7月9日、当社は経営方針について、マスコミ向け説明会、ならびに機関投資家・証券アナリスト向け説明会を本社にて開催しました。
2010年度の経営環境に鑑み、本年度を富士通グループとして「攻め」の経営へ舵を切る年と位置づけ、お客様と共に成長戦略をかたちにしてまいります。
(2010年7月12日掲載)
ビジネス展開の柱 攻めの経営へ
中期事業計画を実現するために今日は二つの話をします。 |
クラウド時代の新しいサービスモデル
富士通が長年かけて作り上げてきた、強い垂直統合モデルは、クラウド時代において、これまで以上に、富士通ならではの強みとなります。お客様や社会の課題に対して、よりスピーディーかつ信頼性の高い、富士通らしいサービスを提供していきます。 |
攻めの成長シナリオ
2010年度の営業利益目標は1,850億円としていますが、その達成には本業の強化による550億円の利益拡大がカギになります。 |
攻めの成長シナリオ 2つのチャレンジ
「攻めの成長シナリオ」は、2つのチャレンジテーマによって構成されています。 |
真のグローバル化の加速
地域に根差したマルチカルチャーの強みを、ベストプラクティスとして他の地域にも広げていけるのが、富士通のグローバルビジネスモデルの特徴です。世界のあらゆる地域のお客様に密着し、富士通グループの総合力を結集した均質なサービスを最適な形で提供します。海外売上高比率は現在の37%から40%以上を目指します。 |
新しいサービスビジネスの創造
クラウドコンピューティングの特徴を活かして、これまでICT活用が進んでいなかった分野にもICT活用を拡げていきます。その上で新たなサービスビジネスを作り出すことに挑戦します。例えば、人々の営みやビジネス活動から生み出される大量のデータをもっと活用し、エネルギー利用、交通、物流などを最適化するサービスを提供することで、より効率的で便利な世の中に変えていくことができます。こうした新しいサービスに向けた実験的な取り組みを、既に様々な業界のお客様と共に進めています。 |
攻めの成長シナリオ マイルストーン
クラウド関連ビジネスの本格的な立上げは、成長シナリオを実行するためのスタートラインです。「真のグローバル化の加速」および「新しいサービスビジネス」から生み出される利益が、本格的に富士通グループの業績に貢献するのは、2011年度からと考えています。 |
成長への戦略投資
2010年度、設備投資と研究開発費を併せて4,000億円規模の投資を計画しています。
中長期的な利益成長の中心がクラウドビジネスにありますので、投資の25%にあたる1,000億円がクラウド関連となります。 |
中期目標は堅持
2011年度の中期目標、営業利益2,500億円、当期純利益1,300億円、営業利益率5%以上、海外売上比率40%以上、フリーキャッシュフロー1,500億円以上、を目指していきます。 |
富士通グループの決意
最後に、富士通グループの決意をお伝えします。 |
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