このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. 富士通グループのCSR基本方針を制定
  • English

PRESS RELEASE (経営)

2010年12月16日
富士通株式会社

富士通グループのCSR基本方針を制定

富士通グループはこのたび、地球と社会の持続可能な発展に貢献するため、CSR(企業の社会的責任)基本方針を制定し、その実践にあたり優先的に取り組むべき5つの重要課題を設定しました。これら課題への対応を通じて、グローバルICT(注1)企業としてCSR経営を推進していきます。

富士通グループはこれまでも、富士通グループの理念・指針であるFUJITSU Way(注2)の実践を通じて、CSR活動に取り組んできました。また、2009年12月には国連が提唱するグローバル・コンパクト(注3)に参加し、グローバルな観点からCSR活動を強化していくことを表明しました。

国内外では、9月に社団法人日本経済団体連合会が制定した企業行動憲章が、CSRを取り巻く状況変化を踏まえて改訂され、11月には世界初の社会的責任の国際規格であるISO26000(注4)が発行されるなど、長期的な視野でCSRに取り組むことが重要となっています。また、ステークホルダーからのCSRに対する要請も多様化しており、企業のCSRに対する取り組みの重要性は今後ますます高まっていくものと考えられます。

このような状況下において、富士通グループはCSR基本方針を制定し、その実践にあたり優先的に取り組むべき5つの重要課題を設定し、経営と一体となったCSR活動をグローバルに強化していきます。

CSR基本方針

富士通グループのCSRは、FUJITSU Wayの実践です。全ての事業活動において、マルチステークホルダーの期待と要請を踏まえFUJITSU Wayを実践することにより、地球と社会の持続可能な発展に貢献します。

CSRの実践にあたっては、下記5つの課題に重点的に取り組みます。これら課題への対応を通じて、グローバルICT企業として責任ある経営を推進します。

5つの重要課題

富士通グループが取り組むべき5つの重要課題は大きく3つの項目に分類されます。

  1. 企業活動を通じた社会的課題の解決

    富士通グループは、企業活動を通じて社会のさまざまな課題を解決し、地球と社会の持続可能な発展に貢献します。

    重要課題1. ICTによる機会と安心の提供

    世界の70億人をICTがつなぎ・支える社会の実現に貢献し、人々に夢のある機会と安心を提供する。

    -具体的な取り組み例-

    • わかりやすく使いやすい(ユニバーサルデザイン(注5)に配慮した)製品・ソリューションの提供
    • スーパーコンピュータや先端ICT技術の提供による社会課題解決への貢献

    重要課題2. 地球環境保全への対応

    ICTによりグローバルな環境課題の解決に貢献するとともに、自らの環境負荷を低減する。

    -具体的な取り組み例-

    • グリーンICTの開発・提供によるお客様や社会の環境負荷低減
    • 自らの事業活動における環境負荷低減
    • 生物多様性保全活動の推進
  2. CSR活動の基盤強化

    地球と社会の持続可能な発展に貢献するため、社員がグローバルな視野をもち、生き生きと活躍できるCSRの基盤を強化します。

    重要課題3. 多様性の受容

    企業と個人が共に成長できるよう、国籍、性別、年齢、障がいの有無、価値観に関わらず、多様な人材を受け入れ活かす。

    -具体的な取り組み例-

    • ダイバーシティ推進によるイノベーションを創出しやすい組織風土づくり
    • ワーク・ライフ・バランスの推進

    重要課題4. 地球と社会に貢献する人材の育成

    グローバルな視点にたち、他に先駆けて社会の発展に貢献する高い志を持った人材を育てる。

    -具体的な取り組み例-

    • グローバルな視野を持った人材を育成
    • ビジネスを通じて地球と社会の発展に貢献するマインドの醸成
  3. ステークホルダーとの対話と協力

    3つ目として、上記2つの項目を多面的視点から推進するため、従来のビジネスの枠組みを越えた、幅広いステークホルダーとの関係構築に取り組みます。

    重要課題5. ステークホルダーとの対話と協力

    良き企業市民として、ステークホルダーの多様な期待と要請を理解して企業活動を実施する。

    -具体的な取り組み例-

    • NGO、国際機関など多様なステークホルダーとの関係構築
    • ICTの裾野の拡大、挑戦の支援、地域との共生、環境の4つを柱とした社会貢献活動への取り組み

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 ICT:
Information and Communication Technologyの略。
  注2 FUJITSU Way:
富士通グループ全体の求心力の基となる企業理念、価値観および社員一人ひとりがどのように行動すべきかの原理原則を示したもの。
  注3 グローバル・コンパクト:
国連が主導し2000年に発足した、7000団体以上が所属する世界最大のCSRイニシアティブ。所属団体は、人権、労働、環境、腐敗防止の分野で普遍的に合意された10原則を守り、企業戦略や活動を展開することが求められる。
  注4 ISO26000:
2010年11月1日にISOにより発行された世界初の社会的責任の国際規格。「組織統治」、「人権」、「労働慣行」など7つのテーマを社会的責任の中核課題と位置付け、企業のみならず、全てのステークホルダーがこれらの課題に取り組むことを求めている。
  注5 ユニバーサルデザイン:
文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障がい・能力を問わずに利用することができる施設・製品・情報の設計(デザイン)。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

パブリックリレーションズ本部 CSRコミュニケーション推進室
電話: 03-6252-2187(直通)
E-mail: eag-gcquery@ml.css.fujitsu.com


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。