PRESS RELEASE (ユビキタスプロダクト)
2008-0074
2008年4月10日
富士通株式会社
~簡単に導入できる業界唯一の個人認証専用サーバ~
当社は、パソコンの個人認証システムを簡単に構築できる専用サーバ「Secure Login Box(セキュアログインボックス)」の販売活動を4月10日より開始します。個人認証方式に、従来の「指紋認証」のほか、当社が開発したマウス型の「手のひら静脈認証装置」や、さまざまな用途で普及している「FeliCa」対応のカードや携帯電話に対応します。これにより、確実な個人認証によるセキュリティの向上のほか、パソコン利用者がID/パスワード入力などを行わずにログインできる利便性の向上、システム管理者のID管理に関わる作業工数の大幅な削減が可能となります。
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当社は、2002年7月に指紋による個人認証システムを構築するための業界初の専用サーバ「Secure Login Box」を開発し、さまざまな規模や業種のお客様にご利用いただいております。今般、多様化する個人認証システムに対応するため、従来の「指紋認証」に加え、マウス型の「手のひら静脈認証装置」と「FeliCa」対応のカードや携帯電話に対応し、最大4台連携で6,000人までの認証データを管理することができる「Secure Login Box」の新モデルを開発いたしました。
管理者側は、確実な個人認証によるセキュリティの向上だけでなく、「Secure Login Box」に認証データが一元管理できるため、Windowsログオンやアプリケーションログインにユーザーアクセス制限をかけるなどの一括運用が可能になり、ID管理に関する作業工数の削減が期待できます。また、アプリケーションをはじめとする既存のシステムを変更することなく、設置後すぐにご利用いただけます(注1)。専用機のため、簡単に設定でき、低コストでの導入が可能です。
利用者側は、さまざま存在するID/パスワードを覚える必要がなくなるので、例えば手のひらをかざすだけの作業で利用者本人だけがログインでき、利便性が格段に向上いたします。
利用形態に応じて、「手のひら静脈」「指紋」「FeliCa」の認証に対応します。また、「FeliCa」と「手のひら静脈」もしくは「指紋」の組み合わせ認証も可能です。「手のひら静脈認証」は、当社から発売しているマウス型手のひら静脈認証装置などにも対応し、認証速度も約1秒弱と高速化を実現しています。「FeliCa」認証は、「Suica」などの交通系ICカードや電子マネー、携帯電話内蔵タイプなどさまざまなカードでの利用が可能です。
既存のアプリケーションを「Secure Login Box」に対応させるための変更は不要なため、簡単な設定のみで、設置後すぐに運用することができます。管理者は、利用者に対してアクセス制限をかけるなどの運用管理が容易になるほか、人事データベースなどのほかのID管理システムとデータ連携を取ることも可能なため、例えば異動が発生した利用者に対して元々の事務所でのアクセスを削除し、移動先でのアクセス認証を許可させるなど、ID管理作業が大幅に改善されます。また、2台1セットを基本構成とし提供することで、2台でデータを相互補完することができ、もし1台が故障した場合でも、システムを止めることなく、業務を継続することができます。
ID/パスワードの手入力にくらべ、なりすましの可能性が大幅に低減し、セキュリティが向上します。同時にシステムごとに異なるID/パスワードを記憶する必要がなくなるので、利用者の利便性も向上します。
以下の価格は、基本構成の2台1セットの価格です。
製品名(型名) | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
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Secure Login Box(FMSE-C401) | 79万8,000円 | 7月末より |
2008年度末までに売上1,000セット
以上
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