このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. 中小規模システム向けブレードサーバ「PRIMERGY BX400」新発売
  • English

PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2010年11月24日
富士通株式会社

中小規模システム向けブレードサーバ「PRIMERGY BX400」新発売

省スペース、軽量、省エネ、静音を実現し、中小規模サーバ集約に最適

当社は、PCサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」に、中小規模システムに最適な新しいブレードサーバ「PRIMERGY BX400」をラインナップに加え、本日より販売開始いたします。

「PRIMERGY BX400」は、高さ6U(266.7mm)に当社の大規模システム向けブレードサーバ「PRIMERGY BX900」と同一のブレードを最大8台搭載できるブレードサーバシャーシです。フロアスタンドキットの採用により、サーバラックがなくても設置可能で、冷却ファンの最適化などにより省エネルギー、静音性を実現しています。

本製品は、同性能のラック型サーバやタワー型サーバと比べて、省スペース、軽量、省エネルギー、静音性の向上を実現しています。そのため、中堅中小企業の基幹サーバや部門などの中小規模システムのサーバ集約に最適です。

近年、ICTシステムのコスト適正化や効率的運用などを目的とした仮想化などによるサーバ集約のニーズは、大企業はもとより、中堅中小企業のお客様まで拡がっています。

「PRIMERGY BX400」は、中小規模システム向けに開発したブレードサーバシャーシです。省スペース、省エネルギー、軽量、静音性を実現しており、ラックを設置するスペースをとりたくないお客様もオフィスフロアでサーバ集約が可能です。

本製品は、当社の大規模システム向けブレードサーバ「PRIMERGY BX900」と同一のサーバブレード、ストレージブレード、コネクションブレードなどが搭載可能です。

PRIMERGY BX400 S1シャーシ

拡大イメージ

フロアスタンドキット利用時

拡大イメージ


本製品の特長

  1. 省スペース: ラック型サーバ同等システム構成比 約60%減注1

    高さ6Uのスペースにラック型サーバと同等性能のサーバブレードを8台搭載可能です。また、フロアスタンドキット利用時は、タワー型サーバ約1.4台分(注2)のスペースに最大で8サーバを設置することができ、サーバラックが不要なため、ラック型サーバによる同等構成と比較して約60%のスペース削減ができ、場所をとらずに複数サーバによる中小規模システムを構築することができます。

  2. 軽量: ラック型サーバ同等システム構成比 約63%減注3

    サーバラックを必要としないフロアスタンドキット利用時は、サーバブレード8台およびコネクションブレード4台を搭載した最大構成時(注4)で重量約112.5kgと軽量であるため、一般オフィスフロアの強度(耐荷重300~500kg/m2)のままで設置が可能です。

  3. 省エネルギー: ラック型サーバ同等システム構成比 約30%減注5

    ブレードサーバならではの省電力性能と、「PRIMERGY BX400」のサーバブレード最大8台分の冷却に最適化された電源およびファンユニットの制御により、省エネルギーを実現しています。サーバブレード8台構成時の消費電力は1,710Wで、同等性能のラック型サーバで構成されたシステムの消費電力2,436Wより、大幅に電力を削減することが可能です。これは電気代換算で年間87,574円(注6)、CO2排出量2,824kg(杉の木201本の植林と同等)の削減になります。

    また、エンフォースドモード(Enforced Mode)(注7)(2011年度第1四半期提供予定)を使用すると、指定した消費電力以下で稼働する自律制御運転を行います。

  4. 静音性

    低騒音モード(Low Noise Mode)(注8)を使用することにより、サーバブレード8台構成でも約45dB(図書館レベル)(注9)で稼働します。専用ルームへの設置が困難な場合は、オフィスフロアへも設置が可能です。

