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PRESS RELEASE (サービス)

2008-0044
2008年2月28日
富士通株式会社

新モバイルハンディ「TeamPad7500Ws」「Patio300」の2機種を発売

~導入支援などのサービスも各種提供~

当社は、量販店・コンビニエンスストアなどの発注業務向けに「TeamPad(チームパッド)7500Ws」と、水道、電力、ガスの検針・集金業務やルートセールス向けに「Patio(パティオ)300」(注1)の、モバイルハンディ2機種を本日より発売します。

「TeamPad7500Ws」は、高性能CPU・大容量メモリを搭載することで処理速度の大幅アップ(当社従来機比 約2倍)と大量データ格納を実現し、量販店などの店員の発注業務を効率化します。

「Patio300」は、検針・集金作業員などの疲労・負担を軽減する小型軽量化設計のほか、耐環境性・セキュリティ面も考慮することで安全性・運用性を高めています。また、両製品の導入支援・ヘルプデスク・修理サービスなども各種提供します。

なお、両製品を、3月4日から3月7日まで東京ビッグサイトで開催される第24回流通情報システム総合展「リテールテック・ジャパン 2008」の富士通ブースに出展します。

「TeamPad7500Ws」の特長


「TeamPad7500Ws」イメージ

量販店などの店舗内において、商品一覧などを参照しながらタッチ操作で発注業務をおこなうのに適した大画面モデルです。

  1. 高性能CPU搭載による処理スピードアップを実現

    最新CPU Marvell® PXA320(624MHz)を採用し、処理速度の大幅アップ(当社従来機比 約2倍)を実現しました。そのため、業務運用の効率化を図ることができます。

  2. 大容量メモリ搭載による大量データの保持

    1GBのFlash ROMの内蔵により、多くの業務データを格納することが可能です。

  3. シンクライアント環境の構築が可能

    サーバ上のアプリケーションをWAN経由で利用することができ、大幅なTCO削減を可能とします。


「Patio300」の特長


「Patio300」イメージ

長時間屋外で携帯するケースの多いルートセールスや、明細書などの発行が必要な水道、電力、ガスの検針業務に適したモデルです。

  1. 持ちやすさを徹底追求した小型軽量化を実現

    持ち手部分をスリム化し、当社従来機比10%以上の軽量化となる約480gを実現(ロール紙除く)。検針・集金作業員などの負担を軽減します。

  2. 印字機能の向上による高速印字および鮮明印字の実現

    印字については、当社従来機から30%以上早い毎秒32行の印字速度を実現し、さらに、TrueTypeフォント印字にも対応し、印字品質を向上させました。また、2次元コード(注2)やフォームオーバーレイ機能などの印字にも対応しています。

  3. 耐環境性を強化した筺体設計

    屋外での使用に十分耐えられる強力な防滴防塵機能(IP54(注3)準拠)を装備し、また、万一落下した場合にデータを守る耐衝撃性(注4)も実現しています。そのため、大切なデータを保護でき安心して業務利用が可能です。

  4. セキュリティを強化

    「Patio300」とセキュリティ専用キー(オプション)が無線で通信し、離れて電波が届かなくなるとロックが掛かり操作できなくなります。これにより置き忘れなどによるデータの情報漏えいが防止できます。


業務アプリケーションとの連携

「TeamPad7500Ws」は、受発注管理システム「RETAILFlow(リテールフロー)」(注5)、「MINDEOB(マインドイーオービー)」(注6)と連携することが可能です。また、「Patio300」は、上下水道料金管理システム「AQUASTAFF(アクアスタッフ)」(注7)などとの連携が可能です。

今後、豊富なアプリケーション群を整備し、多彩なソリューションを提供していきます。

販売価格、および出荷時期

製品名 販売価格(税抜) 出荷時期
TeamPad7500Ws オープン価格 4月上旬
Patio300 24万3000円から 5月末
両製品の導入支援サービスなどについては、個別対応となります。

両製品に関しては、富士通フロンテック株式会社(本社:東京都稲城市、代表取締役社長:海老原 光博、以下、富士通フロンテック)と共同開発をおこなっており、製造は富士通フロンテックがおこないます。また、販売については、当社および富士通フロンテックの両社でおこないます。

販売目標

製品名 販売目標
TeamPad7500Ws 今後3年間で30,000台
Patio300 今後3年間で50,000台

主な仕様

TeamPad7500Ws Patio300
CPU Marvell® PXA320(624MHz) Marvell® PXA270(520MHz)
OS Microsoft® Windows® CE5.0 Professional Plus
メモリ ROM:1GB RAM:256MB ROM:128MB RAM:128MB
表示部 XGA(1,024×768ドット)
TFTカラー10.4型
QVGA(320×240ドット)
TFTカラー3.5型
インターフェース 無線LAN、Bluetooh、RS232C、USB、CFカードほか Bluetooh、RS232C、USB、CFカード、ハードウェアセキュリティほか
運用時間(注8) 約7時間 約15時間
寸法(バッテリー含む) W290×D205×H25mm W76×D250×H28mm(最小値)
重量 約970g 約480g(ロール紙カバー含む)

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 「Patio300」:
「Patio」とは、A portable advanced terminal for information organizationsの頭文字から「情報社会のための携帯型先進端末」という意味。
  注2 2次元コード:
バーコードを拡張して2次元の図形で表現することにより、多くの情報を正確に刻印する技術。「Patio300」は、QR、Maxi、PDF417の各2次元コードに対応しています。
  注3 IP54:
国際規格「IEC 529 IP54」のこと。塵埃に対する防護レベル:5(埃の侵入から完全に保護されているわけではないが、装置の良好運転を妨げるような埃は侵入しない)と雨に対する防護レベル:4(いかなる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響がないもの)両方を持ち合わせている。
  注4 データを守る耐衝撃性:
当社の社内テストの結果、電源ONの状態で1.5mの高さからコンクリート面に6面各1回落下させたあと、操作に支障がなくメモリ情報を保持していることを確認。テスト結果であり落下の状況によって異なります。
  注5 「RETAIL Flow」:
富士通フロンテック株式会社が開発したソフトウェア
  注6 「MINDEOB」:
株式会社富士通システムソリューションズ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:秦 聖五)が開発したソフトウェア
  注7 「AQUASTAFF」:
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:伊与田 悠)が開発したソフトウェア
  注8 運用時間:
当社測定。満充電の新品電池を常温で使用した場合(10%稼動、バックライト消灯)の値。なお、アプ リケーション動作および通信タイプ・頻度などにより異なる場合があります。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

流通ビジネス本部 プロダクトビジネス推進部
電話 : 03-6252-2650 (直通)
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