PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)
2010年3月19日
富士通株式会社
NTTドコモ向けLTE無線基地局装置の出荷を開始
次世代移動通信インフラ構築に向けドコモと共同で開発
当社は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下、ドコモ)に2006年10月にLTE無線基地局装置の開発・製造メーカーとして選定され、ドコモと共同でLTE無線基地局装置の開発、評価を進めてきました。このたび、2010年12月に予定されているLTEサービスに向けた商用基地局装置(本体およびアンプ)をドコモに出荷を開始しました。
当社は、2006年10月よりドコモとLTE(注1)無線基地局装置を共同開発してきました。
LTEには、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの高速伝送スピードや接続時間の短縮とネットワーク内での処理時間の短縮などを実現する低遅延といった特長があります。これによりLTEは、従来の移動通信システムでは実現できなかった高度で多彩なサービスが提供できるほか、効率的な周波数利用が実現できるなど、国際標準規格の次世代移動通信システムとして世界各国で導入が期待されています。
このたび出荷を開始したLTE無線基地局装置は、12月にサービス開始予定のドコモLTEサービスで利用されるものです。現在の3G(FOMA)サービスからLTEサービスにスムーズな設備移行ができるよう、省スペース化、高施工性、3GとLTEのアンテナ設備の共用を実現しています。
当社は、世界最高水準の高効率アンプ技術をはじめとする最先端の技術を駆使し、軽量、低消費電力、高品質のLTE無線基地局装置を実現することで、地球環境にやさしく、かつ社会インフラとして信頼性の高いLTEシステムを提供します。また、トータルモバイルソリューションカンパニーとして、今後、グローバル市場のお客様へも最適なシステムを提供することで、移動通信のさらなる発展に貢献していきます。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 LTE:
- Long Term Evolutionの略称。標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)で仕様作成された次世代の移動通信方式。下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの高速データ伝送が可能となる。ドコモがSuper3Gとして提唱したもので「3.9G」と位置づけられる。
本件に関するお問い合わせ
広報IR室
電話: 03-6252-2174(直通)
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