |
動作環境
動作OS | |
---|---|
サーバ | Microsoft Windows Server 2008 R2 Microsoft Windows Server 2008 Microsoft Windows Server 2003 R2 Microsoft Windows Server 2003 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 5 Solaris 11 Solaris 10 Solaris 9 |
クライアント | Windows 7 Windows Vista Windows XP |
スマートデバイス | Android 2.3 Android 3.2 iOS 4.3.5 iOS 5.0.1 Windows Phone 7.5 |
- Solaris、Linux対応版、および海外向け製品は順次提供予定
商標について
- OracleとJavaは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名などは各社の商標または登録商標である場合があります。
- iOSは、Apple Inc.の商標です。
- AndroidはGoogle Inc.の商標です。
- Microsoft、Windows 7、Windows Vista、Windows XP、Windows Server、Windows Phoneは、米国Microsoft Corporationの、米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。
- Red Hatは米国その他の国でRed Hat, Inc.の登録商標もしくは商標です。LinuxはLinus Torvaldsの商標です。
- その他の記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 Java EE 6:
- Javaの基幹系業務システムで採用される、業界標準の規約の最新版。Webアプリケーションの標準規約であるServletやJSPといったサブ規約が含まれている。
- 注2 スマートソフトウェアテクノロジー:
- ハードウェアやソフトウェアの状況を自ら判断し、より簡単・安心に使うために最適化を図る当社独自の技術。
- 注3 web.xml:
- Webアプリケーションの動作を定義するXMLファイル。
- 注4 Java VM:
- Java Virtual Machine(Java仮想マシン)。Javaコンパイラによって、ソースコードからJava独自の形式(Javaバイトコード)に定義された命令を、使用プラットフォームに応じたコード(ネイティブコード)に変換して実行する仕組み。
関連リンク
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