PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

OSSを活用したクラウド環境の構築・運用支援サービスを提供開始

事前検証済みのテンプレートにより、約2週間でOSSクラウドを構築可能

ICTコストの最適化や経営環境の変化に対応するため、企業や団体でクラウド・コンピューティングの導入が急速に進むなか、クラウドサービス事業者や自治体、大学などを中心に、低コストで柔軟性に富むOSSを活用したクラウド環境（OSSクラウド）を構築するニーズが増えています。

このような状況に対応し、当社はOSSクラウドの構築・運用を支援するためのサービス6種を提供します。

具体的には、当社のPCサーバ「PRIMERGY」、ストレージシステム「ETERNUS」などのハードウェアとOSSの組み合わせを事前に検証したOSSクラウド基盤、およびOSSクラウドテンプレート18種を整備しました。これらを元に、「OSSクラウド基盤構築サービス」「OSSクラウドテンプレート構築サービス」「OSSクラウドシステム構築サービス」、導入後の運用支援を行う「OSSクラウド基盤運用支援サービス」「OSSクラウドテンプレート運用支援サービス」「OSSクラウドシステム運用支援サービス」の6種のサービスを提供します。

当社は、1999年にPCサーバでLinuxをサポートして以来、LinuxをはじめとするOSSを活用したシステム構築・運用を支援するプロダクト、サービスを提供しています。今回、これまでのOSSでのシステム構築の実績をベースに、お客様のOSSクラウドの導入からサポートまでワンストップで実施し、構築・運用を強力に支援してまいります。

本サービスの特長

1. 事前に検証されたOSSクラウド基盤やOSSクラウドテンプレートにより、短期間での構築が可能

   構築サービスでは、OSSクラウド基盤、およびメールやWebプラットフォームなどの目的別にOSSクラウドテンプレート18種を整備しています。各種OSSを組み合わせてハードウェアとの適合性調査や動作確認を事前検証し、テンプレート化することで、2週間程度でOSSクラウド環境を構築することができます。また、運用支援サービスでは、OSSとプラットフォームを熟知した当社技術サポート要員がワンストップでサポートするため、OSSクラウドシステムを安心して運用できます。

2. 豊富なテンプレートにより、PaaSやSaaSまで提供

   18種のOSSクラウドテンプレートには、ApacheやTomcatなどのミドルウェア、JavaやPHP、Rubyなどのアプリケーション開発・実行基盤のPaaS層のテンプレートも用意しています。このため、お客様の業務に必要なアプリケーションを開発・実行することができます。また、メールやワークフローなどSaaS層のテンプレートも用意しており、アプリケーション開発なしにすぐに業務を開始することもできます。

3. 「オンデマンド仮想システムサービス」との相互利用が可能

   18種のOSSクラウドテンプレートは、当社のクラウドサービス「オンデマンド仮想システムサービス」においても提供されます。同一環境を提供することにより、OSSで構築・運用するクラウドシステムと「オンデマンド仮想システムサービス」とで相互利用が可能です。たとえば、OSSで構築したプライベートクラウド環境と同一システムを「オンデマンド仮想システムサービス」に構築することで、災害時のバックアップや負荷集中時の追加資源などの用途で利用することができます。

提供価格、およびサービス開始時期

販売目標

3年間で300システム

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 OSS：

Open Source Software。ソースコードが公開されている利用・コピー・修正・配布が自由にできるソフトウェア。

注2 オンデマンド仮想システムサービス：

サーバやストレージなどのICTインフラを一括して、当社のデータセンターからネットワーク経由で仮想的に提供するもので、お客様が利用用途に合わせ、オンデマンドで利用できるパブリック型のクラウドサービス。99.99%の高い稼働率を保証しており、企業の基幹システムでの利用にも耐えうる高い信頼性を確保。

関連リンク

• OSSクラウド
• オンデマンド仮想システムサービス

本件に関するお問い合わせ

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