PRESS RELEASE (サービス)
2007-0209
2007年10月5日
富士通株式会社
富士通企業広告シリーズ TV-CM第1弾 『手のひら静脈認証』篇
2007年10月7日(日曜日)より全国でオンエア開始
当社は、「夢をかたちに」を企業スローガンに、さまざまな技術や商品・サービスをグローバルに提供しています。このたび、女優の松たか子さんを起用した企業広告をスタートし、社会や経済のインフラを支える、最先端技術、商品やサービスを広く紹介していきます。
松たか子さん出演の企業広告シリーズ第1弾として、当社が世界で初めて開発した非接触型『手のひら静脈認証』装置を紹介する、新TV-CM『手のひら静脈認証』篇(30秒)を、2007年10月7日(日曜日)から全国でオンエアを開始いたします。
写真=新TV-CM『手のひら静脈認証』篇(30秒)より | ||||
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本企業広告シリーズには、当社の技術や商品・サービスを身近に体感する生活者の代表として、松たか子さんを起用いたしました。男女を問わず、幅広い世代から支持される、松さんの明るく親しみやすいキャラクターを通して、多岐にわたる最先端技術で社会や経済のインフラを支え、「夢をかたちに」していく「富士通」を広く紹介していきます。
昨今、行政、金融、医療、教育機関などで、セキュリティの強化・整備が進められており、バイオメトリクス認証による本人確認が注目されています。当社が世界で初めて開発した非接触の『手のひら静脈認証』技術は、手のひらをセンサーにかざすだけでその人固有の静脈パターンを読み取り、かつ高精度で本人を確認することができるバイオメトリクス認証技術です。『手のひら静脈認証』はパターンが複雑で、体内にあるため盗まれにくく偽造が困難なため、多くのバイオメトリクス認証の中でもっとも精度の高い技術の一つとして、近年、国内だけでなく世界の幅広い分野で活用領域が拡大しています。本格化するユビキタス社会を支えるセキュリティの一つとして、また人々の暮らしをより快適なものとするツールの一つとして、大きな期待が寄せられています。
今回制作した、シリーズ第1弾TV-CM『手のひら静脈認証』篇では、すでに銀行のATMの本人確認や、マンション・オフィスのセキュリティ、学校・図書館などの本人情報管理で活用されている非接触型の『手のひら静脈認証』が、近い将来、実現するであろう便利で安心、安全な社会を描きました。舞台は、非接触型『手のひら静脈認証』が、今よりもさらに多岐にわたって活躍する、そう遠くない近未来です。等身大の生活者代表として登場する松たか子さんは、デザイン会社勤務のOLに扮し、銀行やスーパー、自宅マンションのエントランスなど、実際の日常生活の中で、その便利さを体感していきます。
CMでは、銀行のATMやスーパーのレジ、マンションのインターホンなどに内蔵された非接触型『手のひら静脈認証』技術を、消費者にわかりやすく、また身近なものとしてイメージしてもらえるよう、親しみやすいバトラー(執事)風の男性で擬人化しています。街なかの至る所で、片手を上げてスタンバイしている男性の手のひらに松さんが次々と手をかざし、買い物の決済をしたり、セキュリティを解除したりしていく様子を、明るく朗らかなタッチで描いています。これでレジでの支払い時、財布を探して慌てることもなければ、荷物と傘で両手がふさがった雨の中、わざわざバッグの中からマンションの鍵を取り出さなくてもOKです。セキュリティはもとより利便性も高まる「夢をかたちに」した近未来社会と、そこでの快適な暮らしを謳歌する松さんの姿を通じて、多くの人たちがより良い未来に思いを馳せる、ワクワクするような作品に仕上がりました。
