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経営方針説明会

7月9日、当社は経営方針について、マスコミ向け説明会、ならびに機関投資家・証券アナリスト向け説明会を本社にて開催しました。


2010年度の経営環境に鑑み、本年度を富士通グループとして「攻め」の経営へ舵を切る年と位置づけ、お客様と共に成長戦略をかたちにしてまいります。

(2010年7月12日掲載)


PDF 説明資料(3.16MB / A4・49ページ)

動画コンテンツ ストリーミング動画新しいウィンドウで表示
説明会の模様を配信しています。
配信期間2010年7月9日~2011年7月8日


経営方針概要



ビジネス展開の柱 攻めの経営へ


中期事業計画を実現するために今日は二つの話をします。
攻めの構造改革と攻めの成長シナリオです。
攻めの構造改革では、本業の収益力を強化することに加えて、クラウド関連ビジネスの立ち上げを加速します。



クラウド時代の新しいサービスモデル


富士通が長年かけて作り上げてきた、強い垂直統合モデルは、クラウド時代において、これまで以上に、富士通ならではの強みとなります。お客様や社会の課題に対して、よりスピーディーかつ信頼性の高い、富士通らしいサービスを提供していきます。



攻めの成長シナリオ


2010年度の営業利益目標は1,850億円としていますが、その達成には本業の強化による550億円の利益拡大がカギになります。
さらに、来年度においても、本業の利益拡大を実現することで、営業利益2,500億円の達成を目指しています。この実現へ向けては「攻めの構造改革」に加え、「攻めの成長シナリオ」に基づく、新しい戦略の実行が最優先テーマとなります。



攻めの成長シナリオ 2つのチャレンジ


「攻めの成長シナリオ」は、2つのチャレンジテーマによって構成されています。
1つ目は「真のグローバル化の加速」です。富士通の今後の成長は、日本に加えて海外でのビジネス成長の実現にかかっています。「真のグローバルICTカンパニー」を目指すことが基本戦略です。
2つ目は「新しいサービスビジネスの創造」です。将来の主力を担うべき新しいビジネスの立上げへ向けた挑戦です。インテリジェント・ソサエティの実現を中長期的なビジョンとして掲げ、全社をあげて取り組むことが基本戦略です。



真のグローバル化の加速


地域に根差したマルチカルチャーの強みを、ベストプラクティスとして他の地域にも広げていけるのが、富士通のグローバルビジネスモデルの特徴です。世界のあらゆる地域のお客様に密着し、富士通グループの総合力を結集した均質なサービスを最適な形で提供します。海外売上高比率は現在の37%から40%以上を目指します。



新しいサービスビジネスの創造


クラウドコンピューティングの特徴を活かして、これまでICT活用が進んでいなかった分野にもICT活用を拡げていきます。その上で新たなサービスビジネスを作り出すことに挑戦します。例えば、人々の営みやビジネス活動から生み出される大量のデータをもっと活用し、エネルギー利用、交通、物流などを最適化するサービスを提供することで、より効率的で便利な世の中に変えていくことができます。こうした新しいサービスに向けた実験的な取り組みを、既に様々な業界のお客様と共に進めています。



攻めの成長シナリオ マイルストーン


クラウド関連ビジネスの本格的な立上げは、成長シナリオを実行するためのスタートラインです。「真のグローバル化の加速」および「新しいサービスビジネス」から生み出される利益が、本格的に富士通グループの業績に貢献するのは、2011年度からと考えています。
中長期的な利益成長を実現するためには、この2つのチャレンジテーマの確実な立上げが必要です。



成長への戦略投資


2010年度、設備投資と研究開発費を併せて4,000億円規模の投資を計画しています。 中長期的な利益成長の中心がクラウドビジネスにありますので、投資の25%にあたる1,000億円がクラウド関連となります。
また2011年度末までに5,000人のクラウド・スペシャリストの育成を目標にしています。市場でのリーダーシップを確立するためにも、とにかく投資を前倒しして進めていきます。



中期目標は堅持


2011年度の中期目標、営業利益2,500億円、当期純利益1,300億円、営業利益率5%以上、海外売上比率40%以上、フリーキャッシュフロー1,500億円以上、を目指していきます。



富士通グループの決意


最後に、富士通グループの決意をお伝えします。
富士通は「お客様のかけがえのないパートナー」であり続けます。ICTの新しい可能性を切り拓き、お客様の新たな挑戦を支え、ともに成長を目指します。富士通は「真のグローバルICTカンパニー」をめざします。グローバルにビジネスの拡大を目指すお客様の挑戦を、確実にサポートします。
そして、私は社長として、富士通を「明るく元気な会社」にしていきたいと思います。自らを変革し続け、スピード&チャレンジで、お客様とともに豊かな未来を築き、企業価値を高めてまいります。



関連リンク


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