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PRESS RELEASE (ネットワーク機器)

2010年4月19日
富士通株式会社

ネットワークサーバ「IPCOM EXシリーズ」を一新

データセンター向けに機能・性能を強化

当社は、ネットワークサーバ「IPCOM EXシリーズ」に対し、10ギガビット(以下、G)インターフェースを搭載した最上位モデル「IPCOM EX2500」をはじめ、データセンター向けに「性能向上」「グリーンICT」などの対応を強化した新ラインナップを本日より販売開始します。

本シリーズは、マルチコアCPUなど最新のアーキテクチャーを適用し、従来ラインナップに比べ、価格は同等のまま性能を2~4倍に強化し、コストパフォーマンスを大幅に向上しています。また、消費電力の低減・見える化などのグリーンICT対応、ケーブル接続インターフェースを前面・背面に搭載することによるサーバラックへの搭載性向上、200V電源への対応など、データセンター対応を強化しています。そのほか、暗号の2010年問題にも対応しており、今後も安心してご利用いただけます。

これにより、お客様は、サーバ集約やデータセンター、クラウドサービス活用などに求められる、安全・快適・エコなICTシステムを実現することができます。

[関連リンク]IPCOM EXシリーズ 製品紹介


【IPCOM EX2500 IN】
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企業においては、ICTシステムの最適化を図るため、ICT機器や運用・管理にかかるコスト削減や、全社的なセキュリティ統制の実現などに向けたサーバ集約・統合などが進展しています。さらに、コスト削減効果を高め、お客様の要望にスピーディー、かつ柔軟に対応できるデータセンター、クラウドサービスの活用も進んでいます。

当社では、こうしたサーバ集約・統合やデータセンター、クラウドサービス活用に対応するネットワークサーバ「IPCOM EXシリーズ」を新たに販売します。

「IPCOM EXシリーズ」新ラインナップの特長

  1. 性能強化

    マルチコアCPUなど最新のアーキテクチャーを採用し、従来ラインナップに比べ、2~4倍の性能を実現しています。最上位機種のIPCOM EX2500では、10Gインターフェースをオプションで搭載可能です。また、1Gインターフェース使用時も、リンクアグリゲーション(注1)機能により、1Gbpsより大きなスループットが必要なシステムにも、ご使用いただけます。

    下位機種のIPCOM EX1100/1300では、1Gインターフェースを標準装備するなど、コストパフォーマンスを大幅に強化しています。

  2. サーバラック設置性向上[EX2500]

    インターフェースを前面・背面の両方に搭載できる仕様により、ラック搭載時に、サーバとの接続、スイッチやルータとの接続のどちらでも、容易にケーブルを接続できるなど、ラック設置性を向上しています。

  3. グリーンICT対応強化

    さまざまなセキュリティ対策を統合するUTM(注2)機能、およびサーバ負荷分散機能など、複数の機能を1台で実現した「IPCOM EXシリーズ」は、従来より単機能製品の組合せに比べて、設置スペース、消費電力とCO2排出量の約1/8への大幅削減を実現していますが、新ラインナップでは、最新のアーキテクチャーの採用により、統合による削減効果をさらに高めています。

    データセンターでのエコに必要な200V電源にも対応。また、消費電力、温度、風力などの情報を見える化できる機能のサポートにより、管理ソフトウェアを介し、サーバとともに、システム全体を見える化できるなど、グリーンICTへの対応を強化しています。

  4. 暗号の2010年問題(注3)への対応

    強い暗号技術(SHA-2)に対応した証明書が利用可能となります。

なお、本シリーズを、5月13日(木曜日)、14日(金曜日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「富士通フォーラム2010」に出展します。

販売価格および販売開始時期

製品名 販売価格(税別) 出荷開始時期
IPCOM EX INシリーズ 420万円から 2010年6月30日
IPCOM EX SCシリーズ 58万円から
IPCOM EX NWシリーズ 65万円から
IPCOM EX LBシリーズ 210万円から

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 リンクアグリゲーション:
複数の回線を仮想的にひとつの回線と見なすことで、通信速度および耐故障性を向上させる機能。
  注2 UTM:
Unified Threat Managementの略。ファイアーウォール、アンチウイルス、VPNなどを統合した機能。統合脅威管理。
  注3 暗号の2010年問題:
米国政府の使用する暗号技術を決めている米国国立標準技術研究所(NIST)が、弱い暗号技術の使用を2010年に停止する方針を発表したことに伴い、強い暗号技術への対応が求められる。

関連リンク

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本件に関するお問い合わせ

サービスビジネス本部 ネットワークビジネス推進統括部 ネットワークサービス推進部
電話: 03-6424-6266(直通)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。