PRESS RELEASE (サービス)
2007-0035
2007年2月20日
富士通株式会社
~内部統制に対応した「LCMサービス」の提供とサービス体制の強化~
当社は、アウトソーシング事業強化の一環として、お客様先にあるIT機器の運用ライフサイクルをトータルにサポートするオンサイトアウトソーシング(「LCMサービス」(注1))事業を強化します。
これまでの約3,000社における「LCMサービス」稼動実績をもとに、サービス内容の可視化・標準化、サービス体制・基盤の強化、サービスメニューの整備・拡充を行います。
これにより、当社は高品質なサービスを迅速に提供することができます。また、お客様の運用コストを削減するとともに、内部統制対応など運用負荷を軽減します。
現在、多くの企業では業務のIT化が急速に進展したために、サーバやパソコンなどIT機器が増加し、システム構成は複雑化しています。一方で、セキュリティ対策の強化や内部統制対応など、情報システム部門の運用負荷は年々増加しています。
このような背景を踏まえ、当社はアウトソーシングビジネス強化の一環として、お客様先におけるIT機器の運用サービス「LCMサービス」を強化いたします。
具体的には以下の3点を強化します。
これら3点の施策により、より高品質なサービスを、より短納期で提供することができ、お客様は、運用効率の向上、コスト削減、コア業務への集中、内部統制対応が可能になります。
今回の事業強化により、「LCMサービス」全体で2008年度には1,560億円の売上を目標としています。
当社は、今後とも「LCMサービス」を通じて、「フィールド・イノベーション」を加速し、お客様の企業競争力向上に貢献してまいります。
お客様が日々運用している内容を可視化・標準化する「運用設計サービス」を新たに提供し、お客様による内部統制対応を実現します。加えて、当社が提供するサービスもこれまでの稼動実績をもとに、サービス仕様や運用フロー、サービスレベルを標準化し、文書化します。これにより、サービスの透明性が増し、均一かつ高品質なサービスを迅速に提供することができます。また、文書化することで運用プロセスが可視化され、当社に運用作業をアウトソーシングいただいても内部統制対応が可能になります。
従来、製品保守を担当している「CE」を、トラブル切り分けやパッチ適用、ログ採取など、運用サービスを実施する「オンサイト運用技術者」およびサービスの全体管理を行う「サービスマネージャー」として育成します。
「オンサイト運用技術者」は2006年度1,800名から2008年度2,500名に、「サービスマネージャー」は2006年度225名から2008年度485名に増強する予定です。
「LCMサービス」を提供する基盤として、「富士通LCMサービスセンター」を全国8ヶ所(北海道、東北、関越、東京、中部、関西、中国、九州)に新設します。このセンターにおいて、お客様システムの24時間365日リモート監視、システムトラブル時の問題解決支援、エンドユーザー向けのヘルプデスク・サービスなどを実施します。これにより、高品質で安定したサービスを提供することができます。
インシデント情報、稼動情報、IT資産情報などの運用情報を一元管理するサービス基盤を整備し、サービス品質向上のための情報共有を促進します。また、お客様に運用情報の一部(インシデント履歴情報、IT資産情報など)を提供します。
これまでの実績、ノウハウを集約し、「LCMサービス総合メニュー」としてメニューを整備します。従来の、企画から導入、運用、撤去までのライフサイクルをトータルに提供する「サーバ-LCMサービス」「PC-LCMサービス」に加え、新たに各フェーズ別に標準化した「フェーズ別メニュー」を加えます。これにより、サービス提供範囲を拡大し、あらゆるお客様に均一なサービスを提供します。
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以上
電話: 03-6424-6257(直通)
E-mail: netapl-reply@ns.fujitsu.com
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