    また、最大負荷時でも約60dB(普通の会話レベル)(注9)と、中小規模システム向けブレードサーバとしては業界最高レベルの静音性(注10)を実現しています。

  5. 操作性・運用性の向上
    • 「PRIMERGY BX900」の基本機能に加え、新たにシャーシ内のサーバブレードで共用できるDVDドライブ、USBポートを装備しています。標準添付の「ServerView Installation Manager」の新機能(2010年度第4四半期提供予定)により、同一シャーシ内の複数サーバブレードに同時インストールが可能です。
    • LCDパネル(オプション)により、リモート管理端末不要でシャーシ設定や運用(消費電力やログの監視)を日本語で行えます。また、新たにマネジメントブレードの管理用ポートをシャーシ前面に装備し、設定作業や保守作業の操作性に優れています。
    • マネジメントブレードの管理画面にて最低限必要な項目のみを簡単に設定できるStandardモードにより簡単に導入が可能です。
    • 新たに10個のHDDが搭載可能なストレージブレード(2010年12月提供予定)と共用ストレージソフトウェア(2011年2月提供予定)により、シャーシ内でストレージを複数サーバで共用可能です。
    • 当社のサーバ自動化・可視化ソフトウェア「ServerView Resource Coordinator VE」を活用することで、サーバ複数台に対し予備サーバ1台の可用性システムを構築可能です。また、ブレードビューア機能により、1画面でシャーシ内のサーバ状態をわかりやすく管理できます。

希望小売価格、および提供時期

製品名(仕様) 希望小売価格(税別) 提供時期
PRIMERGY BX400 S1シャーシ 34万円 2010年12月下旬より

主な仕様

外形寸法[幅かける奥行きかける高さ(mm)] ラック型:445かける781かける260(6U)
フロアスタンドキット利用時:292(366突起部含)かける819かける457(577突起部含)
搭載可能ブレード
(最大8ブレード)
サーバブレード PRIMERGY BX920 S2、BX922 S2、BX924 S2
ストレージブレード PRIMERGY SX910 S1、SX940 S1(最大4ブレードまで)
後面搭載ブレード コネクションブレード 最大4
マネジメントブレード 最大2(標準搭載1)
電源/FANスロット 電源ユニットまたは冷却ファンユニット(必須選択オプション)(最大4)
ODDベイ DVD-RAMドライブユニット、Blu-ray Comboドライブユニット
電源 200V(50/60Hz)/100V(50/60Hz)
フロントインターフェース フロントパネルまたはLCDパネル(必須選択オプション)、共用I/Oポート(USBポートかける2)、マネジメントブレード管理ポート(RS-232Cかける1、マネジメントLANかける1)

商標について

その他の記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 約60%減:
同等性能のラック型サーバを搭載するのに必要なサーバラックと、「PRIMERGY BX400」フロアスタンドキットとの設置面積比較。
  注2 約1.4台分:
「PRIMERGY BX400」フロアスタンドキットは「PRIMERGY TX300」の設置面積の約1.4台分。
  注3 約63%減:
「PRIMERGY RX200 S6」8台、L2スイッチ「SR-X324T1」2台、KVMスイッチ「PG-SB206」1台を24Uラック「PG-R4RC5」に搭載した状態と、(注4)構成のフロアスタンドキットとの重量比較。
  注4 最大構成時:
サーバブレード8台、コネクションブレード4台、マネジメントブレード2台の構成。
  注5 約30%減:
リプレース対象となる5年前のラック型サーバ「PRIMERGY RX200 S2」8台とLANスイッチ2台を1年間24時間運用した場合との比較。
  注6 年間87,574円:
電力価格は、工場、オフィスなどに対する電気料金の平均単価(平成21年度13.77円/kWh)にて計算(契約内容などにより異なります)。当社実測値に基づく最大消費電力であり、実際の消費電力は使用条件により異なります。
  注7 エンフォースドモード(Enforced Mode):
ユーザが指定した消費電力値内で動作するようシャーシ全体で自律制御するモード。
  注8 低騒音モード(Low Noise Mode):
CPU稼働率を制御し、騒音の上昇を抑えて稼働するモード。環境温度やシステム構成により、システムパフォーマンスが低下する場合があります。
  注9 約45dB(図書館レベル)、約60dB(普通の会話レベル):
設置環境(温度・周辺物の材質や距離など)やサーバ構成により、騒音レベルは異なります。騒音に関するガイドライン:東京都環境局「東京の環境2009」(2009年7月発行)、平成21年7月発行環境資料第21013号 登録第22号
  注10 業界最高レベルの静音性:
日本国内のブレードサーバで、公開されている騒音値についての当社調査。

関連リンク

拡大画像

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。