近未来の、とある銀行のATMコーナー。順番待ちの列から、大きなバッグを抱え、財布とキャッシュカードを手に恐る恐るATMに近づいていく女性は、デザイン会社勤務のOLに扮する松たか子さん。ちょっと戸惑った彼女の視線の先にいたのは、バトラー風の男性。片手を上げてスタンバイしています。キャッシュカードをATMに差し込み、不安そうな顔で見上げると、男性が松さんに自分の手のひらに手をかざすよう促します。松さんがおっかなびっくり男性の手に自分の手をかざすと、“ピッ!”とATMが反応します。
続いて、とあるスーパー。松さんがお金を払おうと財布を取り出してレジのほうに目を向けると、銀行の時と同じ片手を上げた男性が、彼女に向かってアイコンタクト。「あ」と、ちょっとほっとしたような表情を見せる松さんは、また、男性の手に自分の手をかざすと、“ピッ!”とレジが反応します。
スーパーを出て、街なかを歩く松さん。「おや?」というように周りに目を奪われた松さん。オフィスビルや街角のクレープ屋さんなど、至るところにバトラー風の男性が立っていて、サラリーマン、子連れの主婦らが手をかざしている様子が見えます。手をかざすごとに聞こえる“ピッ!”の音。
夜、あいにくの雨の中、自宅マンションの前までたどり着いた松さん。荷物と傘を持った状態でバッグの中からカギを取り出そうとしますが、なかなか見つかりません。すると、ここにもやはり、バトラー風の男性が。片手を上げて、松さんを温かく迎えています。早くも見慣れた光景に思わず微笑む松さん。男性の手に自分の手をかざすと次の瞬間、背景とともに、男性の手が「手のひら静脈認証センサー」へと変わり、“ピッ!”と反応します。そう、男性は、ATMやレジ、エントランスなど、生活の身近なところに設置された非接触型『手のひら静脈認証』だったのでした。
「手のひらの静脈で確実にあなたを認証、これからは手のひらがあなたの鍵やお財布になります」というナレーションが挿入。手のひらの静脈パターンを模したアニメーション映像により、非接触型『手のひら静脈認証』の技術そのもの、さらにはその技術により、今後広がる可能性を説明していきます。
翌日、すっかり晴れ上がった清々しい朝のマンション前。バトラー風の男性に向かって、「いってきまーす」と手を振る、軽やかな足取りの松さん。いつも近くで暖かく松さんを見守る、バトラー風男性、“静脈認証機”くんは、満足そうな表情で松さんを送り出します。最後は富士通の企業スローガン「夢をかたちに」というメッセージで締め括ります。
PDF 新TV-CM『手のひら静脈認証』篇ストーリーボード (306KB)
撮影は9月下旬、神奈川県内のスタジオおよび都内のロケ地2ヶ所で行われました。松さんは当日、早朝6時に現場入り。街なかを歩くシーンの撮影後、すぐさま自宅マンション前のシーンを撮影するロケ地に移動して翌朝のシーンを収録。続いて、スタジオに移動して銀行、スーパーのシーンを撮り終えると、再び自宅マンション前のロケ地に戻って、夜の雨シーンの撮影をこなすという、目まぐるしいスケジュールとなりました。この日、すべてのカットが終了したのは夜中の12時過ぎ。18時間におよぶハードな撮影になりましたが、終始笑顔で周囲を気遣い、現場を盛り上げていた松さん。その高いプロ意識にはスタッフ一同、頭が下がる思いでした。
消費者の代表とも言うべき、等身大の女性を演じる松さんは、美大を卒業後、デザイン会社に勤めている個性的なOLという設定。大ぶりのバッグに顔まで突っ込みそうな勢いで財布や鍵を探したり、街なかを歩いている最中、遠くにいた『手のひら静脈認証』機役の男性を通りの反対側から身を乗り出すようにしてのぞき込んだりなど、ちょっぴり大げさかつコミカルな演技で、クリエイティブ業界で働く女性らしい好奇心旺盛な性格を表現していました。また、今回の設定に合わせて用意したエスニック風ファッションも必見。彼女のキュートな外見と役柄にベストマッチしていました。
