PRESS RELEASE (サービス)
2011年10月7日
富士通株式会社
インドでのオフショアを活用したシステム運用サービスを提供開始
日本国内と同等の高品質なシステム運用を、低価格で実現
当社は、オフショア(注1)を活用し、高品質、低価格なシステム運用サービス「オフショア運用サービス(RIM: Remote Infrastructure Management)」を、本日より提供開始します。
本サービスは、インドに拠点を置く富士通コンサルティングインディア(本社:インド プネ市、以下、FCIPL)から、リモートにてお客様のシステム運用を代行するものです。富士通グループの持つさまざまな最新テクノロジーとノウハウを結集し、言語、技術、文化の違いなど、従来のオフショア利用時のお客様の不安を解消した、高品質なシステム運用を実現します。また、低価格でのサービス利用が可能なため、お客様はシステム運用コストを削減するとともに、運用スタッフをビジネスのコア業務へシフトするなど、経営の観点からの最適化を実現できます。
なお、当社の社内実践として、本サービスを利用しシステム監視を行った結果、3年間で約20%のコストダウンを実現することができました。
近年、システムのマルチベンダー化に伴い、トラブル発生率が増えており、いっそう高品質な運用サービスが求められています。一方で、システムが複雑化・大規模化するにつれ、運用に多大なコストや工数がかかり、お客様の負荷が増えているのが現状です。
このような状況を踏まえ、当社はオフショアを活用した、高品質、低価格なシステム運用サービス「オフショア運用サービス」を提供します。
当社はこれまで、インド、フィリピン、ロシアのオフショア拠点から欧米向けに英語でシステム運用サービスを提供してきました。今般、そのノウハウを活用し、インド プネ市の当社グループ会社であるFCIPLが、日本語および英語によるサービスの体系を整備し、日系企業向けに提供開始します。FCIPLには日本語が堪能で優秀な技術者が多いため、お客様に安心して利用いただけます。
「オフショア運用サービス」提供イメージ図
拡大イメージ
本サービスの特長
- 高品質かつ低価格なシステム運用を実現
欧米向けに数多くのシステム運用サービスを提供してきたFCIPLのノウハウを、日系企業向けに展開します。日本国内と同等の高品質なシステム運用を低価格で提供し、運用コストを削減するとともに、運用スタッフをビジネスのコア業務へシフトすることが可能です。なお、当社の社内実践として本サービスを適用した結果、3年間で約20%のコストダウンを実現することができました。
- 運用技術の確立により、サービス品質に対するお客様の不安を解消
従来オフショアサービスは、言語、技術、文化の違いによる不安から、高品質が要求されるシステム運用への適用を懸念するケースが見られましたが、今回当社では、リスクヘッジを実現するトランジション手法、サービスレベルの明確化、日本人サービスマネージャーの統制や日本でのシャドーイングなど、お客様のシステム形態と業務内容に応じた新たな運用技術を確立し、お客様の不安を解消する高品質なシステム運用を実現します。
- 高度なセキュリティレベルを維持したシステム運用
お客様の重要データを海外に送信せずに運用を実現するシンクライアントモニタリング手法、欧米での合理的な運用標準体型とセキュリティ運用基準、当社の館林システムセンターで培ったインシデント管理手法などを用い、高度なセキュリティレベルを維持したまま、システム運用を実施します。また、継続的に運用アセスメントを実施し、お客様システムの改善を図ってまいります。
サービスメニュー
- システム監視
Ping監視、ログメッセージ監視、プロセス監視、リソース監視、環境監視などの監視作業を実施。
- 稼働管理
システム稼働スケジュールや、ジョブスケジュールなどのスケジュールをきめ細かく管理。
- バックアップ管理
システムバックアップから、データベースバックアップなどのバックアップ作業を実施。
- 性能管理
サーバのリソースやデータベースなどの資源情報、ネットワークレスポンス、Webページレスポンスなどの性能管理を実施。
- セキュリティ管理
ウイルス対策やセキュリティパッチ適用、アカウント管理からセキュリティ診断まで幅広く実施。
- 変更・リリース管理
お客様資産に対するシステム変更やアプリケーション変更など、システム全般に対する変更およびリリースを管理。
- サービス管理
運用業務全般に関わる作業内容を包括的に維持・管理。お客様に対し、定期的なサービス実施状況の報告や改善提案を実施。
FCIPLについて
社名 | : | Fujitsu Consulting India Private Limited(富士通コンサルティングインディア) |
設立 | : | 2006年3月 |
本社 | : | インド プネ市 |
支店 | : | インド ノイダ市、ハイデラバード市、バンガロール市など |
従業員数 | : | 約2,600名(2011年9月現在) |
事業内容 | : | インフラ運用サービス、SAPやOracleといったERP/CRMの開発/サポート、ソフトウェアのオフショア開発、ITコンサルティングサービス |
販売価格、および提供開始時期
サービス名 | 販売価格(税別) | 提供開始時期 |
---|---|---|
オフショア運用サービス | 個別見積 | 即日 |
販売目標
提供開始から1年間で10社、33億円。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
サービスビジネス本部 グローバルサービスビジネス推進室
03-6424-6336(直通)
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