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PRESS RELEASE (サービス)

2009年1月6日
富士通株式会社
株式会社富士通総研

安心安全ソリューション「SafetyValue」を強化・拡充

新型インフルエンザ対策関連ソリューション提供開始

~事業継続(BC)分野における豊富な社内実績を活用して計画・対策・運用を総合的にサポート~

当社グループは、企業の災害やセキュリティインシデントなどへの対応から、コンプライアンス強化、内部統制対応などの企業価値向上のためのガバナンスまで支援する安心安全ソリューション「SafetyValue(セーフティバリュー)」強化の一環として、新型インフルエンザ対策関連ソリューションを提供開始します。

本ソリューションは、新型インフルエンザに対する行動計画を策定する「行動計画策定ソリューション」、新型インフルエンザ発生時にも自宅や代替拠点からの業務継続を支援するためのリモート接続やデータのバックアップ、電話会議、安否確認のサービスを提供する「事前対策ソリューション」、常に組織の対応能力を評価し、継続的に強化するための「教育・訓練ソリューション」の3つのソリューションを体系化したものです。

当社グループは、自らの社内実践によって得られたノウハウを活かし、新型インフルエンザをはじめとする新たな脅威に対して、先進的なITを駆使した高いセキュリティと利便性を兼ね備えた対策を提供し、お客様の資産の保護と企業価値向上に向けた取り組みを支援していきます。

新型インフルエンザは、動物、特に鳥類のインフルエンザウイルスが変化し、人から人へ感染して起こる疾患で、近年の高病原性鳥インフルエンザの流行・散発的な人への感染が各地で続いたことから、世界的な大流行が強く懸念されています。世界保健機関(WHO)は、高度の事前計画活動を実施する必要を訴えており、また、厚生労働省でも個人・企業が十分な知識と自覚を持ち、自らの問題として対策を講じるように促しています。


新型インフルエンザ対策関連ソリューション
拡大イメージ

これらの背景を踏まえ、当社グループは、安心安全ソリューション「SafetyValue」の「事業継続」の分野において、社内外で培った事業継続対策のノウハウを活かし、計画・対策・運用を総合的にサポートする新型インフルエンザ対策関連ソリューションを本日より提供します。


新型インフルエンザ対策関連ソリューションの概要


新型インフルエンザ行動計画テンプレート
  1. 行動計画策定ソリューション
    1. 「新型インフルエンザ対応計画策定コンサルティング」(新商品)

      富士通の社内実践および富士通総研の豊富なコンサルティング実績による300種類以上におよぶ新型インフルエンザ行動計画テンプレート(F3PL:Fujitsu Pandemic Preparedness Plan Library)により、さまざまな業種・企業規模のお客様に最適な行動計画を最短一ヵ月で策定します。

      また、新型インフルエンザに関する行政・医療・事業環境などの変化に合わせた最新テンプレートを継続的に提供します。

  2. 事前対策ソリューション
    1. 従業員・家族の安否確認を可能とする環境を提供します。
      1. 「緊急連絡/安否確認サービス」(提供済)

        有事の際の通話の回線集中によるトラブルの影響が少ない携帯電話のメール機能を使い、従業員や職員およびその家族の安否情報を迅速に把握し、罹患状況の管理やコンタクトトレースを実施することができます。

    2. 自宅・外出先から業務システムにアクセスし、業務を継続できる環境を提供します。
      1. 「テレワークソリューション」(提供済)

        シンクライアント環境を導入することにより、自宅・外出先でも端末側にデータを持たずに、USBキーを利用した認証システムを使ってセキュリティを保ちながら業務システムへアクセスできる環境を提供します。

      2. 「マネージドPCソリューション」(提供済)

        PKI認証(注1)とVPN(注2)を使ったSSL(注3)よりセキュリティ対策の施された環境にて、業務システムへアクセスすることができ、既存のサーバ環境への修正負荷およびコストの低減に貢献します。

      3. 「リモートデータバックアップサービス」(提供済)

