PRESS RELEASE(サービス)
2008-0056
2008年3月12日
富士通株式会社
~「F1100」を活用したモバイルソリューション第二弾~
当社は、Windows® ケータイ「F1100」(注1)を活用したモバイルソリューションの第二弾として、「モバイルネットワークソリューション」と「モバイル業務ソリューション」の2つのソリューションを、本日より発売いたします。
「モバイルネットワークソリューション」は、外出先の「F1100」から、社内ネットワーク上のグループウェアへ接続し、スケジュール管理やメールの送受信などを実現します。また、「モバイル業務ソリューション」は、外出先の「F1100」から、社内の業務システムに接続し、業務システム上での日報作成・作業進捗報告などを実現します。これらにより、お客様はリアルタイムな情報共有がおこなえ、業務の効率化とスピードアップを図ることが可能です。
当社は、企業内では無線LAN内線電話として、外出先では携帯電話として、1台の「F1100」で内線・外線をデュアルに使用できる「内外線デュアルソリューション」(注2)を本年1月に発売しました。このたび、さらに2ソリューションを追加することで「F1100」を活用したビジネスシーンを拡大し、業務の効率化とスピードアップを支援します。
今後は、ビジネスパートナー各社との協業を進め、お客様企業が必要とするアプリケーション機能を必要な時に必要なだけ利用できるように、モバイルアプリケーションのSaaS化をおこない、「F1100」を起点としたモバイルソリューションメニューの拡大を図っていきます。
また、2008年4月中旬より、当社の「Enterprise Innovation Support Center(住所:東京都港区、略称:EIセンター)」にて、お客様が「F1100」を活用したモバイルソリューションを体験できるデモンストレーション環境(予約制)を提供していきます。
グループウェアが稼働する社内サーバへアクセスすることで、スケジュールの確認やメールの送受信などの機能を「F1100」上で活用することができます。お客様企業の社員は、外出時でも社内との円滑な情報交換・共有がおこなえ、業務効率を高めることが可能となります。
なお、グループウェアとしては、当社の「TeamWARE Office」に加え、マイクロソフト社の「Exchange Server」、サイボウズ社の「サイボウズ ガルーン 2」、日本アイ・ビー・エム社の「Lotus Notes/Domino」に連携できます。
また、今回新たに発売するFENICSⅡネットワークサービス(注3)「モバイルVPNサービス」を利用することで、「F1100」を社外から社内ネットワークに接続する際の個別のネットワーク構築が不要となり、セキュアにVPN接続(注4)することが可能です。
日報作成、作業進捗報告、緊急連絡、棚卸支援、工程管理など、お客様企業の現場で働く人のためのモバイル業務端末として、「F1100」を活用することができます。
「F1100」はWindows搭載であるためWebアクセス型の業務アプリケーションであれば、特別なプログラムを組み込むことなくhtmlベースの定義のみで「F1100」用の業務画面が作成でき、「F1100」のフルブラウザ機能でアクセスできます。また、クライアント・サーバ型のアプリケーションであれば、マイクロソフト社の「.NET Compact Framework」などの一般的な手法を用いた開発ができます。さらに、当社の携帯電話アプリケーション実行基盤「Interstage Mobile Manager」(注5)を利用すれば、携帯電話の特性をフル活用したモバイルアプリケーションの開発や運用が容易になります。
このたび、ご支援をいただいた各社からエンドースをいただいています。(五十音順)
サイボウズ株式会社は、弊社の大規模向けEIP型グループウェア「サイボウズ ガルーン 2」と今回の「F1100」の連携を歓迎いたします。弊社では、2002年の「サイボウズ ガルーン」発売当初より、富士通様と協業し、様々なソリューションを提供してきました。現在、多くのお客様に弊社製品をご利用いただいていますが、最近は特にモバイル関連サービスの強化が強く求められています。今回の「F1100」との連携は、このようなご要望にも応えられるソリューションであると期待しておりますので、今後も富士通様と販売・開発の面などで協力し合い、取り組んでまいります。
サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野 慶久
本Windows® ケータイ「F1100」と「Lotus Notes/Domino」との連携は、現代のビジネスシーンにおいて益々需要が高まりつつあるモバイル環境での情報のやり取りをセキュアに実現するためのソリューションであり、「Lotus Notes/Domino 8」に代表する弊社Lotusソフトウェアがこれから目指す”ボーダーレスなコラボレーション”にも合致するものです。今後より多くのお客様に弊社グループウェアを中心とするモバイルソリューションを活用いただくことでより良いビジネスシーンをご提供できるものと確信し、本ソリューションを歓迎いたします。
日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 Lotus事業部長 澤田 千尋
マイクロソフト株式会社は、最新の「Windows Mobile® 6」を採用した「F1100」に関するソリューション発表を歓迎いたします。スマートフォンはサーバと接続することで携帯電話にないさまざまな価値を提供することができますが、今回発表された「F1100」と「Microsoft Exchange Server」の連携、富士通様のモバイル業務ソリューションや内外線デュアル端末ソリューションとの連携により、法人市場へのスマートフォンの普及が一層進むことを期待します。
マイクロソフト株式会社 モバイル&エンベデッドデバイス本部長 梅田 成二
「F1100」を起点として、サーバやネットワーク、グループウェア、モバイルアプリケーションの開発・運用環境までワンストップで提供していきます。
[ご参考:「F1100」と「モバイルVPNサービス」について]
今後2年間で1,500社への販売を計画しています。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
サービスビジネス本部 ネットワークビジネス推進統括部 ネットワークサービス推進部
電話 : 03-6424-6263 (直通)
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