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PRESS RELEASE （サービス）

2011年10月11日
富士通株式会社

エプソン様の「メールプリント」サービスを実現するクラウドICT基盤を構築

高信頼で拡張性の高いプライベートクラウド環境をグローバルに提供

エプソン様の「メールプリント」サービス

近年、スマートフォンやタブレット端末などの普及により、これらの端末を使ったメール、ウェブページ閲覧、プレゼンテーションや文書作成などの機会が増えています。これらの端末は、オフィスや自宅の中だけでなく、外出先などでも使われることが多いため、さまざまな場所から印刷したいというニーズも高まっていますが、従来、これらの端末からプリンターへの印刷が簡単にできない場合がありました。

本サービスは、このようなニーズに対応するもので、エプソン製のプリンターのメールアドレスに、メールを送るだけで写真や文書などの添付ファイルを印刷することができ、メールを送れる環境であれば、どこからでも印刷が可能です。たとえば、旅行先から友人宅のプリンターにすぐに写真を送ったり、子どもの写真を遠方の家族のプリンターに送るなど、プライベートからビジネスまで、さまざまな用途に利用できます。

システムの特長

当社は、「メールプリント」サービスを実現するために、高い信頼性と拡張性を備えたプライベートクラウドのICT基盤を構築しました。

1. 「オンデマンドホスティングサービス」により高信頼で拡張性のあるシステムを実現

   今回、データセンターに設置されたサーバを提供する当社の「オンデマンドホスティングサービス」（IaaS）（注3）をベースにしたプライベートクラウドICT基盤を構築しました。「オンデマンドホスティングサービス」は、スモールスタート・短期導入が可能で、今回、初期投資を従来に比べ約3分の1に抑制しました。また、アウトソーシングビジネスの実績を活かした、当社データセンター内の信頼性の高い運用環境（サーバ、ストレージ、ネットワーク機器など）を利用できるため、エプソン様は高信頼のサービスをお客様に提供できます。

2. メールプリント基盤により、さまざまな場所からの印刷が可能に

   充実したセキュリティ対策機能や操作性、カスタマイズ性に優れたメールソリューション「SYNCDOT(シンクドット)」（注4）をコアテクノロジーに採用し、当社グループの豊富な経験とノウハウを活かしたメールプリント基盤（PaaS）（注5）を、IaaS上に構築しました。これにより、スマートフォンや携帯電話などの端末からプリンターに直接メールを送ることが可能になり、パソコンの仲介なしで、さまざまな場所から印刷したいというニーズに対応しました。

3. プラットフォーム標準化アーキテクチャー「TRIOLE」により高品質なICT基盤を短期間で構築

   「仮想」「自律」「統合」という3つのコア技術をベースに、サーバ、ストレージ、ネットワーク、ミドルウェアなどを包括的な視点で、最適なICTインフラをインテグレーションする当社のアーキテクチャー「TRIOLE(トリオーレ)」を適用しました。今回、サーバなどプラットフォームの構築から運用設計に至るまで、設計作業期間を従来に比べて約3割短縮するなど、短期間で高品質なICT基盤を構築しました。

エプソン様は、今回構築した最先端のクラウドICT基盤を活用し、今後もお客様の生活を豊かにするサービスを開発・提供し、当社は、エプソン様の最先端のICT基盤を強力にサポートしていきます。また、今後、両社にてビジネス領域も含めた新たな利用シーンを創出し、モバイル＆クラウドプリントサービスの拡大を目指します。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 「メールプリント」サービス：

一部の地域を除く。

注2 モバイル＆クラウドプリントサービス：

エプソン様のスマートフォンや携帯電話、タブレット端末などに対応したプリントサービスの総称。

注3 IaaS：

Infrastructure as a Service

注4 SYNCDOT：

株式会社富士通長野システムエンジニアリング（本社：長野県長野市、代表取締役社長：平松 敏朗）の製品。

注5 PaaS：

Platform as a Service

関連リンク

• エプソン様「メールプリント」
• 富士通「オンデマンドホスティングサービス」

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