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PRESS RELEASE (サービス)

2010年8月25日
富士通株式会社

豊島区様の基幹システムの共通基盤 仮想化を活用したシステムで構築

基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」を採用、信頼性に優れた仮想化環境を実現

当社は、豊島区様の基幹システムのオープン化のベースとなるシステム共通基盤を、仮想化を活用したシステムで構築します。2011年1月の本稼働に向けて現在構築中です。

本システムは、2014年度の新庁舎竣工にあわせ、統合窓口によるワンストップサービスなど新しい住民サービスの実現に向けて構築するシステムです。信頼性の高い、当社の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト) 1000シリーズ」と仮想化ソフトウェア「VMware vSphere4」を導入し、コストパフォーマンス、信頼性、拡張性に優れた仮想化環境を実現します。

豊島区様では、現在、新庁舎を含む南池袋市街地の再開発事業が進行中であり、総合窓口によるワンストップサービスなど区民の目線に立った新しい区民サービスの実現を大きなテーマに、2014年12月の新庁舎竣工に合わせ、新しい基本情報システムを構築しています。同区は全国に先駆けた戸籍システムの導入など、積極的にICTを活用されていましたが、厳しい財政状況のもと情報システムの刷新への投資を抑えていました。しかし、新庁舎への移転や区民の要望に応えるため、コストを抑えた新たな区民サービスを提供する、オープンプラットフォームによる基幹システム再構築計画を採用されました。

また、基幹システムのオープン化に伴い、運用管理が複雑化するなどの課題を解決するために、各業務システムが共通で利用できるシステム共通基盤を新たに導入されました。共通基盤の採用により、データの一元管理による各業務システムのスムーズな連携や、ひとつのシステム改修が他システムへ与える影響を最小化するなど、運用コストの削減を可能とします。

当社は、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST 1400S」2台と、仮想化ソフトウェア「VMware vSphere4」を組み合わせて、同区のシステム共通基盤を構築しています。システム共通基盤を構成している、連携基盤、共通情報管理システム、統合運用管理システムなど5つのシステムを冗長化し、「VMware HA( High Availability)」により、高可用性(注1)を実現しています。また、「PRIMEQUEST 1000シリーズ」は、メインフレームに匹敵する高信頼性を継承し、性能に対するコストパフォーマンスが向上しているため、TCO、信頼性に優れた仮想化システムの構築が可能となります。なお、システム共通基盤は、当社のデータセンターにおいてアウトソーシング運用する予定です。

豊島区様は、システム共通基盤の稼働後の評価に基づき、クラウド・コンピューティングの活用も視野に入れながら、情報システムの仮想化を今後も検討されていく予定です。

当社は、システム共通基盤のサポートを通じて、今後も豊島区様の発展と区民の安全や利便性をしっかりと支えてまいります。

豊島区様 共通基盤システム概要図

システム共通基盤について

システム共通基盤は、データ連携を行う連携基盤、共通利用するデータを管理する共通情報管理システム、外字の標準化および一元管理を行う共通外字システム、資料作成を支援する共通EUCシステム、業務システムのシステムインフラとジョブ運用を一元的に管理する統合運用管理システムの、5つのシステムで構成されています。

商標について

VMwareは、米国 VMware, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 可用性:
システムが継続して稼働できる能力のこと。また、サービス提供ができなくなる事態の発生頻度が少ないことを指す。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

中央支社 東京支店 第二営業部
電話: 03-6252-2546(直通)


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