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PRESS RELEASE (サービス)

2008-0115
2008年6月2日
富士通株式会社

「株式会社富士通アドバンストクオリティ」を設立

~SI品質向上のための第三者品質検証と品質教育を実施~

当社はこのたび、システム開発(以下SI)プロジェクトにおける開発リスクを軽減しSI品質を向上させるために、SIにおける豊富な経験やノウハウを持つベテランSEが、第三者としての品質検証および品質教育を行う、「株式会社富士通アドバンストクオリティ」を設立します。

新会社は、お客様システムの開発におけるいっそうの信頼性強化を図るとともに、品質管理技術とノウハウの伝承を行っていきます。さらに、お客様の情報システム部門やSIベンダー各社におけるSI品質の向上にも貢献していきます。

SIプロジェクトを取り巻く環境は、お客様のシステム要件の多様化、システムの大規模・複雑化、開発期間の短縮、技術の高度化やオープン化などにより一段と厳しさを増しています。このような環境におけるプロジェクト責任者の作業は、お客様との仕様確定、進捗管理、原価管理、品質管理など多岐にわたり負荷が高いため、プロジェクトを支援する組織的な仕組みが必要になっています。

当社は、これらを踏まえ、当社が現在一部のSIプロジェクトについて実施している品質検証の対象プロジェクト数を拡大し、第三者として統一的なSIプロジェクトの品質検証を行うために、「株式会社富士通アドバンストクオリティ」を設立いたします。新会社では、SIプロジェクトごとに、SIにおける豊富な経験やノウハウを持つベテランSEが、第三者としての品質検証を行うとともに、SEに対し品質に関わる教育を行い、品質に関する考え方やスキルなどを継承していきます。

第三者品質検証については、プロジェクトの進捗に伴い、プロジェクトに関わるメンバーが急激に増えるためプロジェクト品質の確保が難しく、第三者が関与して品質に関する確認および支援を行うことによる効果がもっとも高い、システム構造設計からプログラムテスト工程を、当面の対象にします。第三者品質検証では、これらの工程に携わる作業者全員の作業プロセスにおいて、当該プロジェクトの作業手順が遵守されているかを確認するとともに、適宜改善提案を行います。

また、品質に関わる教育では、対象プロジェクト全参加者に対して、品質に関連する付帯ドキュメントの作成手順や品質管理手法などの教育をプロジェクトの進行に合わせてタイムリーに行います。新会社は、当社グループの若手SEを受け入れて、品質管理技術とノウハウの伝承を行う役割も担っています。

さらに、新会社は、品質に関するコンサルティングや、品質責任者をはじめとする人材供給を行い、お客様の情報システム部門やSIベンダー各社におけるSI品質の向上に貢献していきます。

株式会社富士通アドバンストクオリティの概要

商号  :  株式会社富士通アドバンストクオリティ
(英語名:FUJITSU ADVANCED QUALITY LIMITED)
本社所在地  :  東京都大田区新蒲田1-17-25(富士通ソリューションスクエア内)
代表者  :  代表取締役社長 油井 克実(ゆい かつみ)
(現 富士通株式会社 プロフェッショナルサポートビジネスグループ
生産革新本部 SBGプロフェッショナルサポートセンター長)
事業内容  : 
  • SIプロジェクトの第三者品質検証
  • システムの技術指導ならびにシステム構築のコンサルタント業務
  • システム技術者育成のための教育研修ならびにコンサルタント業務
  • システムの技術および市場に関する調査研究
設立年月日  :  2008年6月2日
業務開始日  :  2008年7月1日(予定)
資本金  :  5,000万円(当社全額出資)
従業員数  :  約25名

以上

本件に関するお問い合わせ

富士通株式会社 広報IR室
電話 : 03-6252-2174(直通)


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