PRESS RELEASE
2009年10月29日
富士通株式会社
Symbian Foundation
富士通株式会社(以下、富士通)とSymbian OSベースの携帯電話向けソフトウェア・プラットフォームの推進を目的とした非営利団体Symbian Foundationは、富士通がSymbian Foundationのボードメンバーに就任したことを本日発表しました。設立時は、通信事業者のAT&T、ボーダフォン、NTTドコモ、半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス、テキサス・インスツルメンツ、そして携帯電話端末メーカーのサムスン電子、ソニー・エリクソン、ノキアで構成されていたSymbian Foundationボードメンバーに、携帯電話端末メーカーとして富士通が新たに加わりました。
富士通はボードメンバーとして、Symbianプラットフォームの開発を統括する4つのSymbian Foundationの技術委員会へ参加し、日本の携帯市場で培った先進技術によりSymbianの発展に貢献します。また、オープンソースコミュニティーでの豊富な専門知識とSymbian上でのさまざまな先進的な取組みによりSymbian Foundationの活動をサポートします。
日本は、世界で最も進んだ携帯電話市場のひとつです。Symbianは、日本国内のNTTドコモの携帯電話端末プラットフォーム基盤であるMOAP(S)に採用されています。富士通はこのMOAP(S)の開発に貢献し、日本市場ではSymbianベースの携帯電話が累計4000万台以上出荷されています。富士通は、Symbian Foundationと協力し、Symbianプラットフォームを搭載した携帯電話を利用する人がより便利に使えるよう、将来の市場の要求に応え、さらなるプラットフォームの普及発展に取り組みます。
Symbian Foundationエグゼクティブ・ディレクター、リー・ウィリアムズは次のように述べています。「富士通がSymbianで提供してきた革新的な業界初の技術における成功を生かし、これからも新しいユーザー・エクスペリエンスを実現する消費者志向のマルチメディア端末開発の豊富な経験をSymbian Foundationにもたらしてくれると確信しています。」
富士通株式会社 執行役員 モバイルフォン事業本部長 大谷信雄は、次のように述べています。「このたびボードメンバーとして、foundationに貢献できることは当社の喜びとするところです。当社は、8年間のSymbian OSベースの携帯電話開発の実績とNTTドコモ様向けに先端テクノロジーを搭載した携帯電話を製品化した経験を活かし、これまで以上にfoundationの発展とプラットフォーム普及のための活動を推進して参ります。」
富士通がSymbian端末上で実現した「業界初」の技術
富士通は、Symbian Foundationのボードメンバーとして、Symbian Foundationのメンバーと協力してSymbianプラットフォームの開発に貢献し、引き続きSymbianの普及発展に貢献していきます。
Symbianは、完成したオープンなモバイルOS、ミドルウェア、および重要なモバイルアプリケーションで構成されたプラットフォームです。Symbianには、携帯電話端末メーカーまたは携帯電話事業者がモバイル機器を開発するために必要な主要な機能が含まれています。Symbianは、携帯電話向けに開発されたもので、携帯電話開発者はオープンな開発環境を利用して、全てのSymbianベースの携帯電話を最大限に活用する魅力的なモバイルアプリケーションを作成することができます。
Symbian Foundationには、携帯電話事業者、携帯電話端末メーカー、ソフトウェア会社、および半導体メーカーを含む150社を超えるメンバーが参加しています。
以上
[報道関係お問い合わせ先]
富士通株式会社
広報IR室
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。