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PRESS RELEASE (サービス)

2009年4月24日
富士通株式会社
富士通フロンテック株式会社

コンパクト型で国内最速の紙幣処理性能を持つATMを提供開始

~ATMのトータル運用コストを約40%削減~

富士通株式会社と富士通フロンテック株式会社(注1)は、国内最速の紙幣処理性能を持ち、駅やショッピングセンターなどの限られたスペースに適したコンパクト型ATMを開発し、4月24日より販売開始いたします。

新製品は、従来機(当社製)と比べ紙幣搬送のスピードを30%向上させ、国内最高クラスの紙幣処理を実現します。これにより、ATMの利用が混雑する日や時間帯においても、お客様は待ち時間を短縮することが可能です。また、金融機関においては、収納紙幣枚数の増量による警送(注2)回数の減少(警送費用削減)、待機時消費電力の削減などにより、従来機と比べトータル運用コストを約40%削減することが可能となります。



【 コンパクト型ATM 】

近年、ATM利用者のライフスタイルの変化などにともない、駅やショッピングセンターを中心とした場所においてATM設置のニーズが高まっており、今後、ATMの設置はますます拡大することが見込まれます。このような、通行量や買い物客の多い場所には、より小型で素早い取引処理ができるATMが求められていました。

当社ではこうした背景を受け、このたび国内最高クラスの紙幣処理性能を持ち、また、駅やショッピングセンターなどの限られたスペースに適した高速コンパクト型ATMを提供いたします。


コンパクト型ATMの特長について

  1. コンパクト型で国内最速の紙幣処理性能

    従来機と比べ、7枚/秒から10枚/秒と紙幣搬送スピードを30%向上させ、国内コンパクト型ATMとしては国内最高速の紙幣処理性能を実現しています。これにより、利用するお客様は1取引を3秒(10枚入金)短縮することが可能です。

  2. 低コストでの運用が可能

    収納紙幣枚数が従来機の約3倍の8,100枚となり、ATM警送回数に減少よる警送費用削減が見込めます。また保守費用の値下げや、待機時消費電力の削減、装置信頼性の向上などにより、トータル運用コストの大幅な削減が可能です。

  3. 省エネルギー・環境への対応

    環境にも配慮し、待機時の消費電力を従来機比で40%も削減するとともに、電子ジャーナル(注3)の活用やレシートの発行枚数削減により紙媒体の利用をできるだけ少なくするなど、CO2削減にも大きく寄与します。また、再生プラスチックなど環境貢献材料の製品適用拡大や、素材表示の徹底で廃棄時の分別にもLCM(Life Cycle Management)で取り組むなど、エコロジー対策にも貢献できます。

  4. 「FACT-V」シリーズのアプリケーション資産を有効利用

    本ATMのソフトは当社ATM「FACT-V、FACT-VModel10、FACT-VModel20」のアプリケーション資産の流用が行えるため、ATMアプリケーションを一本化でき、短期間でシステム提供が可能です。

なお、本製品を、5月14日(木曜日)、15日(金曜日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「富士通フォーラム2009」に出展します。

販売価格、およびサービス発売開始時期

販売価格 出荷開始時期
オープン価格 2009年9月

・導入費用、保守費用は別途必要となります。
・構成により金額は変動します。


販売目標

今後3年間で5,000台

以上

注釈

  注1 富士通フロンテック株式会社:
代表取締役社長 海老原 光博、本社 東京都稲城市。
  注2 警送:
警備会社が行っている、ATMの現金装填、回収、障害対応等のサービス。
  注3 電子ジャーナル:
取引履歴情報を電子データとして管理・運用する方式。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

金融ソリューション開発本部 チャネルソリューション推進部
電話: 03-6252-2647(直通)


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