このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. ディスクアレイ「ETERNUS DX400 / DX8000 series」が「VMware vSphere 4.1」の「VAAI」に対応
  • English

PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2010年12月15日
富士通株式会社

ディスクアレイ「ETERNUS DX400 / DX8000 series」が「VMware vSphere 4.1」の「VAAI」に対応

サーバ仮想化環境における処理性能、拡張性を向上

当社は、ミッドレンジシステム向けディスクアレイ「ETERNUS DX400 series」、およびエンタープライズシステム向けディスクアレイ「ETERNUS DX8000 series」において、VMware社の仮想化プラットフォーム「VMware vSphere 4.1」で提供されているディスクアレイに関するアプリケーション・プログラム・インターフェース(以降、API)「vStorage APIs for Array Integration(以降、VAAI)」を新規にサポートします。

これにより、従来、サーバで実行していた処理をディスクアレイ側で実行することが可能となり、また「VMware vSphere」とディスクアレイの機能が統合され、大規模な仮想化プラットフォームにおける運用の最適化を実現します。

プラットフォームの仮想化を実現する「VMware vSphere 4.1」では、ディスクアレイのリソースを活用することにより、システム性能と拡張性を向上するAPI「VAAI」が提供されています。今般、当社のディスクアレイ「ETERNUS DX400 series」「ETERNUS DX8000 series」が、この「VAAI」に対応し、以下の機能を提供します。

  1. Full Copy

    従来、仮想マシンの複製や移行などでデータをコピーする際は、サーバを介して処理する必要がありましたが、本機能を使用することで、サーバを経由せずディスクアレイ内でコピー処理を実行できます。これにより、サーバの負荷を軽減し、システム性能の向上を実現します。

  2. Block Zeroing

    新しい仮想マシンの作成などでストレージ領域を割り当てる際、初期化処理としてストレージ領域をゼロデータで埋める必要があります。従来、サーバで実施していたこの処理を、代わりにディスクアレイ側で実行することで、サーバの負荷を軽減するとともに、仮想マシンの容量割り当てを高速化します。

  3. Hardware Assisted Locking

    特定のストレージ領域に対する排他制御において、「VMware vSphere」に実装されたLUN(論理ボリューム)単位での制御に代わり、ディスクアレイが保有するブロック単位での制御機能が利用可能となります。これにより、排他制御でアクセス制限するストレージ領域を極小化し、仮想マシンの運用効率を向上します。

「ETERNUS DX400 series」「ETERNUS DX8000 series」と「VAAI」の連携により、「VMware vSphere」とディスクアレイの機能を統合し、大規模なサーバ仮想化環境における処理性能と拡張性を向上します。さらに、「VMware」の環境で優れたパフォーマンスを発揮する当社のPCサーバ「PRIMERGY」(注1)を組み合わせることで、高性能な仮想化プラットフォームの構築を実現します。

なお、「ETERNUS DX400 series」「ETERNUS DX8000 series」で「VAAI」を適用する場合は、以下のプログラムなどが必要となります。

  • 「ETERNUS VAAI Plug-in(注2)」(無償)
  • ファームウェア「V20L60」以降(無償)
  • 「アドバンスト・コピー機構(注3)」(有償)

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 「VMware vSphere」環境で優れたパフォーマンスを発揮する当社のPCサーバ「PRIMERGY」:
「PRIMERGY」は、VMware社の仮想化ベンチマーク「VMmark」において、8/12/16/24/32コアクラスで最高水準の性能値を達成。
PCサーバ「PRIMERGY」 製品紹介サイト
「VMmark」 ベンチマーク結果紹介サイト(英文)
  注2 ETERNUS VAAI Plug-in:
「VMware vSphere」環境に組み込んで使用する専用のプラグイン・プログラム。「ETERNUS VAAI Plug-in」ダウンロードサイトで無償提供。
  注3 アドバンスト・コピー機構:
高速コピーを実現する「アドバンスト・コピー機能」を使用するための有償オプション。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。