世界最小の設置面積を誇るコンパクトサーバ
「PRIMERGY TX120」販売開始

～静音性や省エネ性でも世界最高水準のPCサーバ～

当社は、世界最小の設置面積、世界最高水準の静音性および低消費電力を実現する、コンパクトサーバ「PRIMERGY（プライマジー） TX120」の販売活動を本日より開始します。

「PRIMERGY TX120」は、2.5インチSAS^(注1)ハードディスクの採用やリモートサービス機能の標準搭載などにより、サーバとしての堅牢性を確保しつつも、スリムタワー型のデスクトップパソコン本体と同等の、世界最小の設置面積（395平方センチメートル、^(注2)）を実現するPCサーバです。

本製品は、当社の従来の静音サーバでも採用しているヒートパイプ冷却方式^(注3)や、サーバ内部の温度に応じ筐体冷却ファンの回転数を制御する機能に加えて、CPUや筐体冷却ファンを冷却効率の高い直線型配置とするストレートクーリング方式を新たに採用しています。これらにより、32デシベル以下（以下、デシベルはdBと表記、^(注4)）という世界最高水準の静音性を実現します。また、最新の低消費電力CPUである、デュアルコアインテル^® Xeon^® プロセッサー 3070（2.66GHz）/3040（1.86GHz）、2.5インチSASハードディスクの搭載により、サーバ1台あたりの消費電力は最大構成時でも175ワットであり、TCOの削減にも寄与します。

これらの省スペース性および静音性により、本製品は、オフィス内部への設置も可能であり、SOHOや個人事務所の業務サーバや、小売業の店舗サーバなど、幅広い分野への適用が可能です。

新製品投入の背景

コンパクトサーバ
「PRIMERGY TX120」

昨今、SOHOや流通業界の店舗などでは、サーバの設置場所として、必ずしもサーバルームだけではなく、オフィス内に設置したいというニーズが増えています。

オフィス内での設置にあたっては、省スペースであるだけでなく、サーバ内部のファンの回転などによる騒音を最小限におさえた快適な環境の提供が必要です。また、ビジネスの継続性を支えるサーバとして、24時間365日の稼働を実現する、堅牢性の確保は必須です。当社は、これらのニーズにお応えするべく、コンパクトサーバ「PRIMERGY TX120」を開発しました。

新製品の特長

世界最小の設置面積
ヒートパイプの小型化や2.5インチハードディスクの採用により、現行の1WAYモデル「PRIMERGY TX150 S5」と比較し、設置面積を3分の1に、容積を4分の1にまで削減し、大幅な省スペース化を実現しました。本サーバの設置面積は世界最小の395平方センチメートルです。

また、コンパクトであることに加え、冷却方式としてヒートパイプ冷却方式を採用しているため、縦置きだけでなく横置きも可能です。
世界最高水準の静かさを実現する冷却技術
冷却効果を高めるため、新たにストレートクーリング方式を採用。筐体内部のエアフローを前面から背面に効率よく抜けるようにした上でCPUなどの熱源をこのエアフロー上に一直線に配置するとともに、最大の熱源であるCPUを効率よく冷却できるようCPUの前後に小型冷却ファンを2個配置（プッシュ－プル方式ファン冷却）しました。

また、従来の静音サーバでも採用しているヒートパイプ冷却方式や、サーバ内部の温度を検知し、筐体冷却ファンの回転数を制御する機能を最適に改良することで、空冷でありながら32dB以下という静音性を実現しています。32dB以下とは、一般にささやき声程度の音と言われています。
世界最高水準の低消費電力
低消費電力CPU（デュアルコアインテル^® Xeon^® プロセッサー 3070（2.66GHz）/3040（1.86GHz）や2.5インチSASハードディスクの採用により、最大消費電力を175ワットにまで削減しました。他社同等品と比較し、世界最高水準の省エネサーバです。
コンパクトでも24時間365日の稼働を実現する高機能、高信頼性
ハードディスクには、信頼性の高い、2.5インチSASハードディスクを採用し、かつRAID1機能付きSASコントローラーを装備しているため、標準でRAID1のアレイ構成が可能です。

また、リモートサービス機能を標準搭載することにより、Webブラウザでのサーバの再起動、電源のON・OFF、BIOSの設定が可能で、遠隔地からのサーバ管理が容易に行えます。これらのRAS^(注5)機能の搭載により、サーバとしての堅牢性を確保しており、サーバに求められる24時間365日の稼働を実現します。
盗難防止対策
盗難防止のため、フロントカバーのキーロックに加え、盗難防止用ロック取り付け穴を装備。盗難防止用ロック取り付け穴にセキュリティワイヤーを取り付けることで、サーバ自体の固定に加え、側面カバーも同時にロックすることができます。

販売価格、および出荷時期

最小構成タイプの価格です。

製品名（仕様）	希望小売価格 (税別)	出荷時期
PRIMERGY TX120 （デュアルコアインテル^® Xeon^® プロセッサー 3040(1.86GHz)×1、メモリ：512MB、ディスクレス）	18万9千円より	2007年2月中旬より

販売目標

「PRIMERGY TX120」の販売目標台数を、3年間で3万台と計画。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

添付資料

PDF 新製品仕様一覧 (75KB)
PDF PRIMERGYラインナップ (471KB)

以上

注釈

注1 SAS:: Serial Attached SCSIの略。SCSI（コンピュータとハードディスクなどを接続するためのインターフェース）が論理的に発展したシリアル方式のSCSI規格。
注2 世界最小の設置面積:: 2006年12月20日現在、当社調べ。
注3 ヒートパイプ冷却方式:: 管内に毛細管構造を持つ金属製パイプを用い、一端をCPUへ、他端をラジエターなどに接続し、金属パイプ内の少量の液体（純水）の気化熱により効率よく熱を伝導するしくみ。
注4 32デシベル以下:: 稼働時の値。アイドル時は28dB。いずれも測定条件はISO7779に準拠。
注5 RAS:: Reliability、Availability、Serviceabilityの頭文字を取ったもので、信頼性、可用性、保守性を指す。

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン

電話: 0120-933-200
［受付時間：午前9時～午後5時30分、土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く］

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