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PRESS RELEASE (サービス)

2008-0028
2008年2月15日
富士通株式会社

「FPcodeサービス」を用いてモバイル・マーケティングなどの有用性を検証

~「東京ユビキタス計画・銀座」の民間公募実験において実証実験を実施~

当社は、東京都、国土交通省が主催する「東京ユビキタス計画・銀座」(注1)の民間公募実験において、印刷画像に埋め込まれた情報を読み取り、容易に携帯サイトにアクセスできる「FPcode(エフピーコード)サービス」を用いて、アクセスログなどの情報分析を核としたモバイル・マーケティングやクロスメディア・プロモーションの有用性の検証をおこなっています。

同実験では、東京・銀座の街灯や店舗に取り付けられた約160個の情報タグ(街灯:約120箇所、店舗:約40箇所)を活用し、携帯電話で「FPcode」を読み取りながらおこなう「銀座スタンプラリー」(注2)や「銀ぶらNAVI」(注3)などの消費者向けコンテンツを提供します。

また、今回は、「FPcode」で利用したコンテンツへのアクセス状況などから、銀座近辺における消費者の動向を把握・分析することで、販売促進に向けたバリューチェーンの確立を目指します。

「東京ユビキタス計画・銀座」実証実験について

実験期間
 : 
2008年1月20日(日曜日)~3月1日(土曜日)
実験場所
 : 
銀座通り(1丁目~8丁目)、晴海通り(数寄屋通り~三原通り)
実験概要
 : 
銀座の街や店舗に設置されている情報タグ(下図)を、携帯端末で読み込むことで、店舗案内や店舗への道順案内、その他情報の取得・活用といったユビキタス環境をお客様に提供します。
   


「東京ユビキタス計画・銀座」情報タグ

「FPcodeサービス」の概要

「FPcodeサービス」は、株式会社富士通研究所(代表取締役社長:村野和雄、本社:神奈川県川崎市)が開発した「FPcode」技術を実用化したもので、カラー印刷画像に埋め込んだ情報を、携帯電話カメラやPC用USBカメラから読み込むことで携帯サイトのURLなどの情報を取得することができます。これにより、導入企業は印刷物のデザインを損なわずに、印刷物から携帯電話などに向けた商品情報、企業情報を発信することが可能です。また、携帯サイトへのアクセスログを収集・分析することで消費者の動向を把握することができ、今後の企業・店舗の販売促進活動に活用することが可能です。一方、消費者は、携帯サイトへのアクセスが容易になることで、企業からの有益な情報を手軽に取得することができます。

「FPcodeサービス」のこれまでの活用事例

  • 岐阜県/岐阜市様「ITを活用したまちづくり」実証実験(平成18年9月~11月)観光パンフレットなどにFPcodeを使用し、音声ガイダンスによる観光施設の案内を実施
  • 徳島県/JA麻植郡様「ひまわり農産市」実証実験(平成19年11月~12月) 店内のパネルやチラシによる商品説明の写真にFPcodeを使用し、生産者情報などを発信
  • 岐阜県/岐阜放送様「GIFUすこやかヘルシーウォーク2007」(平成19年9月)ウォークラリーの参加証にFPcodeを使用し、通過ポイントでFPcodeを読み取ることで参加者の移動履歴を記録

「FPcodeサービス」の今後の展開

当社は、これまで消費者向け情報提供サービスとして「FPcodeサービス」の普及を目指してきました。

今後はそれに加えて、以下のような「FPcodeサービス」でモバイル・マーケティングやクロスメディア・プロモーションに活用できるビジネス・ソリューションを積極的に提供してまいります。

  • 在庫管理、物流管理、顧客管理といった業務系システムの情報活用
  • 販売チャネル評価、広告効果測定などビジネス評価ツールへの利用
  • 国内市場の多様化を意識した顧客・営業担当者向けの商品・サービス情報推薦システム など

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

関連リンク

注釈

  注1 「東京ユビキタス計画・銀座」:
ICT(情報通信技術)などの先端技術をまちづくりに活用し、日本の優れた技術を「銀座」から世界に発信することで、産業振興、観光振興を図るとともに、ユビキタス技術の確立、自律移動支援システムの実用化につなげることを目的として、東京都と国土交通省により平成18年度から実施。
  注2 銀座スタンプラリー:
「東京ユビキタス計画・銀座」に参加登録した店舗に設置されるFPcodeを読み取ることにより、スタンプを集めるウォーキングラリー。
  注3 銀ぶらNAVI:
当社のFPcodeASPサーバと、協力企業の地図ASPサーバおよびWebサーバとの連携による、銀座の街案内 サービス。

本件に関するお問い合わせ

メディア・エネルギー事業本部 メディアシステム事業部
電話:03-6424-6294(直通)
E-mail: contact-fpcode-gubus@cs.jp.fujitsu.com


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。