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PRESS RELEASE

2010年12月8日
富士通株式会社

製造業向けに、設計フェーズで製造コストを見える化する
設計業務支援ソフトウェアを販売開始

当社は、製造業のお客様向けに、設計フェーズでの製造コストの見える化を実現する設計業務支援ソフトウェア「PLEMIA M3/DMx(プレミア エムスリー ディーエムエックス)」を、本日より販売開始します。

本製品は、設計データや部品表など、設計から製造までものづくりに関わる全ての情報を一元管理するため、お客様は設計フェーズの構想段階で、使用する部品や製造工程などを把握できるうえ、製造コストを見える化し、コスト削減を図ることができます。また、開発の過程で変更された設計データを、国内・海外拠点の設計者がリアルタイムに共有できるため、国内外の市場ニーズにあわせたタイムリーな製品設計を行うことが可能になります。

これにより、当社は、製造業のお客様のグローバルでの製造コスト削減と開発期間短縮を実現し、企業競争力の向上に貢献します。

本製品は、株式会社富士通システムソリューションズ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:杉本隆治)が開発しました。

[関連リンク]「PLEMIA M3/DMx」紹介サイト

製造業ではこれまで、設計データを作成するCADと、使用する部品を元に製造コストを把握できる部品表が、複数のシステムで運用されてきたため、設計フェーズにおいて製造コストに対する意識が低く、また製品仕様に変更があった際も、購買部門との調整に時間がかかり、迅速に対応できないことが課題となってきました。また、昨今の円高傾向により、国内企業が開発・製造拠点を海外に展開するなか、各拠点の設計者同士は、膨大な量の設計データを、電子メールか郵送でやり取りするケースが多く、データ共有にあたってタイムラグが生じているのが現状です。

このような課題を解決するため、当社は、設計フェーズでの製造コストの見える化と、グローバルでの設計データ共有を実現する設計業務支援ソフトウェア「PLEMIA M3/DMx」を提供します。

本製品の特長

  1. 設計フェーズでの製造コストの見える化を実現

    一般に製造業では、設計データを元に使用する部品がまとめられた部品表で製造コストを算出していますが、本製品は、設計データと部品表を一元管理するため、設計フェーズの構想段階での製造コストの見える化を実現します。これにより、お客様は設計フェーズにて、仕様変更にともなうコスト影響分析や、コスト予測による利益の算出、それらを元にしたスピーディーな受注判断ができ、製造コストを削減することができます。

  2. 設計データをグローバルでリアルタイムに共有

    本製品は、グローバルの各拠点の設計者が、設計データ、部品表、製造工程など、統合的に管理されたさまざまな情報を共有・活用することを可能にします。これまで電子メールか郵送でやり取りしていた設計データを、リアルタイムに共有することで、国内外の市場ニーズにあわせたタイムリーな製品設計を行うことが可能になります。

  3. 開発期間短縮に向けた失敗事例の活用

    製造業の現場では製造フェーズでの手戻りの発生により、開発期間の延伸を招くケースがあります。本製品は、試作・評価の不具合、生産部門からの改善・不具合レポート、市場クレームなど、設計フェーズにおいて、過去の失敗事例を活用することができるため、製造フェーズでの手戻りを防止して、設計品質の向上と開発期間短縮に貢献します。

  4. 品質向上に向けた機械(メカ)・電気配線(エレキ)・制御ソフトの調和設計

    製造業ではこれまで、設計の初期段階から設計者の担当範囲を明確にし、それぞれが別々に設計・開発を進める傾向にありました。しかし、製品の安全性を確保し、品質を向上させるためには、機械・電気配線・制御ソフトといった設計コンテンツの整合性をとる必要があります。本製品では、機械・電気配線・制御ソフトの設計データも統合的に管理し、調和設計環境を提供します。

「PLEMIA M3」製品体系について

当社のPLMビジネスについて

当社のPLM(Product Lifecycle Management)ソリューションは、製造業における企画段階から設計・開発、ものづくり現場、販売・サポートまで、次世代の開発設計・製造環境を構築していくための戦略的統合ソリューションです。機械/電気系統合設計情報管理「PLEMIA」、ものづくりプロセスを革新する世界最速3次元CAD「ICAD/SX」、2次元/3次元混在設計環境を実現したCAD「SolidMX」、富士通のものづくり現場から生まれた「バーチャルものづくり」を支援する「VPS(Virtual Product Simulator)」をはじめ、各種解析ソフトウェア、お客様の特性をとらえたコンサルティング、システム構築、サポートで日本のものづくりを支援します。

販売価格、および出荷時期

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
PLEMIA M3/DMx 200万円から 2010年12月上旬

販売目標

2014年度末までにPLMビジネス全体で300億円(当社の決算期は3月末日です。)

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

産業ビジネス本部 PLMビジネスセンター
電話: 03-6252-2306(直通)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。