富士通

 

  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. 富士通とサン、「SPARC64 Ⅶ」搭載のエントリーモデル「SPARC Enterprise M3000」を販売開始
  • English

PRESS RELEASE

2008年10月28日
富士通株式会社
米国サン・マイクロシステムズ社

富士通とサン、「SPARC64 Ⅶ」搭載のエントリーモデル
「SPARC Enterprise M3000」を販売開始

~ ミッションクリティカルシステムに必要な高性能・高信頼性と省電力・省スペース化を実現 ~

富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野副 州旦、以下、富士通)と米国サン・マイクロシステムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:ジョナサン・シュワルツ、以下、サン)は、本日より、クアッドコアプロセッサ「SPARC64 Ⅶ」を搭載した「SPARC Enterprise M3000」を販売開始します。

「SPARC Enterprise M3000」は、これまで「SPARC Enterprise M4000」以上のミッドレンジモデル、ハイエンドモデルに搭載されてきた「SPARC64 Ⅶ」を1基搭載し、ミッションクリティカルシステムに求められる高性能と高信頼性を兼ね備えたエントリーモデルです。

さらに「SPARC Enterprise M3000」では、環境面も大幅に強化し、高さ2U(ユニット)の省スペース化と、従来サーバ比50%以上(注1)の消費電力削減を実現しました。

今回提供する「SPARC Enterprise M3000」は、2007年4月に両社が発表した共同開発サーバのラインナップ強化として販売開始するものです。高性能・高信頼性ハードウェアとSolaris 10の仮想化機能の組み合わせにより、「SPARC Enterprise M3000」はお客様システムの最適化に貢献していきます。

[関連リンク]UNIXサーバ SPARC Enterprise

本製品の特長


SPARC Enterprise M3000
拡大イメージ
  1. 高性能・高信頼性を兼ね備えたエントリーモデル

    今回提供する「SPARC Enterprise M3000」は、2コア・4スレッドもしくは4コア・8スレッド、動作周波数2.52ギガヘルツ(以下、GHz)の「SPARC64 Ⅶ」プロセッサを1基搭載し、同コア数の従来機と比較して約2倍の性能向上を実現しました。データベースサーバやアプリケーションサーバなどの高いシングルスレッド性能が要求される業務を始めとして、幅広い用途において優れた処理性能を発揮します。

    さらに、ハードウェアレベルの命令リトライ機能、キャッシュメモリ動的縮退、拡張ECC機能など、従来「SPARC Enterprise M4000」以上のミッドレンジモデル、ハイエンドモデルで実現してきたRAS機能(注2)を継承し、エントリーモデルでありながらミッションクリティカルシステムに必要な高信頼性を備えています。

  2. 環境性能の追求

    「SPARC Enterprise M3000」は、高密度実装技術により高さ2Uの省スペース化を実現しました。また、エアダクトの実装による冷却効率の向上やファン回転数の多段階制御機構などにより、消費電力を従来機種に比べて50%以上削減するとともに、動作音も標準的なサーバ設置環境(注3)で47デシベル(注4)という優れた静音性を実現しました。

    さらに、仮想化機能「Solarisコンテナ」により、「SPARC64 Ⅶ」の高性能を十分に活用し、最適なサーバ仮想化環境を実現するとともに、リソースの効率的な活用により、お客様システムの最適化と省電力・省スペース化に貢献します。

富士通、サンは、それぞれのブランドで「SPARC64 Ⅶ」搭載の「SPARC Enterprise M3000」を全世界で販売します。両ブランドの機能は同一です。

また、富士通とサンは、2009年に2.8GHzの「SPARC64」を提供し、その後も「SPARC64」と「UltraSPARC」の強化を行う予定です。両社は、これまでに20年以上の協力関係を継続しており、今後も継続的に「SPARC Enterprise」シリーズの性能向上を図るとともに、両社の協力関係を強化・拡大していきます。



(再生時間 約3分28秒)

富士通株式会社 経営執行役常務 山本 正己のコメント

「SPARC Enterprise M3000」は、コンパクト・低消費電力設計でありながら、ミッションクリティカルシステムの性能を実現する優れたサーバです。この新しいSPARC Enterpriseは、さまざまな分野において優れた性能を発揮し、お客様のビジネスプロセス革新を実現します。


米国サン・マイクロシステムズ社エグゼクティブバイスプレジデント ジョン・ファウラーのコメント

「SPARC Enterprise M3000」は、製品ラインナップの拡張であり、かつ現在のデータセンターの複合的な要求を満たすものとなります。お客様はSolaris上でメインフレームレベルに迫るRAS機能を備えたオープンシステムを、高い性能を保持しつつ低コストで実現することができます。また、少ない初期投資でのシステム構築から、容易に上位機種への拡張を行うことができます。


販売価格

製品名 プロセッサ 販売価格(税別)
SPARC Enterprise M3000 SPARC64 Ⅶ 2.52GHz 210万円より

商標について

  • Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Solaris、は、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • すべてのSPARC商標は、米国SPARC International, Inc.のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。SPARC商標が付いた製品は米国Sun Microsystems, Inc.が開発したアーキテクチャーに基づくものです。
  • その他の記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

添付資料

PDF 仕様一覧 (52.7KB)

以上

注釈

  注1 従来サーバ比50%以上:
対「PRIMEPOWER450」比では58%、対「Sun Fire V445」比では63%。
  注2 RAS機能:
RASは、Reliability(信頼性)、Availability(可用性)、Serviceability(保守性)の略。システムが安定して動作するための支援機能。
  注3 標準的なサーバ設置環境:
環境温度25℃を想定。
  注4 デシベル:
音の大きさを表す単位。音量の目安としては、静かな事務所が50デシベル程度。

関連リンク

拡大画像

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。