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PRESS RELEASE (サービス)

2006-0115
2006年7月11日
富士通株式会社

無床診療所向け電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-CX」新発売

~地域の医療機関との連携、患者との円滑なコミュニケーションも可能に~

当社はこのほど、無床診療所向け電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-CX(ホープ イージーメイン シーエックス)」を開発し、本日より販売活動を開始します。

本製品は、国内でトップシェア(注1)の導入実績を誇る当社の電子カルテシステム構築で培ったノウハウを活かし、シンプルで親しみやすい画面デザインと使いやすい豊富な機能を搭載しています。院内の診療情報のIT化はもちろんのこと、地域の医療機関との情報連携を可能とするとともに、患者やその家族へのビジュアルなインフォームドコンセントなど、スムーズなコミュニケーションを支援します。


「HOPE/EGMAIN-CX」
拡大イメージ

「IT新改革戦略」をはじめとする政府施策などを受け、医療機関のIT化が急速に進むなか、電子カルテも広く普及しつつあります。また、地域に根ざしたかかりつけ医としての役割を担う診療所において、電子カルテは診療録の電子化のみならず、他の医療機関との情報共有、患者やその家族へのインフォームドコンセントのツールとしての期待も高くなってきました。


上記を踏まえ、当社は、今般、無床診療所向け電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-CX」を新たに提供します。本製品は、国内でトップシェアの導入実績を誇る当社の電子カルテシステムとの連携機能(注2)を搭載しており、地域の中核病院との診療情報の共有が可能になり、病診連携(注3)といった地域医療機関とのシームレスな情報共有を支援します。さらに今後、地域連携の推進に重要な役割を担う電子カルテシステムの規格標準化にも、積極的に対応していきます。

また、患者やその家族などにインフォームドコンセントを実施する際、検査結果グラフやX線写真などの画像を活用することでスムーズなコミュニケーションが可能になります。さらに、診療情報や検査結果、投薬情報などの長期間にわたる経過記録を患者に提供する機能を搭載しており、暗号化などセキュリティに配慮した環境のもと、患者が自宅でカルテを参照することが可能です。

加えて、診療所から大学病院まで、数多くの電子カルテシステムの構築経験で培った当社のノウハウをもとに、シンプルで洗練された画面デザインを実現するとともに、豊富な機能を簡単に使えるように診察内容ごとのテンプレート(注4)などのさまざまな入力補助画面を搭載しています。


なお、本製品は7月12日(水曜日)から14日(金曜日)まで、東京ビッグサイトにて開催される「国際モダンホスピタルショウ2006」に出展する予定です。

販売価格、および出荷時期

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
HOPE/EGMAIN-CX 380万円より(注) 8月末より

(注)パソコン2台(電子カルテシステム1台、医療事務システム1台)で導入いただく最小構成の費用で、ハードウェア、ソフトウェア(ミドルウェア含む)、アプリケーションパッケージおよび、操作指導の費用を含みます。

販売目標

今後3年間で3,000システム

本製品の特長

  1. 病診連携など地域医療機関との連携が可能に

    国内のトップシェアの導入実績を誇る当社の病院向け電子カルテシステムとの連携機能を搭載しています。これにより、地域の中核病院との紹介状連携など、診療情報の共有をより容易に推進することが可能になります。さらに、診療所から中核病院の検査予約を行うなど、将来のよりシームレスな地域連携に備えた機能も搭載しています。


  2. 患者とのスムーズなコミュニケーションを実現

    検査結果グラフやX線写真などの画像を患者やその家族に示しながら、ビジュアルなインフォームドコンセントを行うことができます。さらに、診療情報や検査結果、投薬情報などの長期間の経過記録を患者に提供する機能を搭載しており、暗号化などセキュリティに配慮した環境のもと、患者自身が自宅でカルテを参照することが可能です。


  3. シンプルで簡単、使いやすい操作環境を実現

    診察内容ごとのテンプレートや伝票などの豊富な入力補助画面により、電子カルテへの入力が簡単にできます。利用者ごとに自由に設定できるメニューボタンとツールバーで使いやすい操作環境の設定や、ドラッグ&ドロップを中心とした直感的なマウス操作での入力が可能です。

    また、患者の家族や適用保険などの患者情報や過去の診療情報、処方や検査などのオーダー情報などを画面の左側に集約し、一覧性を高めました。これにより、画面左側で必要な情報を適宜参照しながら、画面右側でカルテに入力することができます。


  4. お客様独自の入力補助画面を簡単に作成可能

    テンプレートや伝票などの入力補助画面を、簡単に作成できるツールを搭載しています。これにより、お客様自身が必要に応じて、自由に入力補助画面を作成したり、変更することが可能です。

動作環境

  [スタンドアロン / ピアツーピア]
FMVシリーズ
Microsoft® Windows® XP Professional
  [クライアントサーバ型]
サーバ機: PRIMERGYシリーズ、FMVシリーズ
Microsoft® Windows® Server 2003
クライアント機: FMVシリーズ
Microsoft® Windows® XP Professional

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上

注釈

  注1 国内でトップシェア:
月刊「新医療」2005年7月号調べ 導入シェア38.5%(182施設)
  注2 連携機能:
中核病院と連携を行う場合は、別途、中核病院に地域連携用のシステムが必要です。
  注3 病診連携:
地域医療において、中核となる病院と地域内の診療所が行う連携のこと。
  注4 テンプレート:
初診問診、感冒、身体所見などの入力補助画面。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

ヘルスケアソリューション事業本部 医療システム統括営業部 パートナービジネス推進部

電話: 03-6252-2573(直通)
E-mail: medical@ssg.fujitsu.com


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