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[ ご参考 ]

2007年7月25日
富士通株式会社

(本資料は、米国Fujitsu Computer Products of America, Inc.とCarolinas HealthCare Systemが発行したプレスリリースの抄訳です)

富士通が米国の最先端総合医療機関Carolinas HealthCare Systemに
手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を提供

~生体認証によるセキュアな患者登録・認証システムを実現~

Fujitsu Computer Products of America, Inc.は7月24日、総合医療機関Carolinas HealthCare System (以下、CHS)において富士通の手のひら静脈認証装置「PalmSecure(パームセキュア)」が採用されたことを発表しました。これにより、正確で効率的な患者の登録や、患者の本人特定と診療記録の適切な保管が可能になります。ノースカロライナ州およびサウスカロライナ州で最大、全米でも3番目の規模を有する公共総合医療機関であるCHSは、病院の全ての患者登録・認証システムに「PalmSecure」を導入していきます。


CHSは、ソフトウェア開発のパートナーであるHTシステム社と共に、「PalmSecure」の静脈データと既存の電子カルテシステムを繋ぐ重要なソフトウェアインターフェースを開発するとともに、小さなお子様の手にも適用できるハンドガイドを開発するなど、CHSの全ての患者にとって使い易い設計を行っています。


CHSは当初、登録・認証プロセスを迅速化できることに加え、使用上の抵抗感がなく、かつ、患者の診療記録およびプライバシーを安全に保護できるソリューションを探していました。他の生体認証の選択肢も十分に検討した上で、高い認証精度と患者が抵抗感なく利用できる「PalmSecure」を採用し、CHSの中でも主要な、CMC (Carolinas Medical Center)-Mercy、CMC-Pineville、CMC-Universityの3病院での試験導入をただちに開始しました。その試行期間に患者の登録手続きから受診までのプロセスを大幅に改善して、CHSの全ての病院に今回、「PalmSecure」が患者の認証管理を行う標準装置として採用されました。同装置の設置は2007年末までに完了する予定です。


CHSの情報サービス部門のディレクター、Jim Burke氏は次のように述べています。「さまざまな患者認証技術を検討した上で、非常に正確な認証を実現する手のひら静脈認証装置を選択しました。我々の技術検証結果が非常に良いだけでなく、実績の面でも申し分ありません。さらに、『PalmSecure』は特別な数値化により手のひら静脈を認識するため、実際の静脈パターンのイメージや写真を記録して使う訳ではありません。そのため個人情報の複製、盗用を抑えることができます。」


富士通の手のひら静脈認証装置「PalmSecure」は、近赤外線を利用して患者の手のひら静脈パターンをとらえ、信頼性が高く正確な認証を実現します。今回のCHSにおける患者登録・認証システムは、最先端の生体認証技術を利用した「PalmSecure」によりデジタル化した手のひら静脈情報と、患者の診療記録を結びつけます。富士通とCHSの技術が結合することで、個人情報の盗難や保険詐欺から患者を守るとともに、各患者に対する適切な治療がもたらされます。


Windows®OSを用いて64ビットプラットフォーム上で稼動する本システムは、最先端技術を使って迅速な登録プロセスを確実にします。2つのサーバ上に同一の情報を持たせることで、サーバがダウンした際も高い可用性が維持されます。また、「PalmSecure」がデジタル化した手のひら静脈情報は患者の電子カルテと直接結びつけられているため、自動的に患者の診療情報を呼び出すことができます。さらに、この技術は、CHSのグループ病院全体に拡張でき、複数の患者に関するさまざまなファイルを各患者ごとに1つのファイルにまとめることが可能です。これにより、正確かつ迅速な登録が可能になります。


Fujitsu Computer Products of America, Inc.のJoel Hagberg, Vice President, Marketing and Business Developmentは次のように述べています。「CHSは『PalmSecure』の採用という革新的な取り組みを行い、その目的を達成しました。富士通の『PalmSecure』と患者登録・認証システムを結合させた事で、CHSは患者の登録プロセスの簡素化と、患者の安全、プライバシーの確保を同時に実現したのです。ソリューションに対するビジョンと、それを実行に移す力を合わせ持つCHSは富士通のまさに理想的なパートナーです。」

CHSについて

CHSは、ノースカロライナ州およびサウスカロライナ州で最大、全米でも3番目の規模を有する公共の総合医療機関です。2州で合わせて20の病院を運営しており、約150ヵ所に700人を超える医師を配置しています。他にも、介護施設、外来手術センター、在宅医療サービス、放射線治療施設、理学療法施設の運営も行っており、現在、計4500床を有し、従業員は29,000人にのぼります。


商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

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広報IR室
電話: 03-6252-2174(直通)


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