        「新型インフルエンザ事前対策サービス」のイメージ図
        拡大イメージ

        オフィス内にあるPCデータを既存のインターネット回線を利用して遠隔地のシステムへバックアップすることで、いつでもどこでもバックアップしたデータの参照・更新を可能とする環境を提供します。


    3. 有事の際でも、Webカメラ会議などのコミュニケーションを可能とする環境を提供します。
      1. 「JoinMeeting(ジョインミーティング)」(提供済)

        インターネットを介して、時間・場所を問わずWebカメラ会議を行うことができる環境を提供します。

      2. 「IPテレフォニー」 (提供済)

        社外から直接社内の内線に接続可能にすることで、有事の際にどこからでも内線電話を利用できる環境を提供します。これにより、外線を使った遠距離電話の使用が不要となり、通話コストを抑えることが可能です。

  3. 教育・訓練ソリューション

    お客様の組織における新型インフルエンザ対策もしくは事業継続マネジメントの推進状況に応じた最適な教育・訓練を提案し、従業員に対する啓蒙活動から行動計画の運用の評価改善までを支援します。

    1. 「新型インフルエンザ従業員教育用e-Learningサービス」(新商品)

      従業員に新型インフルエンザに対する基本的な知識を身につけさせ、個人および家族の対応力を強化するためのe-Learningサービスを提供します。本サービスは日本語・英語に対応しており、海外現地法人社員に対しても適用が可能です。

    2. 「新型インフルエンザ訓練評価サービス」(新商品)

      数十種類におよぶ想定シナリオを使った行動訓練の立案および実施、さらには訓練結果をふまえた改善点のレポートまで、組織の対応能力を継続的に向上させるための実践的な訓練を支援します。


本ソリューションの主な特徴

  1. 社内実践と豊富なお客様支援の実績から得たコンサルティングのノウハウを活用

    2005年に事業継続マネジメントを推進するための専任組織を立ち上げ、社内実践と50社以上のお客様に対する地震や「新型インフルエンザ対応計画策定コンサルティング」を行ってきた実績を活かし、実践的な対策サービスを体系化し提供します。

  2. 計画・対策・運用までをトータルサポートすることで、リスク発生時に確実な対応を実施

    有事の際に確実な対応を行うために、事業継続対策計画を立案後、計画に沿ったインフラ整備、教育・訓練を行い、計画の評価および改善を継続的なサポートで実現します。

  3. 事業継続やセキュリティ対策をインフラ面から支える高品質なサービス製品群

    高セキュリティなネットワークアクセスを提供するマルチキャリア対応の企業向けネットワークサービス「FENICSⅡネットワークサービス」やプラットフォーム製品、ミドルウェアを提供し、ネットワークの高速化やモバイル環境の充実などIT環境の進化をお客様のビジネスに活用いただき、安心安全な環境の実現および情報資産の積極的な活用をトータルに支援します。

販売価格、および提供時期

商品名 販売価格(税別) 提供時期
新型インフルエンザ対策関連ソリューション 個別見積り 本日より

販売目標

2011年度末までに売上50億円(当社グループの決算期は3月末日です。)


商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 PKI認証:
電子商取引や電子申請書などにおける情報通信に関して、秘匿のための暗号化、電子署名、否認防止、改ざん検知に用いる証明書の発行や管理を実現する仕組みで、認証局などで構成する認証のこと。公開鍵暗号方式が技術的な核である。
  注2 VPN:
Virtual Private Networkの略。仮想専用線、仮想施設網などと呼ばれる。VPN機能を備えた専用装置が必要。最近ではファイアーウォールやルータなどに機能が組み込まれていることが多い。公衆回線をあたかも専用回線であるかのように利用できるサービス。基本的に、暗号化通信とユーザ認証により実現される。
  注3 SSL:
Secure Sockets Layerの略。Webブラウザなどを利用したデータのやり取りで使用される、セキュリティを守るための仕組み。データを転送する前に暗号化を行い、サーバがデータを受信した後でそれを解読するのでデータ内容の露見を防ぐ。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

サービスビジネス本部 安心安全ビジネス推進室
電話: 03-6424-6204 (直通)
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