手のひら静脈認証機を擬人化した“静脈認証機くん”を演じたのは、舞台を中心にドラマ、映画などで名脇役として活躍を続ける個性派俳優・松重豊さん。松さんとは蜷川幸雄監督演出「ハムレット」などで共演歴があることから、現場でも休憩中、和やかな雰囲気で談話したり、モニターチェックしながら真剣な表情で会話を交わしたりする姿が何度も見られました。ふだんはこわもてな役を演じる機会が多い松重さんですが、今回のCMでは、未だかつて、誰も演じたことのない「静脈認証機」役を好演。バトラー風の衣装と丸メガネがとてもお似合いで、誰もがどこかで会ったことのあるような親しみやすさと温かみのある男性というクリエーターのイメージを見事に体現していました。
撮影の合間、スタジオに用意した『手のひら静脈認証』のデモ機の前に集まり、さっそく手をかざしていた松さんと松重さん。最初に試した松重さんは、プライベートで『手のひら静脈認証』を内蔵した銀行ATMを利用しているらしく、慣れた仕草で手をかざすと、デモ機がすかさず反応。連動したパソコン画面上に静脈パターンが表示されました。続く松さん、2度、3度と手をかざして、初めて見る自分の手のひら静脈パターンに「へぇ~、こんな風になってるんだ~!」と驚きの声を上げ、画面上に釘付けとなっていました。
夜のシーンは、都内の閑静な住宅街のマンション前で撮影しました。設定が「雨の中」ということで、周りに雨降らし機を数台セット。本番では松さんが傘を差している辺りに、スタッフが数人がかりで水を放出し、「雨の中」を演出しました。この日最後のシーンということで、本番は夜12時近い時間に始まりましたが、松たか子さんのCM撮影ということで、現場の周りにはみるみる人だかりができ、多くの観衆に見守られながらの収録となりました。
松 たか子 (まつ たかこ)
生年月日 |
: | 1977年6月10日生(30才) |
出身地 |
: | 東京都 |
血液型 |
: | A型 |
身長 |
: | 165cm |
趣味 |
: | 映画、舞台鑑賞 |
特技 |
: | ピアノ |
松重 豊 (まつしげ ゆたか)
生年月日 |
: | 1963年1月19日生(44才) |
出身地 |
: | 福岡県 |
血液型 |
: | AB型 |
身長 |
: | 189cm |
特技 |
: | 釣り |
タイトル |
: | 『手のひら静脈認証』篇(30秒) |
出演 |
: | 松たか子、松重豊 |
撮影場所 |
: | 神奈川某スタジオ他 |
放送開始日 |
: | 2007年10月7日(日曜日) |
放送地域 |
: | 全国 |
広告代理店 | 電通 |
制作 | ディートライ |
クリエイティブ | 鈴木 芳久/酒井 朝子/長尾 千登勢/金箱 洋世/兒島 麻美 |
キャスティング | ギャンビット(松たか子)/ラパロ(松重豊) |
プロデューサー | 青木 仁史 |
制作 | 海野 道弘/青木 渚 |
演出 | 細野 ひで晃 |
撮影監督 | 小池 一好 |
美術 | 富田 麻友美 |
スタイリスト | 柚木 一樹 |
ヘアメイク | 中嶋 竜司/西口 比奈子 |
音楽 | メロディーパンチ |
出演 | 松たか子/松重豊 |
以上
[CMに関するお問い合わせ先]
富士通株式会社 マーケティング本部 宣伝部
電話: 03-6252-2249
お問い合わせフォーム
株式会社電通パブリックリレーションズ
電話: 03-5565-8410
FAX: 03-3546-2073
[手のひら静脈認証に関するお問い合わせ先]
富士通株式会社 ビジネスインキュベーション本部
電話: 03-6252-2286
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