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PRESS RELEASE

2008年4月28日
富士通株式会社
富士通アクセス株式会社

フォトニクスネットワーク事業の再編・統合について


富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒川 博昭、以下、富士通)は、フォトニクスネットワーク事業の強化についてかねてより検討してまいりましたが、本日開催の富士通取締役会において、本年7月を目処として、富士通と富士通アクセス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:中村 隆、以下、FJAC)のフォトニクスネットワーク事業を再編・統合する方針を決定いたしました。


近年のフォトニクスネットワーク製品は、高速大容量化・多機能化が進む一方で、開発サイクルが短くなるなど、市場競争が非常に厳しくなっています。

これまで、富士通グループとしては、富士通がWDM(注1)システムやSONET(注2)システムなどの基幹ネットワーク網、FJACがGE-PON(注3)といった国内向けアクセス網(注4)を中心に事業展開してきました。しかし、市場変化とともに、基幹ネットワーク網とアクセス網の境目が次第になくなってきており、特に国内市場における次世代ネットワーク網の構築計画においては、富士通とFJACが保有している開発・製造の技術・ノウハウを融合し、よりいっそう協調した取組みが不可欠と判断したため、本日、富士通のフォトニクスネットワーク事業の国内向け開発部門および全製造部門をFJACと統合する方針を決定いたしました。

具体的には、以下のとおり再編・統合を行う予定です。

  1. 営業部門

    国内向け営業部門は富士通に一本化します。

  2. 開発部門・製造部門

    富士通およびFJACの国内向け製品の開発部門と全製造部門を統合します。なお、海外向け製品の開発については引き続き富士通内で行います。また、FJACのパワーエレクトロニクス(注5)事業については、FJACにて引き続き営業部門を含めた事業運営を行います。

これにより、営業部門の一体化による営業力強化と、開発・製造部門の統合による製品開発・製造の効率化、迅速化を図り、お客様にこれまで以上のサービス品質を提供してまいります。

なお、フォトニクスネットワーク事業の製造、および国内向け開発を統括する会社の詳細につきましては5月中旬に決定し、お知らせする予定です。


添付資料

PDF 東京証券取引所ファイリング資料 (154KB)

以上

注釈

  注1 WDM:
Wavelength Division Multiplexingの略。光ファイバーを使った通信技術の一つ。波長の違う複数の光信号を同時に利用することで、光ファイバーを多重利用する方式。
  注2 SONET:
Synchronous Optical NETworkの略。光ファイバーを用いた高速デジタル通信方式の一つ。
  注3 GE-PON:
Gigabit Ethernet-Passive Optical Networkの略。光ファイバーを用いた公衆回線網で1Gbpsの通信速度を実現する技術。
  注4 アクセス網:
通信事業者の拠点から加入者までのネットワーク網。
  注5 パワーエレクトロニクス:
情報設備電源や各種製造設備用電源などの産業用電源装置。

報道関係者お問い合わせ先

富士通株式会社
広報IR室
電話: 03-6252-2174(直通)


富士通アクセス株式会社
経営企画室企画部
電話: 044-822-3074(直通)
E-mail: fjac-kaisya@cs.jp.fujitsu.com


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