PRESS RELEASE
2007年2月8日
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
株式会社ルネサス テクノロジ
富士通株式会社
三菱電機株式会社
シャープ株式会社
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(代表取締役社長:中村 維夫、以下ドコモ)、株式会社ルネサス テクノロジ(会長&CEO:伊藤 達、以下ルネサス)、富士通株式会社(代表取締役社長:黒川 博昭、以下富士通)、三菱電機株式会社(執行役社長:下村節宏、以下三菱電機)、シャープ株式会社(代表取締役社長:町田 勝彦、以下シャープ)、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社(代表取締役社長:久保田幸雄、以下ソニー・エリクソン )の6社は、HSDPA(注1)/W-CDMA(3G)とGSM/GPRS/EDGE(2G)に対応したデュアルモード端末向け携帯電話プラットフォーム(注2)を2008年度第2四半期(7月-9月)を目処に共同開発します。
本プラットフォームでは、HSDPA cat.8(注1)に対応し、通信速度を高速化すると共に、より高速なプロセッサーを搭載することで、画像処理、オーディオ処理アクセラレーター機能を強化しており、携帯電話の更なる高機能化を実現します。
これまでにドコモとルネサスは、“W-CDMA方式とGSM/GPRS方式対応のデュアルモード通信端末向けワンチップLSI”「SH-Mobile G1」を開発し、また、ドコモ、ルネサス、富士通、 三菱電機、シャープの5社は「SH-Mobile G2」と基本ソフトウェア群を一体化した携帯電話プラットフォームを、2007年秋からの携帯電話への採用に向けて共同で開発中です。
今回、ソニー・エリクソンを加えた6社で共同開発する本プラットフォームは、5社で開発中のプラットフォームの後継として、機能を強化したワンチップLSI「SH-Mobile G3」と、オーディオ・電源LSI、RF LSIなどの推奨周辺チップセットLSIを含むリファレンスデザインを共同開発し、基本ソフトウェアとして、シンビアンOS™を搭載、ミドルウェア・ドライバなどの基本ソフトウェア群を一体化しています。
本プラットフォームの開発により、富士通、三菱電機、シャープ、ソニー・エリクソンの携帯電話メーカーは、基本システムとなる本プラットフォームを活用することで、携帯電話の基本機能の独自開発が不要となり、開発期間短縮、開発コスト低減が可能になります。これに伴い、携帯電話メーカーは携帯電話端末の差異化/特徴付けへの注力、また端末の機種展開開発が可能になります。
また、本プラットフォームは、日本国内のみならず、全世界のW-CDMA市場にルネサスから提供予定であり、本プラットフォームの利用拡大により、更なるコスト低減も期待できます。
ルネサス テクノロジのシステムソリューション第二事業部 副事業部長 川崎 郁也は次のように述べています。
「今回、『SH-Mobile G3』をコアとした携帯プラットフォームを6社で共同開発することになり、大変嬉しく思います。全世界のW-CDMA市場に対して積極的に展開してまいります。」
また、今回標準搭載するOSの提供元であるシンビアン株式会社の代表取締役社長 久 晴彦氏は次のように述べています。「シンビアンは『SH-Mobile G3』をコアとした携帯プラットフォームが、高機能かつ低価格な3G端末開発およびその期間短縮に寄与することを歓迎いたします。」
以上
* 「FOMA/フォーマ」はドコモの登録商標です。
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